クロアチアでPCR検査はどこで受けられる?(コロナ渦中のクロアチア出国⇒日本入国 )

 

コロナ騒動がはじまって早約2年・・・。

 

「もうすぐ収束するかな・・・?」と思いつつも、なかなか先が見えない日々が続きますね。

 

完全に収束するまでは、なかなか(日本から)「クロアチア旅行に行こう!」と気軽にお越しになる方は少ないと思いますが、最近ちらほら、諸事情でクロアチアへお越しのご予定の方から以下のようなご質問をいただきました。

 

「今度クロアチアへ日本から渡航予定です。日本からクロアチアへ行く時は(日本からクロアチア側の入国はさほど難しくないため)心配していないのですが、クロアチアから日本に帰る時が心配で・・・。クロアチア出国前にPCR検査の陰性証明書がないと帰りのフライトに搭乗できませんが、クロアチアではどこでPCR検査が受けられますか?」

 

 

そこで、今回はクロアチア各都市でPCR検査が受けられる機関と検査を受ける際の注意点について、私が把握している情報をまとめてお伝えします。

 

私自身はコロナ騒動以降、まだクロアチア=日本間を移動したことがない(2年間帰国できていない)ですが、2021年の夏から年末年始にかけて、クロアチア=日本を行き来された日本人・クロアチア人のみなさんの実体験を何組かお聞きして「クロアチアでPCR検査を受ける際は、ここに要注意」というポイントが何点かあることに気づいたので、そちらもお伝えしますね。

 

まず、上記のご質問に対する最適な回答は在クロアチア日本大使館のこちらのPDFページにまとめられています。

 

以下、PDFページより引用させていただいた上で、みなさんからお寄せいただいた注意事項を青字にて記述します。

 

クロアチア⇒日本へ帰国・入国時に必要なPCR検査証明

現在、日本では水際対策が強化されており、日本へ帰国する際には、検疫所へ「出国前72時間以内の検査証明書」の提示が必要とされています。

 

検査証明書の様式は厚生労働省所定のフォーマットの使用が強く推奨されています。所定フォーマットは、厚労省ウェブサイトから入手できます。所定のフォーマットを使用することが困難な場合には、任意のフォーマットの提出も妨げられませんが、以下の「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされている必要があります。

 

※厚生労働省所定のフォーマット(日本語・英語表記)は印刷して各機関に持参して「これに記入してほしい」と伝えても対応してもらえなかった・・・という声を耳にしました(ザグレブの機関)。理由は「英語だけではなく、日本語が併記されているため」だとか・・・。

 

(フォーマットに記述されている日本語は英語部分と完全に一致していると説明しても)「自分が理解できる英語だけで表記されているフォーマットならまだしも、(日本語で)何と書かれているかわからないものに記入、自分のサインをしたくない。」という理由から断られてしまったそうです。

 

また一方で「厚生労働省所定のフォーマットへの記入の対応をしてもらえました。だから、英語のみの任意フォーマット(検査機関オリジナルのフォーマット)の証明書と、厚生労働省所定のフォーマットの証明書の2通を用意してもらったんですが、不備だらけで・・・。英語のみの任意フォーマットの方はパスポート番号が抜けていて、厚生労働省所定のフォーマットの方は検体採取日時、結果判明日が間違っていて・・・。」なんて声も・・・。

 

他の方からも、「パスポート番号が抜けていた」「検体採取日時、結果判明日が間違っていた」という声をちらほら耳にします。ですので、万が一不備がある場合に検査機関に修正の対応をしてもらえるよう、時間に余裕を持って予約されることを強くおすすめします。

 

(※「パスポート番号、国籍等、検査機関の記載漏れがある項目は、旅客自身の直筆でも可」とのことですが、いずれにせよ、万が一のために時間に余裕を持って準備されることをおすすめします)

 

 

●人定事項(氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別)(氏名のスペルミスはありませんか?パスポート番号は抜けていませんか?)

 

●検査法、検査検体(所定のフォーマットに記載されている検査法、採取検体に限る)(予約時にこちらの所定のフォーマットに記載されているいずれかの検査法、採取検体が必要だと伝えておきましょう)

 

●検査結果、検体採取日時、結果判明日、検査証明書交付年月日(肝心のこの部分が間違っていたという声をよく耳にするので注意深く確認してください)

 

●医療機関等の情報(医療機関名、医療機関住所、医師名(署名)、医療機関印影(医師の署名、医療機関の印影が抜けていませんか?クロアチア語で「印影」はPečat(ぺチャット)です)

 

●上記の全項目が英語で記載されていること。(※クロアチア語ではダメなので、英語で・・・と予約時、検査当日に必ず伝えましょう!!いずれの機関も英語の翻訳料は別途発生するので、気になる方は予約・問い合わせ時に確認しておきましょう)

 

※なお、日本入国必要渡航書類チェックリストおよびPCR検査陰性証明書確認のチェックリストANAのこちらのPDF資料に非常にわかりやすくまとめられています。陰性証明書に不備がないかの確認の際に、このPDF資料と照らし合わせながら注意深くチェックすると安心だと思います。

 

当館が確認したところ、以下に掲載する機関から、厚生労働省所定フォーマットに対応可能であるとの回答がありました。これら機関から検査証明書を入手される場合は、予約時に、日本政府所定フォーマットへの検査結果の記載を希望する旨依頼してください。

 

なお、所定フォーマットは、検査機関には備え付けられていませんので、受検時に印刷したものを持参するなど、受検者自身が用意する必要があります

 

☆ 厚労省所定フォーマットに対応可能なPCR検査機関 ☆

 

※注意:ザグレブ空港においてもPCR検査を受検できますが、結果が出るまでに時間がかかります(同空港ウェブサイトでは、結果判明までに24時間から36時間を要する旨案内されています。検査結果が15分から20分で出ると案内されているのは、迅速抗原検査です)。

 

帰国直前の検査ではフライトに間に合わないおそれがあるので、ご注意ください。利用をご検討の場合は、事前に空港に問い合わせるなどして、よくご確認ください。

 

【ザグレブ市】

 

・ANDRIJA ŠTAMPAR Teaching Institute of Public Health
所在地:Mirogojska cesta 16
HP: https://www.stampar.hr/en/pcr-testing-sars-cov-2
電話: +385 1 469 6111
メール:covidtest@stampar.hr

 

※私がお話をお伺いした方のなかで、ザグレブでPCR検査を受けられた方はみなさん、この機関に足を運ばれています。

 

ただし、2022年1月現在、最近クロアチア国内における新規感染者の増加の影響に伴い、「PCR検査の直近日での予約がなかなか取れない」という事態が発生しているようです。こちらの機関(ANDRIJA ŠTAMPAR)に限らず、クロアチア出国前のPCR検査をご希望の方は、フライト日が決まり次第、なるべく早めに(少なくとも1週間以上前)予約を取っておくことをおすすめします。

 

なお、こちらの機関は、申込時に「3Dセキュアに対応したクレジットカードしか受け付けられないので注意」という情報もある日本人の方からお寄せいただきました。

 

 

・CROATIAN INSTITUTE OF PUBLIC HEALTH
所在地:Rockefellerova ulica 2
HP: https://covid.hzjz.hr/
電話: +385 1 48 63 222

 

・Poliklinika Medikol
所在地:Voćarska cesta 106
HP: https://medikol.hr/
電話: +385 99 700 0033

 

・Poliklinika LabPlus Zagreb
所在地:Maksimirska cesta 282
HP: https://poliklinika-labplus.hr/
電話: +385 1 7987 480
メール:info-zg@poliklinika-labplus.hr

 

【ドブロブニク市】

 

・Dubrovnik medical center
所在地:Vatroslava Lisinskog 60, camp Solitudo
HP: https://www.dom-zdravlja-dubrovnik.hr/hr/sluzbe/covid-19-ordinacija
電話: +385 99 529 1888
メール:covid19@dom-zdravlja-dubrovnik.hr

 

・Dubrovnik General Hospital
所在地:Roka Mišetića 2
HP: https://www.bolnica-du.hr/index.php/component/k2/item/855
電話: +385 20 431 580
メール: info.covi.test@bolnica-du.hr

 

【スプリット市】
・Institute of Public Health of Split and Dalmatia County
所在地:Vukovarska 46
HP: https://www.nzjz-split.hr/
電話: +385 21 401 111

 

【スプリット市(続き)】
・Poliklinika LabPlus Split
所在地:Dubrovacka 1
HP: https://poliklinika-labplus.hr/
電話: +385 21 789 789
メール:info-st@poliklinika-labplus.hr

 

【プーラ市】

 

・Institute of Public Health of the Region of Istria
所在地: Nazorova 23
HP: http://zzjziz.hr/index.php?id=297
電話: +385 99 529 8222
メール: covidtest@zzjziz.hr

 

※なお、「受付の方にはまったく英語が通じなかった」というお声もちらほら耳にしています。(この情報をお寄せくださった方はザグレブのANDRIJA ŠTAMPARで検査を受けられました)そのため、言葉(クロアチア語)に不安がある方は、クロアチア語が話せるお知り合いなどに同行してもらうと安心かと思います。

 

上記の所定フォーマット対応機関は一例ですので、上記以外の検査機関で受検される場合は、直接、当該機関までご確認ください。クロアチア国内の検査機関は、クロアチア政府観光局ウェブサイトの資料「COVID-19 Test locations」から検索することができます。

 

同資料は、それぞれの自治体の観光局等が発行している検査機関一覧表等にリンクしていますが、PCR検査を実施していない検査機関も掲載されていますので、それぞれの機関が実施している検査法をよく確認してください。

 

※ザグレブ市内で検索する場合は、「Zagreb County」ではなく、「City of Zagreb」を選択してください。

 

 

情報を共有してくださった皆様、ご協力ありがとうございました!

 

以上、みなさんのヒントになれば幸いです。

 

(2022年1月19日公開 小坂井真美

 

 

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