クロアチアのクレジットカード事情
みなさん、こんにちは!クロアチア在住ガイドのまみです。
今回は「クロアチアでよく利用されているクレジットカードは?逆に使えないカードは?」「クレジットカード利用時の注意点は?」などなど、クロアチアのクレジットカード事情にまつわる情報をまとめてお伝えします。
2強はVISA&MasterCard
世界中からたくさんの観光客が訪れるクロアチアではクレジットカード(キャッシュレス)が普及しているので、様々な場面で使用可能。ホテルはもちろん、お土産やさんスーパーなど、クレジットカードでの支払いが可能なお店がたくさんあります。
クロアチアではクレジットカード決済可能なお店なら、VISAカードとマスターカードは必ずと言っていいほど利用できます。
気を付けていただきたいのが、普段JCBカードを愛用されている方。残念ながらクロアチアではJCBカードを使えるお店がほとんどないのが現状ですのでご注意ください。またアメックス(American Express)も受け付けていない所(特に小さなお店など)が多いのでご注意ください。
なお、最近のクロアチアではクレジットカードを機械に差し込んで決済するのではなく、タッチ決済が普及してきています。そのため、お店でカードを提示するとスタッフさんが機械にかざそうとするので、みなさんがお持ちのカードにタッチ決済機能が付いていない場合は”This credit card cannot use the contactless payment machine.”と英語やジェスチャーでOKなので教えてあげてくださいね。
暗証番号を覚えていますか?
クレジットカードで支払いをする際は、サインではなくPINコード(カードの暗証番号)の入力を要求される場合がほとんど。ですので、暗証番号をしっかり覚えて来てくださいね!
合計金額をしっかりと確認の上、暗証番号を入力し最後に緑色の「認証」ボタンを押して下さい(少額のタッチ決済の場合は不要な場合もあります)。日本での操作方法と 同じなのでご安ください。
街角に設置されているATMでは、普段日本で利用しているクレジットカードで簡単に現地通貨で現金が引き出せる海外キャッシングサービスを利用することができます。現地通貨が足りなくなった時に利用すると便利ですよ。(※ただし、海外キャッシングサービスに適応していないカードもあるので、ご出発前にお持ちのカードの条件を必ずご確認ください)
クレジットカードが使えないところは?
以上のように何かと便利なクレジットカード。クロアチア旅行中もほとんどの支払いをクレジットカードで済ませられますが、なかには青空市場はもちろん、一部のカフェやアパートメントホテル、長距離バスのチケットやタクシーなど、クレジットカードが使えない(現金しか使えない)ところもあるので、やはり現金もある程度用意しておくことを強くおすすめします。
特にアパートメントホテルを予約していて現地決済の予定の方は要注意!ホテルと異なり「支払いはユーロ現金のみ」という所が珍しくないので、旅行中に現金の手持ちがなくならないように、しっかりと用意しておきましょう。
次「クロアチア旅行中にクレジットカードが使えない確率が高いところ」をまとめておきますので、ご旅行前にぜひご確認ください。
クレジットカード払い不可、あるいは不可の可能性が高いところ
●青空市場や露店
●カフェ(カード払いOKの所が最近は増えつつありますが、まだユーロ現金のみというところも珍しくないので注意が必要です)
●個人経営の街のパン屋さん(ザグレブを中心にチェーンのパン屋さんは近年カード払いOKのところも増えてきました)
●アパートメントホテル (アパートメントホテルはカード払いNG、ユーロ現金払いのみというところがまだ多いので注意が必要です)
●一部の長距離バスのチケット(チケット販売の窓口によりクレジットカード払い可・不可がわかれています)
●町のトラムや市バスなどの公共交通機関(※街角のキオスクでチケットを購入する場合はクレジットカードが使えるところが多いです。車内でチケットを購入する場合は現金のみ)ドブロブニクの市バスはクレジットカードのタッチ決済可能。
●一部のタクシー(特にドブロブニクは現金払いのみというタクシーをみかけます。クレジットカードを利用したい場合は、乗車前に「クレジットカードで払えますか?」と聞いておきましょう)
それからレストランやカフェ、ホテルのポーターさん、タクシーの運転手さん、各ツアーでお世話になったガイドさんなどへのチップも多少現金で用意しておきたいところ。クロアチアでは清算はクレジットカードでも、チップだけは現金払いという所もまだまだ多いのが現状です。
また、たまに「セキュリティの関係なのか、持ってきたクレジットカードが何故か使えない。現金の手持ちもなくて困った」「クレジットカードで海外キャッシングして現地通貨を手に入れる予定だった。なのに、持ってきたカードがキャッシングできないタイプのもので困った!」なんてお声を耳にするので、万が一のことを考えて必ずクレジットカードは数枚ご用意を、それから最低限の現金もあわせてお持ちください。
なお、現金を持ち歩く際はスリにご用心ください。スリが一番狙っているのはみなさんの現金。被害に遭わないよう、よろしければ次の情報もチェックしていただけると嬉しいです。