【必読】旅行前に知っておきたい、ポストイナの見所

 

【スパゲッティホール】

 

レペ・ヤメのひとつめのホールはスパゲッティーホール。へんてこりんな名前ですが、無数の鍾乳石が天井から細い管状にぶら下がっている様子から「スパゲッティー」と呼ばれるようになったのだとか。

 

鍾乳石の成長過程がよくわかるエリアなので、じっくりとあたりを観察してみてくださいね。

 

【白ホール】

 

ポストイナ鍾乳洞内で最も白い鍾乳石を見ることができるのが白ホール。

 

白ホールにある鍾乳石のほとんどが、沈殿したカルサイト(炭酸カルシウム結晶)の中に他の物質がほとんど含まれていないという特徴があるため、このような白い鍾乳石になるそうです。

 

【赤ホール】

 

赤ホールは、その名の通り辺り一面が赤い鍾乳石で覆われていることから名づけられたエリア。

 

ここの鍾乳石が赤いのは、鉄や粘土といった物質が混ざっているため。このように鍾乳石の色は、地表や岩石層から滲出してきた水に含まれる物質の種類によって異なります。

 

【ブリリアント】

 

ポストイナ鍾乳洞のシンボルとも言えるのが、「ブリリアント鍾乳石」と呼ばれる高さ5mもの巨大な石筍(上の写真右側)。白くキラキラと輝くその美しい姿から「ポストイナのダイヤモンド」とも称えられています。

 

ここでもうひとつ注目してほしいのが、ブリリアントの横(写真左)に立つ石筍との色の違い。真っ白なブリリアントと比べると、少し赤みがかっているのがわかるでしょうか?

 

先程「鍾乳石の色は、地表や岩石層から滲出してきた水に含まれる物質の種類によって異なります」と述べましたが、こうして比べるととてもよくわかりますね。

 

【コンサートホール】

 

コンサートホールはポストイナ鍾乳洞内で最も大きいホールのひとつ。長さ65m、幅と高さ40mの広い地下空間です。

 

ポストイナ鍾乳洞の歴史の中で、最も多くイベントが開催される空間であったため、地面は平らにならされ、現在ではコンクリートで舗装されています。

 

反響が良いホールのため、名前からもわかるように、今でも年に数回、クリスマスのイベントなどを含めたコンサートが開催されています。

 

【ホライモリ】

鍾乳洞ツアーの最後にほらイモリを水槽で見物できます (C)Postojna Cave

 

昔、人々はこの洞窟には獰猛なドラゴンが棲むと信じていたのだとか。

 

ここには人の肌のような色をしたことから「類人魚」と呼ばれる、大変珍しいホライモリが生息しているのですが、昔の人々はこのイモリのことを「ドラゴンの赤ちゃん」と信じていたそうです。

 

暗闇と静けさが広がる神秘的な鍾乳洞。現在のように洞窟内が光に包まれることがなかった時代、ここに足を踏み入れた人々は恐怖心と共に想像力をさぞかし掻き立てられたことでしょう。

 

ホライモリは大変珍しい生き物で滅多に目にする機会はありませんが、鍾乳洞ツアーの最後に水槽で見ることができますよ!

 

ここで紹介したものの他にも、『洞窟トレッキングツアー』でのみ見学できる所では、さらに多くの美しい鍾乳石を見ることができます。ご興味のある方はぜひ!

⇒ 次のページではガイドブックにはあまり取り上げされることのないポストイナの見所をお伝えします!

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