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旅行前にチェック!クロアチア人ってどんな性格?

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みなさん、こんにちは!クロアチア・ザグレブ在住ガイドのまみです。

 

「クロアチアの人たちはどんな人、性格だと思いますか?」と聞かれたら、あなたはどんなことを想像しますか?「クロアチア」という国自体が多くの日本人にとってまだあまり馴染みがないため「全く想像がつかない」という方がほとんどなのではないかと思います。

 

もちろん人の性格は千差万別。そもそも「クロアチア人はこう」「日本人だからこう」と、国によって人の性格をひとくくりにしてしまうのはかなり無理があることだとは思いますが、ここでは一般的によく言われる「クロアチア人の性格」、また私が実際にクロアチアに住んで感じたことをお伝えします。

 

フレンドリー、誰とでも気軽に話す

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とても気さくでフレンドリーな人が多いクロアチア。私自身も普段道を歩いていて「こんにちは!」と知らない人からニコニコ挨拶してもらえることがよくあります。

 

また、道に迷って同じ場所をうろうろしていると「大丈夫ですか?さっきからずっとこの辺りをうろうろしているから道に迷ったのかな・・・と思って。どこに行きたいの?」と声をかけて助けてもらったことも何度もありました。

 

こんな風に見知らぬ人にも気さくに話しかけ、温かい手を差し伸べてくれる人が多いクロアチア。旅行中道に迷っても、地元の人たちに助けを求めればきっと親切に道を教えてもらえることでしょう。

 

またクロアチアに実際にお越しになられた日本人観光客のみなさんからも「長い階段がある場所で一生懸命スーツケースを運んでいたら、地元の男性が“僕が運んであげるよ”と助けてくれた」というようなお話をよく耳にします。

 

クロアチアは一度訪れるとその魅力にハマってしまう方が多いのですが、その理由をお尋ねすると、ほとんどの方が「人が優しいから居心地が良い」と口を揃えられます。

 

このように「人」をその魅力として挙げられる方が多いクロアチア。きっとあなたも旅行中、現地の人とのふれあいで心がほっこりする瞬間があることでしょう。

 

おしゃべり好き、そしてカフェ好き

友達とのカフェでストレス発散♪
友達とのカフェでストレス発散♪

 

クロアチア人は大のおしゃべり好き。そしてコーヒーを片手に楽しむおしゃべりが何より大好きな人たちです。

 

そんなクロアチアのカフェはいつも人でいっぱい。クロアチアのどの街にいっても目にする光景は、カフェで昼間からおしゃべりにふけっているたくさんの人、人、人・・・!首都ザグレブの中心地はそこら中カフェだらけなのです。

 

気持ち良いリラックスタイムを過ごせるカフェのテラス席は、クロアチア人たちが大好きな場所。カフェが集まる場所は毎日が週末のような賑やかさで、いつも和やかな雰囲気が漂っています。

 

学生さんやお年寄りだけではなく、働き盛りの年代の人たちまで昼間からカフェで入り浸っているので「クロアチア人って一体いつ仕事してるんだ?」と不思議に思ってしまうほど。それくらい、クロアチア人にとってカフェでのおしゃべりは生活に欠かせないものなのです。

 

そのため日本を含め、他の国からお越しになられた方とザグレブ散策していると、平日にも関わらず「あれ?今日って何曜日(週末)でしたっけ?」と、思わず曜日感覚をなくしてしまう方が続出。「クロアチア人のカフェ好きは世界一」とクロアチア人たち自身も自負するほどです(笑)

 

声が大きい

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声が大きく、勢いよく話す人が多いクロアチア。特にご年配の方にそのような傾向があります。

 

そのため日本から来られた旅行者の方たちから「クロアチア人って、よくケンカしてますよね。怒りっぽいんですか?」なんて質問を時折頂きますが、クロアチア人は決して怒りっぽい人たちではありません。

 

私もクロアチア語が全くわからない時はよく、クロアチア人同士の友達が(クロアチア語で)話しているのを横で聞いていて「えっ?もしかしてケンカしてる??」なんてしょっちゅう勝手にひとりでドキドキしていたものです。ですが、そんな時も本人たちは「至って普通に楽しく会話をしていただけ」だったのです。

 

日本人にとっては少々話し方がキツく聞えることもあるクロアチアの人たちの話し方ですが、決して怒っているわけではないのでご安心ください。

 

おもてなし好き

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クロアチア人はよく“コーヒー”に招待してくれます。そう“お茶”ではなく“コーヒー”。話をしていると「コーヒー、飲む?」と聞いてくれてコーヒーをご馳走する文化のある国なのです。クロアチア人にコーヒーに誘われたら、ぜひ一緒にカフェに行って親交を深めてください。ちなみにクロアチアでは「コーヒーは誘った人がおごる」という習慣がありますが、これもおもてなしのひとつ。

 

お会計時にお財布を出そうとして「ダメ、ダメ!今日は僕がごちそうするよ」と言ってくれたら、有り難く「ありがとう」と笑顔で気持ちを受け取りましょう。そのかわり、次回カフェに行く時は「今日は私がご馳走するね」とお返しをするのがクロアチア流です。

 

また、もっと仲良くなってお家に招待されたら、「ラキヤ(rakija)」というお酒を勧められることがよくあるのですが、クロアチアではラキヤを勧められたらできるだけ断らないのが良しとされています。ラキヤとはバルカン半島で広く親しまれている蒸留酒。アルコール度数が40%近くあるものもあり、大変強いお酒です。

 

どうしてもお酒が飲めないなら、もちろん無理して飲む必要はありませんが、ラキヤを勧められたらできれば「あまりお酒は飲めないのですが・・・」と言いつつも、少しだけでも口をつけて「うわぁ~!強いお酒ですね!」とリアクションすれば、相手も喜んでくれますよ。

 

 

感情をストレートに表現する

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良くも悪くも感情をストレートに表現するクロアチアの人たち。「相手がどう感じるか?」ということよりも、自分が感じたことをそのままストレートに言葉にします。

 

例えば、クロアチアの人たちにおかきや抹茶チョコなど、日本のスナックやスイーツの味を楽しんでもらおうとプレゼントしたとします。もちろんなかには例え口に合わなかったとしても「面白い味だね、ありがとう」と笑顔でオブラードに包んだ感想を述べてくれるような方もいますが、口に合わなければ「うわ~!なんだこれ!?」と、思いっきり眉間にしわを寄せながら率直な感想を述べる人も珍しくありません。日本人の感覚からすると、かなり失礼に感じることも・・・(苦笑) 

 

ですがこのような状況の際は、決して悪気があるわけでないことがほとんどなので、あまり個人的に受け止めず、笑って流してあげてください。(私は最初それがわからず、いちいち傷ついていた時期がありましたが、今となっては笑い話です(笑))

 

好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、欲しいものは欲しい、要らないものは要らない、という具合に、直球過ぎるストレートな表現をするクロアチアの人たち。「オブラードに包んだものの言い方」が苦手な人が多いように感じます。

 

細かいことは気にしない

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日本人の目には、時に大雑把でお気楽に映るクロアチアの人々。いわゆる『楽天家』が多いお国です。

 

また、あまり物事を長いスパンで考えず、2歩、3歩先のことを事細かく計画することが苦手な人が多いように感じます。

 

例えば何か大切な仕事の計画をしている時。日本人的な考えでは、何か問題があった時のことを想定して、いろいろな代替案を事前に考えたり、リスクを減らすために事細かな確認をしておきたいような際でも、多くのクロアチア人には「なんで起きてもいないことを心配するんだ」「そんな細かい事、何のために確認するんだ?時間の無駄だ」と笑って理解してもらえないことも珍しくありません。そして「どうにかなるさ。まあ、様子を見てみよう」「きっと大丈夫」とすぐに口にします。

 

こんな風に細かいことは気にしないクロアチアの人たち。そんな彼らは他人に寛容な心の持ち主でもあります。

 

一緒に『仕事』をするとなるとちょっと大変なこともありますが、普段生活するうえでは、そんなゆったりとした人々や社会の雰囲気に住み心地の良さを感じてしまうこともあります。

 

愛国心が強い

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愛国心が人一倍強いクロアチアの人たち。それから「クロアチアの●●は世界で一番美しい」「クロアチアの●●は世界一おいしい」などなど、お国自慢が大好きです。

 

あなたも旅行中、クロアチア人からそんなお国自慢を聞くことがあるかもしれません。そんな時は「あっ、クロアチア人のお国自慢が始まった」と楽しく耳を傾けてあげてくださいね。

 

親日家が多い

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クロアチアでは『日本人』というだけで旅先で親切にしてもらえたり、好意的に受け入れてもらえることがたくさんあります。

 

クロアチアでは「日本」という国を知らない人はまずいません。クロアチアでは学校で日本について習うそうで「日本の島4つを全部答えられるよ! ホンシュー、シコク、キューシュー、ホッカイドー」と誇らしげに披露してくれたり「子供の頃、日本のアニメをよく観て育ったんだよ!」というクロアチア人にもたくさん出会います。

 

以上いかがでしたでしょうか?

 

もちろんひと言で『クロアチア人』といってもいろんな方がいますが、気さくでとても温かいクロアチアの人々。市場でお店で、レストランで・・・現地の人と接する機会があれば恥ずかしがらずに「Dobar Dan(ドーバル・ダン)!」と笑顔で話しかけてみましょう。

 

たとえ言葉が思うように通じなくても、気さくで親切な人々の笑顔と優しさがそっと包んでくれるはず。旅を終え日常に戻った時、クロアチアで出遭った人々との何気ないやりとりが、とっておきの旅の思い出としてキラキラ輝くことでしょう。

 

小坂井真美

 

 

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