【基本情報】世界遺産トロギール┃見どころ&アクセス方法
スプリットの西25kmに位置する世界遺産の街、トロギール。スプリットからの日帰り観光地としても人気の美しい古都です。
その起源はギリシャ時代まで遡り、城壁に囲まれた小島の中には入り組んだ石畳の路地が張り巡らされ、民家や教会、宮殿などがひしめき合っています。今回は町の特徴やアクセス方法など、トロギールの観光基本情報をお伝えします。
小島に築かれた世界遺産の古都 トロギール
小島の上に建つ古都、トロギール。周囲を堅固な城壁でぐるっと囲また島は、短い石橋で本土と繋がれています。
中世に入ってからローマ時代の街の上に築かれたトロギールは、まるで島全体の時が中世で止まってしまったかのよう。ロマネスク様式、ルネッサンス様式、バロック 様式など、様々な様式の建物がひしめいています。
地図を持たずに歩きたい旧市街
「スプリットから日帰りでトロギールに行こうと思うのですが、何時間くらいあれば観光できますか?」というご質問をよく耳にしますが、トロギールはとても小さな町。ゆっくり観光しても2時間もあればじゅうぶんに見所を回りきることができます。
ですが町の中には宮殿や要塞、教会などたくさんの歴史的建築物があり、見所満載!時間に余裕があるようならたっぷり1日使って町の雰囲気を楽しんでくださいね。
町一番の見所は旧市街の中心、イヴァン・パブロ広場(Trg Ivana Pavla)にそびえる聖ロヴロ大聖堂。13世紀~15世紀にかけて建てられたもので、鐘楼をはじめ内部に 至るまで、さまざまな時代の建築様式が組み合わさっているのが特徴的です。
また、アダムとイヴの像が両端に彫られている重厚で美しい大聖堂の入り口の門は、クロアチアを代表するロマネスク美術の傑作と称えられています。どうぞお見逃しなく!
それから、町の南西の端に位置するカメルレンゴの砦(Kaštel Kamerlengo)は隠れた眺望スポット。砦からは碧く輝く海はもちろん、トロギールの町を見下ろすことができますよ!
トロギール観光の醍醐味は街歩き。とても小さな街なので迷いようがないので、地図がなくても大丈夫です。気の向くままに散策をしてみてください。迷路のように入り組んだ細い路地で絵を描いているおじさんや、のんびりくつろぐネコたちに出会えることでしょう。
⇒ 次のページではトロギールへのアクセスの仕方をお伝えします