【厳選！】クロアチア観光プランに加えたい島8選

 

1000以上もの島を抱えるクロアチア。今回はそんな中から旅行者でも比較的簡単にアクセスすることができる、おすすめの美しい島々を8つ厳選してみました。

 

お魚形の島も浮かぶ！　ブリユニ諸島

 

プーラの沖合いに浮かぶ大小14の美しい島々から成り立つブリユニ諸島。古代ローマの遺跡や手付かずの大自然が残るこの島々は国立公園にも指定されています。旧ユーゴスラビアのチトー大統領もこの島の美しさに魅せられた一人で、島には彼の邸宅が残っています。

 

ちなみにブリユニ諸島にはお魚の形をしたガズ（Gaz）島というユニークな島が浮かんでいます。空からでないと形がわかりませんが、なんだか写真を見ているだけでワクワクした気分になりますね！

 

ブリユニ諸島には、プーラからファジャナへバスで移動（約30分）後、ブリユニ行きのボートに乗り換え約15分で到着します。このあとお伝えする他の島々と比べると観光要素には欠けるかもしれませんが、イストラ半島で過ごす時間がたっぷりとある方はぜひ足を延ばしてみてください。

 

気軽に行けるセレブのリゾート　フヴァル島

 

千を越えるクロアチアの島の中でも特に有名な島のひとつ、フヴァル島。アドリア海を代表するリゾートアイラドとして、毎年夏になると世界中からたくさんの人々がバカンスを楽しむために島を訪れます。フヴァル島へはスプリットから毎日定期的にフェリーやカタマランが出ているので、とても気軽にアクセスすることができます。「限られた時間のなかで、クロアチアでひとつだけ、どこか島を訪れるならどれ？」と聞かれたら、筆者がぜひおすすめしたい島です。

 

＞＞＞フヴァル島基本情報は「【基本情報】世界が愛するラベンダーの島「フヴァル島」、フヴァル島へのアクセスの仕方はコチラの記事をご覧ください

 

マルコポーロ伝説の島　コルチュラ島

 

オリーブオイルやワインの生産が盛んなコルチュラ島。マルコポーロの伝説が残る島としても有名です。島内にはマルコポーロの生家だと言われている家が現存しており、島の観光スポットとなっています。コルチュラ島へはスプリットやフヴァル島から船でアクセスできる他、ドブロブニクからも日帰りツアーを利用して気軽に行くことができます。

 

＞＞＞コルチュラ島プライベートツアーはコチラ

 

青の洞窟が眠る島　ビシェボ島

アドリア海に浮かぶ小さな島「ビシェボ島」。オリーブ畑やブドウ畑が広がるのどかなこの島には、イタリアのカプリ島の青の洞窟にも劣らない美しい、青く輝く洞窟が人目を忍ぶようにひっそりと身を潜めています。

 

ビシェボ島観光のベストシーズン、行き方は「 クロアチアにもある「青の洞窟」　ビシェボ島」をご覧ください

 

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「ヨーロッパ一美しいビーチ」に出逢える　ブラチ島

 

スプリット近郊に浮かぶブラチ島。島内のボル近郊には「ヨーロッパで一番美しいビーチ」のひとつに選ばれたことのある「ズラトニラット（Zlatni rat）」があります。「ズラトニラット」とはクロアチア語で「黄金の角」という意味。その名の通り、角のような形をした全長約500メートルの浜は、潮の流れや風の影響を受け少しずつ季節ごとにその形を変えます。

 

スプリットからブラチ島までは船で約50分。ハイシーズンには1時間に1本程度のペース、それ以外は2、3時間の1本のペースでスプリット＝ブラチ島間を運行しているのでアクセスも良好です。スプリットで時間に余裕のある方、少しユニークなビーチで泳いでみたいという方はぜひ！

 

伝説に想いを馳せて　ムリェト島

 

ドブロブニクの約30キロの沖合いに浮かぶ、深い緑に覆われた美しい島。周辺の海はどこまでも青く澄みわたり、ほぼ手つかずの大自然が残るこの島にはたくさんの動物や植物が生息しています。クロアチア国内のみならず、地中海を含めたこの一帯の海で最も美しい島の一つだと言われており、島の西側の約3分の1が国立公園に指定されています。

 

島へはドブロブニクからフェリーでアクセスできる他、ドブロブニクからの日帰りツアーも人気です。

 

＞＞「伝説の足跡が残る　ムリェト島」もあわせてご覧ください

 

星屑と涙で創られた島々　コルナティ諸島

 

アイルランドの有名な劇作家バーナード・ショーがその美しさに感動し、「天地創造の最終日、神は自らの仕事を飾るために、涙と星屑と息吹からコルナティ諸島をお作りになった」と讃えた美しき島々。

 

白い島々と青い海が迷路のように入り組み、手付かずの大自然が残るこの海域は、古くからヨットマンたちの憧れの地でもありました。海風と神様の息吹が日頃のストレスを優しく吹き飛ばしてくれることでしょう。

 

＞＞「涙と星屑から神が生み出した島々　「コルナティ諸島」」もあわせてご覧ください

 

のんびりとした時間が流れる　パグ島

 

「塩、チーズ、レースの島」として知られているパグ島。島には塩田があり、ここで採れた塩はクロアチア中のスーパーで販売されています。パグ島の塩は、クロアチア家庭の食卓でもっとも親しまれている食塩なのです。

 

もう一つの特産である“パグチーズ”は「世界のおいしいチーズ・ベスト50」にも選ばれたことがある絶品の羊乳チーズ。島には緑の草原が広がっており、アドリア海の潮風にさらされた草を食べてのびのびと育つ羊の乳からパグチーズは作られます。

また、無形文化財にも登録されているパグ島のレース。約500年もの歴史を誇ります、現在でも15世紀ルネッサンス期にヴェニスで人気があったデザインが用いられているのが特徴的です。

 

島のおいしいチーズやワインが楽しめるレストランも点在するパグ島。のんびりとしたクロアチアの島の雰囲気を味わいたい方はぜひ！

 

（小坂井真美）