ボスニア・ヘルツェゴヴィナの通貨は?
ボスニア・ヘルツェゴビナの通貨は“兌換マルク(だかんマルク)”。
“コンヴェルティビルナ・マルカ(Konvertibilna Marka)”とも呼ばれ、KMと省略されます。(現地では「マラカ」と発音します)補助通貨単位はフェニング(fening)。
1マルク=100フェニングです。紙幣の種類は10,20,50,100,200マルカ。硬貨は1,2,5マルカと5,10,20,50フェニングが存在します。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナでは、もちろん基本的にはマルクでの支払いとなりますが、モスタルやサラエボなどの観光地ではユーロが使えるお土産屋さんやレストランがほとんどです。
クロアチアなどからの日帰り旅行程度であれば、基本的に(もちろん訪ねるレストランやお土産屋さんにもよりますが)マルクへの両替を一切せずに、とクレジットカードで乗り切ることが可能です。
ただし、ユーロで買い物をする時は、おつりをもらう際は必ず硬貨をチェックして!
お釣りにユーロよりも価値が低いマルク硬貨が混ぜられている(お釣りをごまかされる)ことが稀にあるのでご注意ください。
両替はどうする?
兌換マルクへの両替方法として、おすすめなのはクレジットカードの海外キャッシング機能を利用してATMでクーナを引き出すという方法。
「ボスニアではこのくらい現金を使う」と事前に決めておいて一気に引き出せば、手数料をかなり安く済ませることができます。
(※ただし、ATMによりレートが異なるので、引き出す前に必ずレートを確認しましょう)。モスタルやサラエボなど、観光地にはATM機もたくさん見かけるので、探すのにあまり苦労することはありません。
観光地ではクレジットカード(VISAやMasterCard)が使えるお店もありますが、クロアチアなどと比べると普及率はまだまだ・・・。なかには「支払いは現金のみ可能」というところもあるので、やはりある程度現金を用意することをおすすめします。
「キャッシング機能の利用は避けたい」という方は、現金からの両替となりますが、基本的に日本円から兌換マルクへの両替はできないのでユーロを事前にご用意の上、現地の両替所などで両替してください。
ちなみに、トラベラーズチェックは使えないところがほとんどなので、おすすめしません。
兌換マルク紙幣があまったら、ボスニアを出国する前にユーロに両替しておくことをおすすめします(日本に帰ってからだと円や他の通貨に両替できません・・・!)。
最後に、繰り返しますがクロアチアなどからの日帰り旅行程度であれば、基本的に(もちろん訪ねるレストランやお土産屋さんにもよりますが)マルクへの両替を一切せずに、ユーロとクレジットカードで乗り切ることが可能です。
以上のように、筆者のおすすめは「日本でユーロに両替した現金をある程度持ち合わせておく。クレジットカードで払えるものはカード払い。現金が必要ならユーロで。どうしても兌換マルクが現金で必要ならATMで引き出す。少額またはATMを使いたくない(使えない)ならユーロを兌換マルクに両替して使う」という方法です。
以上、みなさんの旅のヒントになれば幸いです。
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