12月のクロアチア 気候・服装
みなさん、こんにちは!クロアチア在住ガイドのまみです。
「12月のクロアチアはどれくらい寒いですか?かなりの防寒対策が必要ですか?」「ドブロブニク(海沿いの町)はそんなに寒くないんですか?」などなど、12月にクロアチア旅行を計画されている方からよく頂戴する気候や服装に関するご質問にお答えいたします!
また、本記事内には12月のクロアチア各都市の町ゆく人の様子を捉えた写真も掲載しています。ぜひ服装選びのヒントにしてください!
クリスマスの魔法に包まれる12月
どんよりとした曇り空の日が多く、寒い寒いクロアチアの冬。ですが12月になるとあちらこちらがイルミネーションで飾られ、キラキラとしたクリスマスの魔法に包まれ町中に幸せな雰囲気が漂います。
海や湖、大自然の美しさがイチオシのクロアチアのベストシーズンはやはり春から秋のはじめ頃ですが、冬にお越しになるなら断然12月がおすすめです。
オフシーズンのクロアチア(10月末から4月上旬頃)は寒く、特に海沿いの町では冬季休業に入ってしまうレストランやホテルもあるため、夏と比べると旅をするには寂しく感じる時期ではありますが、12月は特別。
クリスマスの飾りやイルミネーションの光に包まれ、町中が明るい活気に包まれます。またザグレブやドブロブニクの観光エリアでは、クリスマスマーケットも開催され、夜遅くまで美しいイルミネーションを楽しむこともできます。
特にザグレブのクリスマスマーケットの美しさ&楽しさは格別!20を超えるヨーロッパの都市の中から最も票を集め、旅行者が選ぶ『ヨーロッパ・ベスト・クリスマスマーケット(Best European Christmas Market)』の称号が贈られたこともある、お墨付きの美しさです。
町のいたる所に食べ物や雑貨を売る小屋が出現し、街角や広場では様々な催し物やコンサートも開催されます。12月のザグレブは毎日が週末のような賑やかさ。歩いているだけでワクワクするような楽しい雰囲気が街中を包みます。
そのため、12月のクロアチア旅行はザグレブ観光をメイン・中心としたプランがおすすめです。
ただし、クリスマス真っ最中の期間(12月24日~26日)は、スーパーも含め完全に休業となってしまうレストランやお店がほとんどなのでご注意を!
「せっかく楽みにしていたのに、どこもかもお店が閉まっていた!下調べもそこそこで来たので、スーパーもレストランも閉まっていて食べる所に困った!」なんてことになりかねないので、この3日間は避けるか、もしくはそれを覚悟の上でお越しください。
お越しになるなら12月上旬から23日頃まで。もしくは27日以降にお越しになり、年末年始をクロアチアで過ごしてみるのもおすすめです。(ただし、12月31日の午後と元旦の終日は休業のお店・レストランがほとんどです)
クロアチアの12月の気候
一年で最も寒さが厳しい月でもある12月。内陸部、アドリア海沿岸部ともにぐっと気温が低くなり、内陸部では最低気温が氷点下という日も珍しくありません。
まずは、日本(東京)の気温と降水量と、ザグレブ、ドブロブニク、プリトヴィッツェのものと比べてみましょう。
都市 | 最低気温 | 最高気温 | 降水量 |
東京 | 3.5℃ | 11.9℃ | 51mm |
ザグレブ | -1.4℃ | 4.1℃ | 2.1mm |
ドブロブニク | 5.0℃ | 13℃ | 0mm |
プリトヴィッツェ | -0.3℃ | 4.1℃ | – |
(ザグレブ・ドブロブニクの気温・降水量は2016年の平均値)
最低気温はザグレブ、プリトヴィッツェ共に、内陸部は氷点下ですね。クロアチア国内では冬も比較的暖かいと言われているドブロブニクなど海沿いの町でも、最低気温は10度を下回ります。
また「雪はたくさん降るのですか?」というご質問もよく耳にしますが、エリアによって様々。内陸部では11月末頃から雪が降るエリアもありますが、ザグレブやプリトヴィッツェも含め、旅行者が訪れる町では例年、12月上旬頃まであまり雪が積もることはほとんどありません。
ですが、年にもよりますがザグレブやプリトヴィッツェなどでは、クリスマスが近くなると雪が降る傾向にあります。
クロアチア観光、12月の服装は?
上の表からもおわかりのように、かなり寒いクロアチアの冬。日本のみなさんには「(ザグレブ、プリトヴィッツェなどの内陸エリアは)北海道と同じくらいの寒さ」とイメージしていただくと少しわかりやすいかもしれません。
基本的には厳しい寒さに対応できる服装を中心にご用意ください。
具体的には、温かいセーターやズボン、温かい下着類、それからマフラーや帽子、手袋、そして温かい冬物のコート(長い丈のものがおすすめ)が必須です!足元は男性、女性共に温かいブーツをおすすめします。
特に女性はスカートやワンピース、パンプスやハイヒール等は避けてください。スカートやワンピースでは寒空の下の観光はかなり辛いですし、パンプスやハイヒールでは足元が冷え切ってしまい観光どころではなくなってしまいます。体調を崩さないためにも、ファッション性よりも体を温めることを優先した服装選びをしてくださいね。
また、私のSNS(X , Instagram)やブログでは、ちょこちょこ現地の最新の様子を日々UPしているので、よろしければ旅のヒントにお役立ていただけると嬉しいです。
その他、12月のクロアチア観光に持って行くと便利なもの
【ボアインソール(靴の中敷き)】
特に男性のなかには「ブーツはあまり好きじゃないんだよね。僕はスニーカー派」という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は愛用の靴の中に温かいボアインソールを忍ばせていらしてください。いつも履いているブーツや靴の中にセットすれば、足元がぐっと温かくなります!
もちろんブーツを愛用している方にもおすすめです!暖かいブーツの中にボアインソールを入れると、さらに温かさがUPしますよ♫
日本でなら100円ショップでも手に入るので、旅のお供にぜひ!
【インナーダウン】
1着あればかなり便利なインナーダウン!少し肌寒い時にアウターとしてさっと羽織ることもできますし、厳しい寒さの日はコートの下に着てインナーとして大活躍してくれます。
クロたびスタッフも冬のクロアチアの街歩きの際には愛用しています。
街歩きを寒さ知らずで楽したい方は厚手のコートの他、インナーダウンを1着ご用意されると良いかもしれません。
【カイロ】
寒いヨーロッパの旅に欠かせない貴重なアイテム!
カイロがあれば、寒空の下のクリスマスマーケットだって思いっきり楽しめそうですね♫
【靴下】
暖かい靴下が必須なのは言うまでもありませんが、お部屋用のルームソックスもお忘れなく!暖かいもこもこのルームソックスは歩き疲れた夜のリラックスタイムにぴったりです。
ちなみに、クロアチアではお部屋にスリッパが用意されていないホテルが多いため、旅行用の携帯スリッパのご用意もおすすめします。
クロアチアのホテルのアメニティ事情について詳しくは「【旅行前にチェック】クロアチアのホテルにはアレがない?!驚きのアメニティ事情」をご覧ください
【常備薬】
冷えや乾燥などで、何かと体調を崩しやすい冬。胃腸薬や風邪薬など、普段からの見慣れているお薬を持ってくると万が一の時に心強いでしょう。
スリに注意!
観光客が少なくなるオフシーズンとはいえ、油断は禁物です!特にクリスマス・イベントで賑わうザグレブではこの時期もスリが暗躍します。
せっかくの楽しい旅を台無しにされないためにも、スリ被害にはくれぐれもご注意ください。
以上、みなさんの旅の準備のヒントにしていただけると幸いです。
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