【体験レポート】コルチュラ島&ペリェシャッツ半島ワイナリー巡りへ行ってきました♬

コルチュラ島

 

こんにちは!

 

先日、ドブロブニクから日帰りでコルチュラ島とペリェシャッツ半島のワイナリー巡りへ行ってきました!

 

コルチュラ島

 

ところで、冒頭早々、話が逸れてしまいますが、早いもので、当サイト(クロたび)をOPENして2年ちょっと・・・。

 

当サイトをご覧くださる皆様から「何か良い現地発のツアー、安心してお願いできる現地の旅行会社を知っていますか?」というようなご相談をたくさん頂戴するようになったのをきっかけに、「より自由で楽しい旅のご提案ができるように・・・」という願いから、クロアチア各地の様々な旅行会社のツアー専用車サービスのご紹介を行ってきました。

 

コルチュラ島

 

観光立国のクロアチア。旅行会社やハイヤー会社、ガイドさんは星の数ほど存在するため「本当に良いパートナー」を探すのは、なかなか苦労します💦

 

ですが、クロたびを読んでくださるみなさんに「おすすめ」として紹介するからには「安心してみなさんの旅を任せることができる良い会社、素敵なドライバーさんやガイドさんとのご縁をおつなぎしたい」という想いを胸にこのサイトを運営してきました。

 

コルチュラ島

 

そのため、当サイトで「おすすめ」として紹介しているものはすべて、その会社のオーナーさんをはじめ、スタッフさん、ガイドさん、ドライバーさんなど、みなさんそれぞれに直接お会いして「サービス、商品」はもちろんですが、何より「このオーナーさんやスタッフさん(ガイドさんや店員さん)、素敵だな!」と感じたものばかり。

 

ただ単なる観光情報サイトではなく「現地の素敵な人々と、みなさんを繋ぐような場でありたい」という願いも込めて、日々サイトを作り上げています。

 

前置きが長くなってしまいましたが、先日、久しぶりに新たに当サイトに「おすすめツアー」として加えたい、楽しいツアーをアレンジしてくれる素敵な旅行会社のオーナーさんに出逢いました!

 

マルコさん

 

Dream Travelというクロアチア現地の旅行会社のオーナーさんで、名前はマルコ(Marko)さん。

 

当サイトのことを見つけてくれたマルコさんからご連絡を頂いたのですが「日本人観光客の方のためのツアーのアレンジに興味があります。ペリェシャッツ半島やコルチュラ島のツアーをアレンジできます」とのことなので、ドブロブニクからの日帰りツアーを実体験してきました。

 

今回体験させていただいたのは、次のふたつのツアー :

 

1.【ドブロブニク発】ストン&ペリェシャツ半島ワイナリー巡り 日帰りツアー

 

(ペリェシャツ半島(Pelješac)の3軒の素敵なワイナリーと、「ヨーロッパの万里の長城」がある町としても知られるストンを訪れます。※下でご紹介するI、Ⅱ、Ⅲ、Ⅴを訪れます

 

2.【ドブロブニク発】コルチュラ島 日帰りプライベートツアー

 

(コルチュラ島の他にも、ストンワイナリーにも立ち寄ります※下でご紹介するI、Ⅱ、IV を訪れます

 

 

まずはじめに、みなさんに誤解がないようにお伝えしないといけないといけない点があります。

 

今回はクロたびスタッフのスケジュールの都合で、本来なら2日間にわけるべきふたつのツアー内容を、ぎゅぎゅぎゅっと詰め込んで1日で案内してもらいました。

 

コルチュラ島

 

「みなさんにおすすめするツアーの内容(どんな場所、どんなルート、どんなワイナリーでみなさまをご案内するのか等々)をしっかりと把握しておきたい。でも2日にわけて体験する時間はない・・・」という、クロたびスタッフのわがままを叶えるため、あくまでもクロたびスタッフの視察のために内容を詰め込んでくれたのです。

 

みなさまのためにツアーを催行する際は、上記ふたつのツアーを1日でこなすアレンジは行っておりませんのでご留意ください(各スポットでゆっくりと楽しめる時間がなく、ツアーとしておすすめできないためです)。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからツアーの内容を詳しくレポートしてゆきますね!

 

イヴァナさん

 

朝、ドブロブニクの某ホテルに集合。

 

マルコさんの他にも、(マルコさんの)ビジネスパートナーの二コラさんやイヴァナさんたち(※)と一緒に、みんなでワイワイ楽しく、マルコさんの運転でドブロブニクを出発しました。(※女性はおふたりともイヴァナさんというお名前です!)

 

ドブロブニクから車で約1時間。まずは「ストン」に到着しました!

 

I.「ヨーロッパの万里の長城」の町ストン

ストンの城壁

 

牡蠣の養殖や、昔ながらの製法で塩づくりが行われている町として有名なストン。

 

クロアチア人たちが「ヨーロッパの万里の長城」と自慢する、長~い城壁がある町としても知られています。

 

ストンの街並み

 

筆者も今まで、何度かストンには足を運んだことがありますが、いつも何か仕事や用事のついでに立ち寄るばかりで、じっくりと街の様子を楽しみながら歩いたことがありませんでした。

 

ストンの街中

 

まだ観光シーズンピーク前の5月、しかもこの日はくもり空・・・というお天気のせいもあったのかもしれませんが、賑やかなドブロブニクとは一転。

 

静かでゆったりとした時間が流れていました。

 

ストンの街並み

 

この日、私たちは先を急ぐので、コーヒーを飲んで小休止をしただけでしたが、「ストン&ペリェシャツ半島ワイナリー巡りツアー」では、ストンでの滞在時間をたっぷり1時間~2時間設けてもらうことができるので、城壁散策なども楽しむことができます!

 

ただし「城壁はかなり階段も多いので、体力が必要です。それから歩きやすい靴も!」とガイドのイヴァナさん。ですが、このツアー(ストン&ペリェシャツ半島ワイナリー巡り)でせっかくストンへお越しになるからには、ぜひ一部だけでも散策してみてくださいね。

 

また「なかには『せっかくストンを訪れるのだから、ストンで牡蠣など、ランチを楽しみたい!』という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、少し早いお昼ご飯をストンでお召し上がりいただいても、もちろん結構です」とマルコさん。

 

ただし、もうひとつの「コルチュラ島 ツアー」では、コルチュラ島での滞在時間を優先させるため、ストンでは約半時間程度の滞在となるので、コルチュラ島ツアーでストンを訪れる方は、簡単な町散策、あるいはコーヒーブレイク程度となります。

 

Ⅱ. ジェリコおじいちゃんのワイナリー

ジェリコさん

 

ストンから約5㎞、ペリェシャッツ半島の付け根に位置するワイナリーLedinić Željko(レデニッチ・ジェリコ)立ち寄りました。(※レデニッチ・ジェリコには「ストン&ペリェシャツ半島ワイナリー巡りツアー」「コルチュラ島ツアー」共に立ち寄ります)

 

「お待ちしていましたよ!」と笑顔で迎えてくれたのは、ワイン造りに情熱を注ぐジェリコさん。「レデニッチ・ジェリコ」というワイナリーの名前は、ジェリコさんのお名前です。

 

「クロアチア・ワインの名産地」として知られるペリェシャッツ半島ですが、特に最高級の赤ワインの産地であり、一帯にはプラヴァッツ・マリという赤ぶどうの品種がたくさん植えられています。

 

ジェリコさんのぶどう畑

 

ジェリコさんのぶどう畑に植わっているのは、すべてプラヴァッツ・マリ!(ジェリコさんのぶどう畑の広さは2ヘクタールだそうです!)

 

ジェリコさんが育てるプラヴァッツ・マリは、すべて最高級(Vrhunsko Vino)の赤ワインとなり、クロアチア国内外のワイン通を唸らせます。

 

金賞も獲得したジェリコさんのワイン

 

「私の家族は200年近くもの間、ワイン造りに携わっているのですよ。私はこの仕事、ワイン造りが大好きです!」と目をキラキラ輝かせてお話してくれるジェリコさん。

 

本当にワイン造りを心から愛しているのだなぁ、という熱い想いと、ジェリコさんのお人柄がひしひしと伝わってきました。

 

ジェリコさんご自慢のワインたち

 

ジェリコさんが造るワインのなかでも、特にご自慢なのが上の3種類。

 

すべてテイスティングさせていただきましたが、筆者は特に上の写真の真ん中の「SELEKCIJA」が気に入りました!

 

実は筆者はお酒がめっぽう弱く、ワインもあまりたくさん飲めないのですが、ジェリコさんの「SELEKCIJA」はフルーティーでとても軽く、飲みやすかったです!(筆者がワインの味を語るなんて100万年早いですが、今回のツアーでいろいろ試飲させていただいた中で、筆者が一番おいしいと感じたワインでした!)

 

 

PRESTIGE」はフルボディで、力強い味。

 

「お酒、ワインが大好き!」という二コラさんは、このワインがお気に入りの様子でした。

 

 

もちろん、気に入ったものがあれば、買って帰ることも可能。

 

1本50~150クーナ(900円~2700円)程度で最高級ワインを購入できるのだから、とってもお得です!

 

ジェリコさんのワインは、クロアチア国内でも購入できるお店や、楽しめるレストランがかなり限られているのだそう。

 

一部のザグレブやドブロブニクの高級レストランで楽しめる所があるそうですが、レストランで飲むと、なんと1本500~600クーナ(9000~10800円)もの値段がつけられているのだとか・・・!

 

 

そんな話を聞いたら、ますます「気に入ったら絶対に買うべし!」ですね(笑) (筆者も、ワイン好きの家族のために1本頂いて帰りました。とっても喜んでもらえましたよ!)

 

素朴でこじんまりしたジェリコさんのワイナリーでしたが、いろいろ楽しいお話も聞かせて頂き、おいしいワインも堪能させていただき、すごく良い思い出となりました。

 

Ⅲ. 家族経営のアットホームなワイナリー

 

ジェリコさんとお別れし、次に向かったのは2軒目のワイナリーBEZEK(ベゼック)。(※ベゼックに立ち寄るのは「ストン&ペリェシャツ半島ワイナリー巡り ツアー」のみ。「コルチュラ島ツアー」では立ち寄りません)

 

家族経営のアットホームで、居心地の良い素敵なワイナリーでした。

 

ワイナリーBEZEKのワインテイスティング・スペース

 

「私たち家族は150年以上もの間、4世代に渡り、ワイン造りを続けてきました。

 

今では約25000本のぶどうの木を育てています」と話してくれたのは、このワイナリーのご主人のイヴァンさん。

 

とても誠実で真面目なイヴァンさん

 

プラヴァッツ・マリ(赤ワイン)はもちろん、白ワイン、種類豊富なリキュール、スパークリングワイン、それからロゼも手がけているのだとか。

 

 

特にペリェシャッツ半島のロゼは珍しいそうで「ペリェシャッツ半島には約250軒ものワイナリーがありますが、そのうちロゼを作っているのは、わずか10軒ほどだけなんですよ。

 

うちではプラヴァッツ・マリのロゼワインを作っています」とイヴァンさんが教えてくれました。

 

 

イヴァンさんたちが造るワインは、あまりクロアチア国内のレストランやお店にも出回っていないそうで「このワイナリー以外で、私たちが造ったワインを味わっていただけるのは、このあたりのエリアにある一部のレストランだけです」とのこと。

 

 

このあと下(V)でお伝えするような有名なワイナリーのワインも素敵ですが、このようにペリェシャッツ半島に来ないとなかなかお目にかかれないワインを楽しめるのも、ワイナリー巡りツアーだからこその楽しみですね!

 

居心地が良くて、みんな、ついつい長居したくなる気持ちを抑えて、イヴァンさんに別れを告げ、コルチュラ島を目指しました!

 

IV. 透明な海!マルコポーロ伝説の「コルチュラ島」

コルチュラ島へ渡るフェリー

 

クロアチア本土(ペリェシャッツ半島)からコルチュラ島に渡るには、まずはペリェシャッツ半島に位置するオレビッチ(Orebić)という町まで移動する必要があります。

 

(※コルチュラ島を訪れるのは「コルチュラ島ツアー」のみ。ストン&ペリェシャツ半島ワイナリー巡りツアー」では、コルチュラ島訪問は含まれていません)

 

オレビッチに到着したら、コルチュラ島へ渡るための船に乗船します。

 

 

この日は、私たちのスケジュールにうまく合う船はフェリーだったため、車ごと船に乗船(↑)。

 

(夏のハイシーズンでスピードボートがたくさん出ている時は、車はオレビッチに置いて乗船します)

 

 

約15分のミニクルーズを楽しみながら、コルチュラ島を目指します。

 

この日のお天気は「曇り」で少し心配でしたが、筆者が今回一番楽しみにしていたコルチュラ島が近づくにつれ、徐々に空が青く、晴れてきました!

 

 

いよいよコルチュラ島へ上陸!

 

コルチュラ島、旧市街内部へ続くゲート

 

コルチュラ島旧市街は、とってもコンパクト!

 

大聖堂

 

大聖堂マルコ・ポーロの生家など、ガイドブックに載っているような主要な観光スポットだけだと、1時間ちょっともあれば、すべて周りきることができます。

 

コルチュラ島では、至る所で「マルコ・ポーロ」という名前を目にします

 

ところで「えっ?“マルコ・ポーロの生家”って、マルコ・ポーロはコルチュラ島で生まれたの?」と驚いた方がいるかもしれません。

 

ここに書くとますます長くなってしまうため、ご興味のある方は「マルコ・ポーロの出身地、実はイタリアではなくクロアチアだった?!」をご覧ください 😀 

 

マルコ・ポーロ伝説が残る島「コルチュラ島」

 

とにもかくにも、透き通る海が美しいコルチュラ島。

 

 

今回、筆者は時間がなかったため、ゆっくりと楽しむことができませんでしたが、今度来る時は海辺のベンチにのんびり腰かけて、キラキラ輝く海を眺めてみたいものです。

 

 

テラス席で海を眺めながらランチを楽しめたら、きっと最高でしょう!

 

コルチュラ島ツアー」では、島内で観光だけではなく、ランチを楽しんでいただける時間がたっぷりと設けられています

 

 

どの路地を歩いてもワクワク。

 

 

どの景色を切り取っても絵になる美しいコルチュラ島。

 

 

ドブロブニクからの小旅行にはもちろん、たっぷりと時間のある方は、コルチュラ島に泊まってゆったりと滞在を楽しむのもおすすめです!

 

 

日常を忘れさせてくれる、のんびりとした時が流れるコルチュラ島。

 

 

一度訪れたら、きっとあなたも島の魅力の虜になるはずです!

 

 

後ろ髪を引かれる思いでしたが、本土に戻るフェリーの時間が迫っていたので、慌ただしくコルチュラ島を出発し、再びペリェシャッツ半島へ(今回、私たちの島での滞在時間は約40分程でした・・・!)。

 

通常のプライベートツアーだと、コルチュラ島での滞在時間は、少なくとも2時間半から3時間程度あります。

 

コルチュラ島=本土(ペリェシャツ半島)を結ぶ船のスケジュールの制約があり、なおかつ船のスケジュールや本数は季節により異なりますが、ドブロブニクからの日帰りで無理なくこなせる範囲でしたら、3時間以上滞在をお楽しみいただけます。

 

最大限、みなさんのご希望に沿う形でコルチュラ島滞在を楽しんでいただけたら嬉しいです」とマルコさん。

 

コルチュラ島をたっぷりと楽しめるので、ドブロブニクからの日帰りでもきっと満喫してもらえることでしょう!

 

V. まるでワインの地下宮殿!ワイナリー・マツシュコ

 

コルチュラ島を後にした私たちが次に訪れたのは、ワイナリーMatuško(マツシュコ)

 

(※マツシュコに立ち寄るのは「ストン&ペリェシャツ半島ワイナリー巡りツアー」のみ。「コルチュラ島ツアー」では立ち寄りません)

 

マツシュコはクロアチアでも特に名が知れたワイナリーのひとつ。

 

ワイナリーMatuško

 

とても有名なワイナリーだけあって、試飲スペースもとっても豪華!!

 

 

地下のワイン蔵スペースも見学させていただきましたが、とても広くてゴージャスで、まるで地下宮殿のよう!

 

 

きっとワイン好きの方にとっては、たまらない空間です!

 

ペリェシャッツ半島のワイン畑

 

以上のように、ふたつのツアー内容を1日にぎゅぎゅぎゅっと詰め込んで、あちらこちらを駆け巡った1日でしたが、マルコさんやイヴァナさんたち、ニコラさん、それからワイナリーの素敵な方々のおかげさまで、とても心に残る楽しい1日となりました。

 

マルコさんがアレンジしてくれるペリェシャッツ半島ワイナリーツアーとコルチュラ島ツアー。

 

自信を持ってみなさんにおすすめします!

 

1.【ドブロブニク発】ストン&ペリェシャツ半島ワイナリー巡り 日帰りツアー

 

(ペリェシャツ半島(Pelješac)の3軒の素敵なワイナリーと、「ヨーロッパの万里の長城」がある町としても知られるストンを訪れます。※上でご紹介したI、Ⅱ、Ⅲ、Ⅴを訪れます

 

2.【ドブロブニク発】コルチュラ島 日帰りプライベートツアー

 

(コルチュラ島の他にも、ストンワイナリーにも立ち寄ります※上でご紹介したI、Ⅱ、IV を訪れます

 

(2018年5月 小坂井真美

 

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