【現地レポート】クロアチア&スロベニアから気軽に行けるイタリアの町、トリエステ

スロベニア=イタリアの国境沿いの町、トリエステ

 

先日、仕事を兼ねてイタリアのトリエステに行って来ました。

 

筆者が住むクロアチアのザグレブからトリエステまではバスで約4時間。バスのチケット代も片道9ユーロ~激安!!クロアチアから気軽に行けるイタリアなのです。

 

アドリア海を挟んですぐ対岸にあるイタリアなのに、先日まではローマしか行ったことがなかった筆者。

 

街中が美術館のようなローマもとっても素敵な町でしたが、個人的には観光客がそんなに多くない、こぢんまりとしたトリエステの方が、なんだかしっくり、落ち着いて街歩きを楽しむことができました。

 

ザグレブと同様、カフェが多いトリエステ

 

ローマでは観光客だらけで、誰がイタリア人で、誰が外国人(観光客)なのかよくわからなかったので、あまりピンとこなかったのですが、トリエステを歩いていて「やっぱり、イタリアの人はお洒落だな~」と心底思いました!

 

女性もお洒落だけれど、驚いたのは男性(特におじいちゃん)!カフェに座ってコーヒーを飲んでいる男性の多くがスーツやシャツを着ていたのです。

 

犬のお散歩をしている男性までスーツ姿・・・!!!

 

 

クロアチアでは絶対に見かけない光景に、一緒に出張に行ったクロアチア人と「イタリアの人は本当にお洒落だね~」と驚いてしましました。

 

ちなみに・・・クロアチアの男性はほとんどスーツを着ません。弁護士さんなどお堅い職業の人は、毎日仕事にスーツを着て出勤する人もいますが、オフィス勤務の方でも、ほとんどがかなりラフな格好。ジーンズにTシャツ、スニーカー・・・なんてラフすぎる恰好で出勤する人も珍しくありません。

 

おいしそうなイタリア産のプロシュート♥

 

クロアチアといえば、”ネクタイ発祥の国”。お国自慢が大好きなクロアチアの人たちは、事ある毎に「ネクタイはクロアチア発祥なんだっ!」と鼻高々に自慢するわりには、自分たちは普段滅多にネクタイをしないのです(笑) (関連記事:知っていますか?ネクタイに秘められた愛の物語を

 

そんな普段から服装にゆる~い国で過ごしていると、カフェで寛いでいたり、犬の散歩をしているスーツ姿の紳士の姿はすっごく新鮮!さすが「ファッションの国」だなあ~と、しみじみと感じました。

 

おいしそうな食べ物が並ぶ露店♬

 

トリエステでの仕事は翌日早朝からのスタートだったので、到着した日は夜までトリエステ散策。サン・ジュスト聖堂やサン・ジュスト城、ウニタ広場など、トリエステの定番観光スポットを回りました。

 

ドーム型のチョコの中にフワフワのマシュマロが入ったお菓子「ショコクス」

 

もちろん、イタリアの「食」も堪能!街を歩けばおいしそうな香りが漂って来る屋台がずらり。

 

スーパーのケーキコーナー♥クロアチアのスーパーにはない色鮮やかでおいしそうなラインナップ☆

 

スーパーのお惣菜コーナーもクロアチアと比べるとずっと充実していて、食いしん坊の筆者は大興奮(笑) 私のような食いしん坊は、イタリアに住んだらきっとおデブ街道まっしぐらでしょう・・・(;´▽`A“

 

クロアチア在住者にはうらやましい限りの充実のお総菜コーナー

 

とても小ぢんまりとしていて、見所がコンパクトにまとまっているトリエステ。大都市ローマとは違い、とても観光しやすく、半日~1日もあれば見所を十分に周り切ることができる町の大きさでした。

 

ところで、今回トリエステの街歩きを計画していた時に感じたこと。それはトリエステに関する日本語の観光情報がとても少ないということです。

 

「せっかく行くのだから、まったく何も調べずに行くより、少しぐらい調べて行った方が良いだろう・・・」と思い、ネットでサクッと調べて行くつもりが、情報があまりないことに少し驚きました。

 

クロアチアでは(特にイストラ地方からは近い町のため)、リエカあたりに住んでいる友達から「この週末、トリエステに買物に行ってくるの♬クロアチアよりも質が良くておしゃれな服が手に入るから」というようなことを度々耳にするので、聞き染みのある町だったのですが、日本からイタリアへ旅行に来て、トリエステまで足を延ばす方は少ないのでしょうか??

 

サン・ジュスト城からの眺め

 

今回はバスを利用したので4時間かかりましたが、車ならザグレブから2時間半程度で行けるトリエステ。「ザグレブから日帰りでちょっとトリエステまで・・・」なんていうのも、決して無理な話ではありません。

 

今回は町のハイライトだけで、あまりゆっくりと楽しむことはできませんでしたが、今度またプライベートでのんびりと隅々までトリエステ散策を楽しみたいと思います♬

 

また、翌日は仕事でトリエステからスロベニアのリュブリャーナまで鉄道で移動したのですが、移動時間はわずか2時間。車なら、トリエステ=リュブリャナはわずか1時間ちょっとで移動できる距離なのです。

 

このように、クロアチアやスロベニアから気軽に行けるイタリアの町・トリエステ。「クロアチア、スロベニアに行くついでに、イタリアにも気軽に足をのばしてみたい!」という方におすすめの町です☆

 

今度当サイトでも、クロアチア(イストラ半島・ザグレブのエリア)&スロベニアとセットでおすすめのイタリアの町として、おすすめしてゆきたいと考えています。

 

(現状、イタリアは「クロたび」の専門エリア外ではありますが)自分たちの備忘録のためにも、また当サイトでトリエステ情報をUPしますね♬

 

(2017年5月26日 小坂井真美

☆彡トリエステ観光情報一覧はこちら

【関連記事】

 

クロアチア人が対岸の国「イタリア」に対抗心を燃やすもの7選

 

バチカン市国観光をする前に知っておいた方がいい9つのこと

 

【現地リポート】ザグレブ発、ベオグラード経由、ローマの旅で感じた事

 

♥ クロたびスタッフ・ブログTwitterFacebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。

 

またYou Tubeチャンネル「クロたびしょうでは動画でクロアチアの様々な景色、旅情報をお届けしています。ぜひご覧ください☆☆

【これを読めば完璧!?】

クロアチア旅行・観光のよくある質問集

みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします!

 

【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】

 

⇒ ガイドブック「アドリア海の素敵な街めぐり クロアチアへ」著書発売のお知らせ

 

「見落とすべきでない観光スポットは?」「おすすめのホテル、レストランは?」「お土産はどこで買えばいい?」など、これまで数えきれないくらい聞かれたご質問に対する答えをギュッと一冊に詰め込みました。

 

また当サイト(クロたび)では紹介していないお気に入りのカフェやレストランやホテル、お店、各町でのおすすめの過ごし方などなど・・・当サイトには載せきれていない情報もたくさん盛り込んでいます。

 

よろしければお手に取っていただけると嬉しいです。

 

 

⇒ 「旅するクロアチア語」 著書発売のお知らせ

 

「クロアチア語を勉強してみたい」「クロアチア語って、どんな言葉なんだろう?」という方はもちろん、「これからクロアチアに行く予定!ちょっと言葉を覚えて、より心に残る、出会いや発見のあるクロアチア旅行を楽しみたい」という方もお手に取っていただけると嬉しいです。