【保存版】旅行前にチェック!プリトヴィッツェ観光基本情報

プリトヴィッツェ湖群国立公園

「一生に一度は訪れたい世界の絶景」にも選ばれる、クロアチアのプリトヴィッツェ国立湖群公園(Nacionalni park Plitvička jezera)。「プリトヴィッツェを訪れるのが、クロアチアの旅の大きな目的のひとつ」という方も少なくありません。

 

そこで今回はプリトヴィッツェのベストシーズンおすすめの散策ルート、見どころ、公園へのアクセス方法などなど、プリトヴィッツェ観光前に知っておきたい基本情報をお伝えします!

プリトヴィッツェはどこにあるの?

 

プリトヴィッツェ湖群国立公園はリカ地方(Lika)と呼ばれる山間部に位置しています。

 

ザグレブ(Zagreb)とスプリット(Split)の中間に位置しているため、ザグレブ=スプリット(あるいはザダルやトロギール、シベニク等)間の移動間に立ち寄るルートも人気です。

プリトヴィッツェの特徴

※クリックで拡大します

 

上湖群と下湖群

大小16の湖が、無数の滝で繋っている「プリトヴィッツェ湖群」。16ある湖のうち一番大きい「コジャク湖(Kozjak)」を境に、上湖群(Upper Lake)と下湖群(Lower Lake)の2つのエリアに分けられています。

 

 

「ヴェリキ・スラップ(大滝)」や「ミルカ・トルニナの滝」など、ガイドブックでもおなじみのみどころがコンパクトにまとまっているのは下湖群。時間のない半日観光客の方や団体ツアー客に人気のエリアです。

 

一方、ガイドブックなどには、あまり詳しく載っていませんが、数々の美しい滝や湖が存在する上湖群。クロたびスタッフもお気に入りのエリアでもあります。

 

多くの観光客が下湖群に集中するため、夏のピーク時でも比較的混雑が少ない中散策を楽しめるのも上湖群の魅力です。

 

公園への入り口は2つ

エントランス1

 

まず、公園には「エントランス1」と「エントランス2」のふたつの入り口があり、それぞれに長距離バスが止まるバス停があります。各エントランスにはインフォメーションセンターがあり、ここで公園への入場チケットを購入します。

 

入園料には園内の遊覧船乗車代、園内を運行するバスの乗車代が含まれています(原則、遊覧船への乗船は1回のみ)。遊覧船への乗船時には係員にチケットを提示する必要があります。基本的にチケットの提示がないと乗せてもらえないので、プリトヴィッツェ散策中はチケットをなくさないように気を付けてくださいね!

 

エントランス1はザグレブ方面から来るバスが最初に停まる入口、近くには自動車で公園に来る人たちのためのパーキングスペースや人気のレストラン「リチュカ・クチャ(Lička kuća)」が位置します。

 

一方、エントランス2はスプリット方面から来るバスが最初に停まる入口。エントランス2付近にはレストラン「ポリャナ(Poljana)」や公園敷地内に建つ3軒のホテル(ベルビュー/イェゼロ/プリトヴィッツェ)が位置しています。

 

園内バスと遊覧船

プリトヴィッツェ園内を走るバス

 

広い園内は基本的に徒歩での観光となりますが、一部の区間はバスと遊覧船が定期的に運航しています。バスはST(ステーション)1、 ST2、ST3を結んでおり、それぞれを30分に一本走っています。

 

また遊覧船は園内最大の湖であるコジャク湖を運行しており、湖の北端と南端を結んでいます。(※バス、遊覧船の乗車料は入場料に含まれています)

 

コジャク湖を運行する遊覧船

 

遊覧船はP3=P2、P3=P1、P2=P1を結ぶものがありますが、一番本数が多いのではP3とP2を結ぶもの(人気のシーズンである夏はピストン運航しています)。P3=P1を結ぶものも存在しますが、稀。

 

ただし、P2=P1を結ぶ遊覧船もP3=P2を結ぶものと同様、頻繁に運行しているので、P3からP1へ(またはその逆)移動したい場合は、P3⇒P2⇒P1(またはその逆)というように、P2を経由して移動しましょう。

 

(※プリトヴィッツェ観光のオフシーズンである冬季は、遊覧船や園内バスの本数が激減します。基本的に、遊覧船は1時間に1本(P3=P1のみ運行)。園内バスはST2=ST1間のみで、30分に1本の間隔で運行しています)

 

いずれにせよ、季節やお天気などその日の状況により運航スケジュールなどが異なりますので、当日チケットカウンターなどで確認してください

ベストシーズンは?

紅葉に包まれるプリトヴィッツェ

 

一年を通して、四季折々の素晴らしい景色を堪能することができるプリトヴィッツェ。

 

「ベストシーズンは夏」と言われるプリトヴィッツェですが、クロたびスタッフは紅葉に染まる秋や、真っ白な雪に包まれる冬のプリトヴィッツェも大好きです!

 

プリトヴィッツェの季節の特徴や様子について詳しくは「ベストシーズンはいつ?プリトヴィッツェの幻想的な四季巡り」にてお伝えしています。ぜひご覧ください!

おすすめの散策ルートは?

 

広い広いプリトヴィッツェ公園。園内で迷子にならないためにも、事前にしっかりと散策ルートを予習して行きましょう。

 

プリトヴィッツェ散策のおすすめルート一覧はこちらにまとめています。

 

なお、夏にプリトヴィッツェ観光を予定されている方は「【知らないと後悔する】夏のプリトヴィツェ散策 ❘ 混雑を回避するためのおすすめルート」を。

 

冬に予定されている方は「冬・雪のプリトヴィッツェ観光におすすめのルート」をぜひご覧ください。

 

プリトヴィッツェの入場料・開園時間

【プリトヴィッツェ湖群国立公園OPEN時間】

 

11月~3月:9:00~15:00
4月~5月、10月:8:00~18:00
6月~9月:7:00~20:00

 

チケット販売時間は閉園の約1時間前までですので、ご注意ください

 

閉園日:なし。毎日、OPENしています ※但し、悪天候の場合は観光できる箇所に制限がでる場合があります

 

※上記の公園OPEN時間は情報はあくまでも目安です。日の長さや天候により開園時間が変更となる可能性もあるのでプリトヴィッツェ湖群国立公園公式HP(英語)などで事前にご確認ください。

 

※11月~3月の期間中は園内バス及び遊覧船は一部運休となることもあります。その月の園内バスと遊覧船の運行状況もこちらの公式HPに掲載されています。

【プリトヴィッツェ湖群国立公園・入園料】

 

11月~3月: 大人:55クーナ(子供:35クーナ)
4月~6月、9月~10月: 大人:150クーナ(子供:80クーナ)
7月、8月 ※開園から16時までの入園の場合: 大人:250クーナ(子供:110クーナ)
7月、8月 ※16時以降の入園の場合: 大人:150クーナ(子供:50クーナ)

 

※上記の入園料は1日券を購入する際の大人、子供それぞれ1名分の値段です

 

※「子供」とはここでは7歳~18歳のことを指します

 

※7歳未満の入場料は無料

 

※15名以上で入園する場合は団体割引が適応されます

 

※入園料には園内の遊覧船乗車代、園内を運行するバスの乗車代が含まれています。(原則、遊覧船への乗船は1回のみ)

 

遊覧船への乗船時には係員にチケットを提示する必要があります。基本的にチケットの提示がないと乗せてもらえないので、プリトヴィッツェ散策中はチケットをなくさないように気を付けてくださいね!

 

※上記料金は2018年3月時点のものです。最新情報はこちらプリトヴィッツェ湖群国立公園の公式HP)をご覧ください

プリトヴィッツェの見どころは?

秋のプリトヴィッツェ

 

プリトヴィッツェの見どころは「【保存版】プリトヴィッツェ国立公園の見どころは?上湖群と下湖群、どちらがおすすめ?」にてお伝えしています。

 

上湖群、下湖群それぞれの様子が少しでもよく伝わるよう、写真もたくさん載せています。ぜひご覧ください!

 

プリトヴィッツェ観光に必要な時間は?

エントランス1付近のビューポイントからの景色

 

「短い時間でたくさんのスポットを周る忙しい旅なので、プリトヴィッツェは湖を一瞬見るだけでいい!」という方なら、エントランス1を入ってすぐのビューポイントからの景色(↑上の写真のような景色)をご覧いただければ、一瞬で済ませることも可能。

 

ですが、プリトヴィッツェまでせっかくお越しいただくからには、やっぱり湖のほとりを散策してほしいものです。

 

下湖群、上湖群のどちらかに絞れば、2時間~3時間程度で散策することができます。

でも、できることなら半日(6~8時間程度)かけて、大自然をのんびりと楽しむのが理想です。

次のページでは「プリトヴィッツェに1泊するべき?」「プリトヴィッツェの食事はどうするべき?」「プリトヴィッツェ散策におすすめの服装・持ち物は?」「プリトヴィッツェへのアクセス方法は?」など、気になる情報をお知らせします。

 

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