クロアチアを代表する人気観光地のプリトヴィッツェ湖群国立公園。

ドブロブニクの「城壁」や「ケーブルカー」など、クロアチア各地の人気観光スポットが年々少しずつ値上げをするなか、プリトヴィッツェ湖群国立公園の入園料はここ数年、ずっと値段が変わらなかったのですが、来月（2018年4月）からググっと値上げされることになりました。

11月から3月までのオフシーズン期間はこれまでと同じく大人55クーナ（約990円）ですが、4月～6月＆9月～10月は110クーナ（約1980円）だった料金が150クーナ（2700円）に。トップシーズンの7月・8月は180クーナ（約3240円）から250クーナ（4500円）へと、一気に入園料が高くなります！！

トップシーズンに一気に4割近い値上げをするなんて、驚愕です・・・！

「一生に一度は行ってみたい絶景」と称えられるプリトヴィッツェ湖群国立公園。筆者もこれまで何度も足を運びましたが、何度訪れても飽きない美しいプリトヴィッツェは、クロアチアを訪れるみなさんにぜひともご覧頂きたい景色です。

なので「値段が高いから・・・」と決して入園料のみを理由に諦めてほしくはありませんが、それでもやはり「高いなぁ・・・」というのが本音です💦

プリトヴィッツェ湖群国立公園　入場料まとめ

夏、大混雑するプリトヴィッツェ

次に旧・新のプリトヴィッツェ湖群国立公園・入園料をまとめてお伝えします。

【プリトヴィッツェ湖群国立公園　これまでの旧入園料】

11月～3月：　大人：55クーナ（子供　7歳から：35クーナ）
4月～6月、9月～10月：　大人：110クーナ（子供：55クーナ）
7月、8月：　大人：180クーナ（子供：80クーナ）

【プリトヴィッツェ湖群国立公園　2018年4月からの新入園料】　

11月～3月：　大人：55クーナ（子供：35クーナ）
4月～6月、9月～10月：　大人：150クーナ（子供：80クーナ）
7月、8月　※開園から16時までの入園の場合：　大人：250クーナ（子供：110クーナ）
7月、8月　※16時以降の入園の場合：　大人：150クーナ（子供：50クーナ）

上記のように、今回の料金改定に伴い、7月・8月は16時以降に入園すると割引されるシステムになっています。

「16時以降の入園料を安くすることにより、午前中に来園者が集中することを防ごう」という思惑があるのだと思いますが・・・果たして効果はあるのでしょうか・・・。

「せっかくプリトヴィッツェに行くなら、やっぱり午前中からたっぷり楽しまなきゃ！太陽の光が強い時間帯に湖を見ないと意味がない（太陽の光が弱いと、眩しいばかりのブルーやエメラルドグリーンの色はでないため）。“どうせ値段を釣り上げても、観光客は変らずたくさん来るだろう”って、観光客の足元をみた値上げだ！」なんて非難する声も一部上がっているようです。

「1日に1万人ってことは・・・単純計算で250クーナ×10000人・・・1日で25,000,000クーナ（4500万円）！！！？？どんだけ稼ぐんだ！！」と驚愕する声も(笑)

値上げの思惑の真相はどうであれ、筆者も「せっかくプリトヴィッツェに行くなら、やっぱり午前中からたっぷり楽しまなきゃ！」という点には大賛成です。7月・8月は日が長いため、プリトヴィッツェ公園も20時頃まで開園していますが、やはり真昼間、太陽が高い時間帯に見る湖と、夕暮れ時の湖では、色が全く異なります。

ちなみに、夏のトップシーズンは毎日1万人以上もの観光客が押し寄せるプリトヴィッツェ。ここ数年、毎年のように「ユネスコ遺産にも登録されている自然を守るためにも、トップシーズンは1日の入場者数の上限を設ける」なんて話は出ているのですが、現時点では入場制限はまだしない予定とのことです。

トップシーズンはチケットの購入だけのために1時間近く並ぶこともあるため、毎年多くの個人旅行者の方から「ネットで入園チケットを事前に買えたらいいのに」という声が上がっていますが、こちらも現時点では「ネットでの事前予約の受付予定もなし」とのこと。

入場料を4割近くも値上げするのだから、せめてその分、自然保全のため、よりスムーズな園内のオペレーションのために売上金を使ってほしいなぁ、と思います。

今後、また何か動きがあったら、当サイトにてみなさんに情報をシェアしますね！

（2018年3月22日　小坂井真美）※当記事内では、1クーナ＝18円にて計算しています

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