エキゾチックな香り漂うボスニア土産8選

ヨーロッパと中東の狭間に位置し、歴史的、地理的に東西文化の交差点として文化的にも様々な影響を受けてきボスニア・ヘルツェゴヴィナ(以下「ボスニア」)。ヨーロッパに属しながらも、どこかエキゾチックな雰囲気が漂うボスニア。今回は異国情緒漂う、ボスニア土産を7つお伝えします。

キリム絨毯

モスタルの街角で売られている、キリム絨毯

 

オスマン帝国の影響を強く受けたボスニアでは、キリム絨毯が盛んに作られており、日常でも広く愛用されています。

 

玄関マットサイズの小さなものから、かなり大きいものまで、いろんな大きさやデザインのものがあります。ぜひお気に入りの1枚を探してみてくださいね!

 

トルココーヒーセット

モスタルの路地で売られているトルココーヒセット

 

 

ボスニアの人々にとって、毎日のリラックスタイムに欠かせないトルココーヒー。トルココーヒーを沸かすエキゾチックな小鍋「ジェズバ」や銅製のコーヒーミルやカップ、お盆はテーブルの上に飾るだけでも存在感のある素敵なインテリアになります。

 

可愛らしいだけではなく「ちょっとお湯をわかしたい」という時にも大活躍。クロたびスタッフも自宅で毎日のように使っています。

 

クロアチアでもスーパーでジェズバが売られていますが、かなりシンプルなデザインのものばかり。写真のようなエキゾチックなデザインのものが欲しい方は、ぜひボスニアでお買い求めください。

銅版

 

モスタルやサラエボの職人街を歩いていると、どこからともなくカンカンカン・・・という金属音が聞こえてきます。これは職人さんが銅版を叩く音。凹凸をつけて、町の景色やモチーフなどを銅版に浮かび上がらせるのです。

 

ただし、町のお土産屋さんなどで売られている銅版画は大量生産の海外製のものも多いのでご注意を。

 

「せっかく買うなら、職人さんのハンドメイドのものが欲しい」という方は、お店の中で職人さんが銅板をカンカンカン・・・と叩いている工房兼ショップで買うと間違いありません。

毛糸製品

 

町を歩いていると、道端で編み物をしながら毛糸の靴下や帽子を売るおばあちゃんをよくみかけます。

 

ひとつひとつ丁寧に編まれたハンドメイドの毛糸製品たちは、身に付けると体だけではなく心もほっこりと温めてくれるはず。ボスニアの旅の思い出にいかがですか?

 

薬莢のボールペン

mostar

 

サラエボやモスタルのお土産店でよく見かける金属製の少し太いボールペ ン。これは、薬莢をモチーフにしています。(レプリカの薬莢を使用したものがほとんどです)

 

ボスニア・ヘルツェゴヴィナは旧ユーゴスラビア内戦で特に激しい戦火にさらされた国で、人気観光地であるサラエボやモスタルでも多くの一般市民がその命を奪われた悲しい過去があります。

 

現在は町も平和と人々の笑顔を取り戻しましたが、町のはずれには未だに銃弾の残る建物が残されているのが目に付くことも。私たちに色々な事 を考えさせてくれるボスニアのお土産にはぴったりなユニークな一品となることでしょう。

 

トルコランプ

 

ボスニアの町のお土産屋さん通りでひときわ目を引くのが、エキゾチックな雰囲気を醸し出すトルコランプ。

 

そう、トルコのお土産屋さんなどでもよく見かけるあのランプです!ボスニアで売られているものは、基本的にトルコのものと同じ(・・・ということは、某国製の大量生産ものが多いみたいですが、見た目の可愛さやデザイン重視で気に入ったものがあるなら、産地がどこであっても良いお土産になることでしょう!)

 

天井から吊り下げるタイプのものは雰囲気たっぷりで美しいですが、取り付ける作業が面倒なため、キャンドルホルダーがおすすめ。

 

卓上タイプのものも素敵ですが、日本で使うには変圧器や変換プラグが必要なため、日本に持ち帰るお土産には適さないかもしれません。

 

(ボスニアの電圧・プラグについて詳しくはこちらをご覧ください)

 

ワインやビール

 

日本ではなかなかお目にかかれない、ボスニア産のビールやワインはいかがですか?

 

上の写真にあるSarajevsko pivoとTuzlanski pilsnerはボスニアのスーパーでよく見かけるブランドです。

 

ラキヤ

 

バルカン半島で広く愛飲されているラキヤ(Rakija)。プラムや葡萄などのフルーツを発酵させて作られる蒸留酒で、アルコール度数は40%以上とかなり強いですが、ボスニアの人々にとって欠かせない特別な存在のお酒です。

 

スーパーなどで小瓶に入ったものも売られているので、お土産にピッタリです。ボスニアのみならず、クロアチアのスーパーなどでもよく売られています。

 

なお、ボスニア土産探しには、サラエボの職人街「バスチャルシア通り」が特におすすめ。16世紀から続くエキゾチックな雰囲気漂うストリートには、様々な商品が所狭し とずらりと並べられており、散策するだけでも楽しい気分に。きっと、とっておきの思い出の品となるものが見つかるはずです。

 

以上、みなさんの楽しいボスニア・ヘルツェゴヴィナの旅のヒントになれば幸いです。

 

小坂井真美

 

【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】

 

⇒ ガイドブック「アドリア海の素敵な街めぐり クロアチアへ」著書発売のお知らせ

 

「見落とすべきでない観光スポットは?」「おすすめのホテル、レストランは?」「お土産はどこで買えばいい?」など、これまで数えきれないくらい聞かれたご質問に対する答えをギュッと一冊に詰め込みました。

 

また当サイト(クロたび)では紹介していないお気に入りのレストランやホテル、お店、各町でのおすすめの過ごし方など、当サイトには載せていない情報もたくさん盛り込んでいます。

 

ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルの観光情報も5ページ盛り込んでいます。よろしければ、お手にとっていただけるとうれしいです!

 

 

⇒ 「旅するクロアチア語」 著書発売のお知らせ

 

ボスニア・ヘルツェゴビナの公用語のひとつでもあるクロアチア語。

 

「クロアチア語を勉強してみたい」「クロアチア語って、どんな言葉なんだろう?」という方はもちろん、「これからクロアチアに行く予定!ちょっと言葉を覚えて、より心に残る、出会いや発見のあるクロアチア旅行を楽しみたい」という方もお手に取っていただけると嬉しいです。