クロアチア観光・旅行サイトCROTABI

【基本情報】クロアチアのイストラ半島って、どんな所?見所、観光名所は?

イストラ半島のハイライトのひとつ「モトブン」

アドリア海の最北部、美しい海に突き出たハート型のイストラ半島

 

日本ではこのエリアの観光情報が極端に乏しいため、まだまだ日本人旅行者が少ないイストラ半島。ですが、ヨーロッパからのバカンス客に愛される見所&魅力満点のエリア!クロたびスタッフもお気に入りの町が多く、イチ押しのおすすめ旅行先でもあります。 

 

そんなイストラ半島が日本ではあまり知られていないなんて、とっても残念・・・!

 

そこで今回は「イストラ半島ってどんな所?」「イストラ半島の魅力は?」という、みなさんの疑問にお答えします。

イストラ?イストリア??

 

 

時々「イストラ半島って、“イストリア半島”のことですか?」 というご質問を頂戴します。
 
 
 クロアチア語やスロベニア語では“イストラ(Istra)”と呼ばれる半島ですが、イタリア語では“イストリア(Istria)”と呼ばれているそうです。
 
 

イストラ地方の主な観光地 (C)HTZ

 

今では半島の大部分がクロアチアに属し、スロベニア、特にイタリアに属している部分はほんの一部ですが、古くはローマ帝国やベネチア共和国に支配されていた歴史をもちます。

 

イストラ半島がクロアチアの一部になったのはつい最近で、第二次世界地戦後のこと(当時クロアチアは旧ユーゴスラビアでした)。

 

それまでイストラ半島はイタリアに属していました。そのため古代ローマの遺跡がたくさん残っており、街もどこかしらイタリアを彷彿とさせる雰囲気が漂っていたり、イタリアの影響を強く受けた地方です。

 

そのためイストラ地方(クロアチア領のイストラ半島)ではクロアチア語、英語の他にもイタリア語が比較的よく通じます。

 

イストラ地方の見所、おすすめの観光地は?

ロマンチックな海辺の町「ロヴィニ」

 

 
古くからイタリアの影響を強く受けてきたイストラ地方の海沿いの町には、イタリアを彷彿とさせるロマンチックな雰囲気が漂っています。
 
 
一方、海を離れ内陸 に入ると空気は一変。穏やかで幻想的な風情を湛えるイストラの内陸部。なだらかな丘陵にブドウやオリーブ畑が広がり、中世で時が止まったままの小さな村々が点在します。
 
 
そう、イストラ地方は海と陸、両方のクロアチア楽しんでいただける見所満載のエリアなのです!
 
 
最後にイストラ地方エリアで観光におすすめの町 をお伝えしますね。
 

天空の街、モトブン

(C)Motovun Tourist Board

 

ぶどう畑が広がる、なだらかな土地に突如現れる、小高い丘の上に築かれた「天空の街」モトブン(Motovun)

 

朝晩の寒暖差が激しい日の早朝、辺り一帯が真っ白な霧に包まれ、まるで町が空に浮かんでいるように見えることがあるため、その幻想的な町の姿は、ジブリの「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも噂されています。

 

朝日と霧に包まれるモトブン

 

また、モトブン周辺の森はトリュフが豊富に採らることでも知られており、町中や周辺には名物のトリュフ料理を堪能できるレストランが点在しています。

 

モトブン名物のトリュフのパスタ

 

次にお伝えするロヴィニと並び、クロたびスタッフもイストラ半島の中で特に好きな町のひとつです。

⇒ 旅行前に知っておきたい、モトブン観光情報一覧はこちら

 

⇒「【クロアチア】天空の街モトブンを訪れるべき7つの理由」もあわせてご覧ください

ロマンチックな海辺の街、ロヴィニ

 

 

「ヨーロッパで最もロマンチックな街」と称されるイストラ半島の小さな港町、ロヴィニ(Rovinj)

 

近年、特に女性の間で人気急上昇中の美しい街です。

 

夕暮れ時のロヴィニ旧市街

 

美しいアドリア海を望む、小高い丘の上に建てられた町。迷路のように入り組んだ石畳の路地。

 

ちらり、ちらり、碧い海がのぞくロヴィニの路地

 

裏路地にひしめく隠れ家チックなカフェやレストラン・・・。

 

 

旧市街を歩いていると、まるでロマンチックな映画の世界に迷い込んだような気分に浸れることでしょう。

 

⇒ 旅行前に知っておきたい、ロヴィニ観光情報一覧はこちら

世界遺産の大聖堂の街、ポレチュ

ポレチュ旧市街の街並み

世界遺産「エウフラシウス大聖堂」がある町として有名なポレチュ(Poreč)

 

日本ではガイドブックなどでの情報も乏しいため、あまり知られていませんが、毎年夏になるとヨーロッパから多くのバカンス客が訪れる人気のリゾート地でもあります。

エウフラシウス大聖堂内部

 

また歴史的、地理的にイタリアの影響を強く受けてきたポレチュは、ロヴィニと同様、町や人の雰囲気もどこかイタリアチック。英語はもちろん、イタリア語もよく通じます。

 

世界遺産にご興味のある方、一味違ったクロアチアを楽しみたい方はぜひ!

⇒ 旅行前に知っておきたい、ポレチュ観光情報一覧はこちら

コロッセオの街、プーラ

ローマ時代に建てられた円形競技場

 

「コロッセオがある町」として有名なプーラ(Pula)。

 

「コロッセオ」と言えばローマのものが有名ですが、クロアチアのプーラにも大変保存状態の良いローマ時代のコロッセオ(円形競技場)が残されています。

 

円形競技場の他にも、凱旋門など、街の至る所にたくさんのローマ遺跡が残っています。

アーティストの街、グロジュニャン

「アーティストの村」と呼ばれるグロジュニャン(Grožnjan)

 

その愛称の通り、小さな村を縫うように伸びる石畳の路地には、たくさんのギャラリーやアトリエがひしめき合っています。

 

公共バスでのアクセスが基本的にできないのが難点ですが、車(レンタカーやハイヤー等)を使ってイストラ半島を旅される際はぜひお立ち寄りください!

世界一小さな街、フム

9月24日、「世界一小さい町」フムにて

 

ギネス記録に「世界最小の町」として認定されたこともあるイストラ半島の小さな町、フム(Hum)

 

フムには小さなレストランとお土産屋さんが数件、そして数件の民家がありますが、まだあまり広く知られていない穴場のため、日によっては人っ子一人にさえ出会わないことも。

 

9月、秋の気配が漂うフムにて

 

そんなひっそりとした平和な時が流れる町を歩いていると、まるでどこか別の世界に迷い込んでしまったかのような不思議な感覚にとらわれます。

 

フムの開廊で寛ぐ人たち

 

グロジュニャンと同様、公共バスだとアクセスがちょっと不便ですが、車(レンタカーやハイヤー等)を使ってイストラ半島を旅される際はぜひお立ち寄りください!

 

 

以上、みなさんの楽しいイストラ半島、クロアチアの旅のヒントになれば幸いです♬

 

小坂井真美

 

関連記事をチェック

グロジュニャンの街並み

 

⇒ 日本人がまだ知らないクロアチアの名所満載!イストラ半島でしたい9つのこと

 

⇒ 早わかり!クロアチアのエリアを把握しよう

 

イストラ半島観光情報一覧はこちら

 

♥ クロたびスタッフ・ブログTwitterFacebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです)

【これを読めば完璧!?】

クロアチア旅行・観光のよくある質問集

みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします!

【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】

 

⇒ ガイドブック「アドリア海の素敵な街めぐり クロアチアへ」著書発売のお知らせ

 

「見落とすべきでない観光スポットは?」「おすすめのホテル、レストランは?」「お土産はどこで買えばいい?」など、これまで数えきれないくらい聞かれたご質問に対する答えをギュッと一冊に詰め込みました。

 

また当サイト(クロたび)では紹介していないお気に入りのカフェやレストランやホテル、お店、各町でのおすすめの過ごし方などなど・・・当サイトには載せきれていない情報もたくさん盛り込んでいます。

 

よろしければお手に取っていただけると嬉しいです。

 

 

⇒ 「旅するクロアチア語」 著書発売のお知らせ

 

「クロアチア語を勉強してみたい」「クロアチア語って、どんな言葉なんだろう?」という方はもちろん、「これからクロアチアに行く予定!ちょっと言葉を覚えて、より心に残る、出会いや発見のあるクロアチア旅行を楽しみたい」という方もお手に取っていただけると嬉しいです。