
プリトヴィッツェに出没する、トンデモナイ人たち
園内は観光客でいっぱい! 一昨日、日本からクロアチアへお越しくださったご夫婦にお供して、再びプリトヴィッツェへ行って来ました! この日はお天気予報によると『晴れのち、所により雷雨』と、ちょっぴり心配なお天気。 ですが、そんな心配とは裏腹に、私たちがプリトヴィッツェに到着した11時頃は気持ちの良い青空が広がっていました。 エントランス1付近 先週の木曜日は予想していたよりも人が少なかったプリトヴィッツェ公園ですが、この日はたくさんの観光客でいっぱい! 私たちは公認ローカルガイドさんと一緒に散策をしたのでチケット売り場に並ぶ必要はありませんでしたが、チケット売り場には長蛇の列ができていました。 この日案内をしてくれたガイドさん曰く「ここ数日で観光客の数もぐっと増えてきました。1日の来園者は今の時期は約8000人~10000人。7月、8月のハイシーズンになると、毎日最大12000人が訪れるんですよ・・・!」とのこと。 数年前から毎年のように「来園者があまりにも多すぎて、プリトヴィッツェが世界ユネスコ自然遺産リストから除外される可能性がある」という噂を度々耳にしていましたが、どうやら単なる噂ではない模様。 なんでも、来園者があまりにも多すぎるため、行き届いた自然保全が難しくなってきており、マナーの悪い観光客のせいでプリトヴィッツェが世界ユネスコ自然遺産リストから除外される可能性が急浮上してきているのだそう。 残念なことに、この日も湖にエサを投げ入れている人や、立ち入り禁止の場所に立って写真を撮る人、川の中に足をつけている人、それから湖の中に浮かぶペットボトルやごみ屑を何度も見かけました。 プリトヴィッツェを心から愛するガイドさんは、そんな人を見かける度に「エサをあげないでください」「ここ、立ち入り禁止エリアですよ。あなたにとっても危険なので、やめてください。遊歩道に戻ってください」と声をかけたり、ごみ屑を見かける度に拾っていました。 これはこのガイドさんに限らず、他のガイドさんや公園レンジャーさんのみんなが日々心がけていること。私もそんな彼らの姿を見て、プリトヴィッツェ散策の際にゴミが落ちているのを見かけたら、拾うように心がけるようになりました。 実は先月、日本から旅に来られた方とプリトヴィッツェ園内を歩いていた時のこと・・・。別にこの話をお伝えしたわけでもないのに、私やガイドさんが気づくよりも前に「あぁ、こんなところにゴミが落ちているわ。こんな美しい場所にゴミを捨てる人がいるのね・・・」と、その方はさっとゴミを拾われたのです。 そんなお姿を見て、ガイドさんも私も思わず感動! クロアチア人ガイドさんも「ここが自分の国の国立公園だったら、きっとしないようなマナー違反行為をする外国人観光客が多く、毎日腹ただしい思いでいっぱいだった中、この方のようにゴミを拾ってくれる観光客をはじめて見た。日本人はやっぱりすごくマナーが良い・・・!本当にうれしい」と大感激していました。 ちょっと話が逸れてしまいましたが、このように年々増える観光客に伴い、マナー違反行為をする観光客も増え、美しいプリトヴィッツェ湖群国立公園が危機にさらされているのです。 この日お話を聞かせてくれたガイドさんは「プリトヴィッツェがユネスコ自然遺産リストから除外されてしまう事態は本当に避けたいです・・・。もしプリトヴィッツェがユネスコ自然遺産から外され、国立公園から自然公園へ格下げされるようなことがあれば、いろいろな規制が緩和される。 そうなると、お金儲けを考えて利益ばかりを優先する人たちがやってきて、公園周辺にキャンプ場などいろいろな施設を作って、プリトヴィッツェの自然はきっと破壊されることでしょう・・・。そうならないといいのですが・・・」と、心配そうに語っていました。 美しいプリトヴィッツェの景色を後世に伝えるためにも、公園を訪れるひとりひとりがしっかりマナーを守って散策を楽しみたいものですね。 このようにマナー違反行為をする観光客に日々顔をしかめているガイドさんたちですが、もうひとつ、ガイドさんたちが「絶対に許せない!」と怒り心頭のとんでもない人たちが最近プリトヴィッツェ公園に毎日のように出没しています。 そのとんでもない人‥・とはスリ! プリトヴィッツェにやってくる大勢の観光客のお財布を狙ったプロのスリ集団が、園内に出没しています。 特にここ数日前から被害が急増しており、犯人の目星はついているとのこと。なんでもルーマニア辺りからやって来た外国人スリグループだそう。 目星はついているものの、現行犯逮捕か犯行の瞬間を捉えた動画など、決定的な証拠がないと犯人を逮捕できないのだとか。 公園のスタッフやローカルガイド、現地警察が一致団結。勢力を挙げて、犯人逮捕に努めているそうですが、なかなか捕まえるのが難しく、次から次へと出没するスリに手を焼いているそうです。 ※写真はイメージです。この写真に写っている女性はスリと関係ありません この日もエントランス1付近で、ガイドさんが「あっ!あの女2人組!!」と睨んだ先を見ると、旅行者の格好をした若い女性が2人。高台のスロープからキョロキョロとあたりを見渡して、辺りを伺っている様子でした。 「あの二人組、絶対スリよ!プリトヴィッツェのガイドのSNSグループに注意喚起で出回っている、写真の二人組の女にそっくり!!(スマホで写真を確認して)・・・ほらね!!」と、見せてくれた画面の写真に写っていたのは、高台に立っている女性によく似た二人組。 いかにも観光客・・・というような服装をしていましたし、ガイドさんに言われなければ、スリだなんて夢にも思わないような外見の二人組でした。 ガイドさん曰く、スリ被害対策のために、観光客に扮した警察官が園内をパトロールしているとのこと。この日も二人組の姿を見かけたガイドさんは園内の仲間たちに「エントランス1付近でスリの女二人組を見たから注意して」と注意喚起を促していました。 また、犯行はプロのスリ集団によってのみ行われているわけではないらしく、なかには観光中にスリをはたらくトンデモナイ旅行者が要るとのこと…!「先週は、ハンガリー人、それからポーランド人の観光客が、他の観光客の財布を盗んで現行犯逮捕されたの」というトンデモナイ話をガイドさんから聞いて、私も仰天してしまいました... »記事

【現地レポート】エメラルドグリーンに輝くプリトヴィッツェ、最高に美しいです!
エメラルドグリーンに輝くプリトヴィッツェの湖 こんにちは! 少しレポートが遅くなりましたが、先週の木曜日に、日本からお越しくださった方と一緒にプリトヴィッツェへ行って来ました。 朝、車でザグレブを出発して途中ラストケ村に立ち寄り、コーヒーブレイク。 ラストケ村はザグレブからプリトヴィッツェに向かう道中に位置する小さな村。家々の間を小川が縫うように流れるその風景は、まるでおとぎ話の世界から抜け出してきたかのようです。 いつ、何度訪れても飽きないとても美しいのどかなラストケ村。 村の中の観光の後、川辺のカフェに座ってみんなで冷たいコーヒーを1杯・・・。この日は、とても日差しの強い暑い日でしたが、涼し気な川の音を聞いていると、そんな暑さも和らいでくるような気分になりました。 その後再び車に戻り、プリトヴィッツェへ! 到着したのは11時過ぎ。7月も間近でそろそろ観光シーズンのピークを迎えるプリトヴィッツェ。「ひょっとしたら、チケットカウンターで長蛇の列ができているかな~」なんて思っていましたが、平日だったためか、ほとんど並ぶことなくスムーズに入場することができました(コジャック湖の遊覧船も全く並ばずに乗船することができました)。 湖の景色が初めて目に飛び込んできた瞬間、みんなから思わず「すごい~!きれい!!」と感激の声が。 私も、もう何度もプリトヴィッツェに足を運んでいますが、ラストケ村と同様(あるいはそれ以上に)、いつ何度訪れても感動は薄れません。 特にこの日の湖は特に色が美しく「今まで見て来たプリトヴィッツェで一番かも・・・!?」と思うほどの美しさでした! 私の写真ではその魅力を100%お伝えすることができませんが、写真よりも何十倍も美しい、キラキラと輝くエメラルドグリーンの湖を見ることができました。 ちなみに・・・みなさまにクロアチアの本当の魅力をお伝えするため、基本的に当サイトに掲載している写真のほとんどが無加工(色味の調整など、一切手を加えていない)ですが、このページに載せている写真もすべてが加工は一切していません! 私のへなちょこカメラで撮っても、こんなにキレイなエメラルドグリーン・・・! その湖の美しい色は写真では完全に再現されていませんが、吸い込まれるほど透明で、不思議な輝きを放っていました。 ちなみに、この日はお天気予報によると「晴れ、所により一時雷雨を伴うにわか雨」。途中、1回だけ遠くの方でゴロゴロゴロ~と雷が聞こえたのでちょっと心配でしたが、1滴も雨に降られることもなく、最高のコンディションの中散策を楽しんでいただくことができました。 日差しがきつかったので、直射日光が当たる場所はかなり暑く感じましたが、木陰が多いプリトヴィッツェ。あまり汗をかくこともなく、涼しい水の音を聴きながら絶景を満喫しました。 ヴェリキ・プルシュタヴァッツ 上の写真は上湖群の見所のひとつである「ヴェリキ・プルシュタヴァッツ(Veliki... »記事

青の洞窟ツアーに参加します。どんな持ち物を用意すればいいですか?
クロたびスタッフが当サイトでおすすめしている青の洞窟ツアーに実際参加してみて「用意していてよかった!」「これを用意しておくといいかも」と感じたもの、また青の洞窟を主催しているツアー会社のスタッフさんがおすすめする持ち物をお伝えします。 持ち物リスト ☑カメラ 美しい景色をたくさんカメラに収めてくださいね! ☑携帯電話・スマホ やはり念のためにあると安心です。 ☑現金 青の洞窟ツアーの多くはランチが含まれていないものが多いため、いくらか現金も用意してゆきましょう。ただし(防犯上の理由から)必要以上の現金を持って行くことはおすすめしません。 ☑日焼け止め 当サイトでおすすめしている青の洞窟ツアーのボートには日よけの屋根がついているので、船上で直射日光に当たって日焼けをするようなことはありませんが、別の会社のツアーでは、日よけがない船を利用しているものも多いので、日焼け止めはマストアイテムです! また船上では日に当たることがなくても、青の洞窟以外にフヴァル島などをはじめとする、島巡りが組み込まれているツアーでは、島内散策ができる時間が設けられていることも。青空が広がる島内を半時間も散策するとお肌が真っ黒に焼けてしまうので、必ず日焼け止めクリームをご用意ください!! それから、ツアー中の遊泳タイムでアドリア海で泳ぐ予定をしてる方は、防水タイプの日焼け止めをおすすめします。 ☑帽子 日焼け止めの他、帽子のご用意もお忘れなく!太陽がサンサンと輝く空の下を歩く際に大活躍してくれますよ! ☑サングラス クロたびスタッフは青い海の色をそのまま楽しみたいので、いつもサングラスは持って行きませんが、やはり目のことを考えるとサングラスを用意した方がいいかもしれません。 ☑水着 青の洞窟ツアーの多くが、(青の洞窟があるビシェボ島ではありませんが、他の島での)遊泳タイムを設けています。特に6月~8月の夏真っ盛りのシーズンにツアーにご参加される方は、ぜひ水着のご用意をお忘れなく! 青く輝くアドリア海へザブ~ンとダイブしてみてくださいね♬ ちなみに、水着は服の下に着用して乗船するとスムーズですよ(当サイトでおすすめしている青の洞窟ツアーで利用されているボートでは、着替ができるスペース(バスルーム)があります)。 ☑浮輪 浮輪があれば、長時間プカプカと、のんびりアドリア海を楽しむことができますよ♬ ☑完全防水の貴重品ケース 「カバンの中に入れてある貴重品を気にすることなく、思いっきりアドリア海で泳いで楽しみたい!」という方は完全防水の貴重品ケースに貴重品を入れて持ち歩くと安心ですね。 ☑ビーチサンダル 遊泳タイムがあるツアーでは、美しいビーチに連れて行ってもらえることも!ビーチサンダルがあると何かと便利ですよ。 ☑バスタオル 海で泳ぐ予定の方はぜひ持って行きたいマストアイテム! また海で泳ぐ予定のない方も、1枚あると何かと便利ですよ。例えば、島内散策の際に美しい岩場の絶景スポットを見つけたら、バスタオルをさっと岩の上に広げて座れば特等席に早変わりします☆ サッと羽織れるビーチウェアはすごく便利! ☑ビーチウェア 例えば、当サイトでおすすめしている青の洞窟ツアーでは、度々遊泳タイムが設けられています。このようなツアーでは、水着の他にさっと羽織れるビーチカーディガンやビーチポンチョ等のビーチウェアがあると大変便利です。 「ずっと水着でいるのはちょっと・・・」という方もさっと羽織って肌を隠せるビーチウェアがあれば、着替えを何度もしなくても、1日快適にツアーを楽しむことができます。 ☑羽織物や上着 念の為に羽織物や上着もカバンの中に1枚入れておくと安心です。 夏のお天気が良い日でも、ずっと海風に当たってボートで進んでいると、少し肌寒く感じることも。そのため、真夏でも薄手の羽織物を用意しておくと心強いです。 一方、特に4月や10月など、真夏と比べて気温が低い月に青の洞窟ツアーに参加する方、曇が多い日には、温かい上着や羽織物は必須です!使わないこともあるかもしれませんが、せっかくの旅行中に体調を崩さないように、万が一に備えて、どんなに「今日は温かいなぁ」という日でも、上着をご用意ください。 ちなみに、当サイトでおすすめしているツアーは、安全な荷物置き場もあるスピードボートを利用するため、遊泳中や島巡りの際に不要な荷物は船内に置いてゆくことができます(※ただし、万が一・・・ということもあるので、やはり貴重品は必ずご自身で管理してくださいね)。上着等、「用意してきたけれど、必要なかったかな・・・」というようなものは、船内に置いておくことができるので、準備は万端にいらしてくださいね。 以上みなさまのヒントになれば幸いです。 クロたびがおすすめするスプリット発、青の洞窟行きのツアーはこちらです(↓↓↓) 【スプリット発】青の洞窟&緑の洞窟 日帰りツアー(日本語予約可) 『クロアチア旅行 よくあるご質問』一覧へ戻る 記事

雨の日でも青の洞窟へ行ける?中に入れないのはどんな時?
回答 青の洞窟に入れるか否かは、お天気・・・というより、厳密には波の高さ次第。 お天気の良い日でも、風のせいなどで波が高い時は、青の洞窟に入ることができないのです。 例えば、この動画(↓↓)を見るとわかるように、クロアチアの青の洞窟の入口は狭いため、お天気の良い日でも波が高いと青の洞窟の中に入ることができません。 このように、波の高さ次第で入れるか否かが決まる青の洞窟。 雨が降っているからと言って、必ずしも青の洞窟に入れないということはありませんが、一般的にやはり雨の日は海が荒れがちなので、お天気が悪い日は青の洞窟に入れない確率が高くなります。 また催行会社によっては、青の洞窟には入れなくてもお天気の良い日なら、青の洞窟(ビシェボ島)以外の島々を巡るツアーに切り替えて当日ツアーを催行するところもあります。 例えば、当サイトでおすすめしている青の洞窟ツアーの催行会社は、晴れていても波が高くて青の洞窟には入れないような日は、他の島を巡るツアーに切り替えて催行しています。その日のお天気や海の様子に合わせて、最適なルートを現地でスタッフが料金と共に説明してくれます(青の洞窟に入れないので割引価格になります)。このような場合、出航・ツアー料金のお支払い前に説明がされるので、安心です。 このように青の洞窟に入れないことが事前にわかっている場合、しっかりと説明をしてくれる催行会社なら安心ですが、なかには、事前に青の洞窟に入れないことがわかっているにも関わらず、ツアー参加者に一切説明せず、当日の朝ツアー料金全額を徴収・出航し、現地に着いてから(青の洞窟があるビシェボ島に着いてから)「今日は洞窟に入れません。残念でした(返金対応等は一切なし)」という不親切な会社もなかには見受けられるので注意が必要です。 せっかくのクロアチア旅行、嫌な思いをしないためにも、ツアー料金だけに惑わされず、ツアー内容や青の洞窟に入れない時の対応などもしっかりと確認して催行会社を選んでくださいね。 クロたびがおすすめするスプリット発、青の洞窟行きのツアーはこちらです(↓↓↓) 【スプリット発】青の洞窟&緑の洞窟 日帰りツアー(日本語予約可) 『クロアチア旅行 よくあるご質問』一覧へ戻る 記事

クロアチア『青の洞窟』に入れる確率は?
神秘的な青の洞窟 青の洞窟へアクセスできるシーズンは4~10月、ベストシーズンはずばり6~8月です! お天気が悪い日や、晴れていても波の高い日は洞窟内に入れないため、神秘の青の絶景に出会えるかどうかは運次第ですが、6~8月の夏の時期は80%~90%と高確率で内部に入ることができます。 ちなみに、5月・9月は70%~80%、4月・10月は50~60%程度。それ以外の時期は入ることができません。 ただし、上記の確立はあくまでも平均的な数字ですので、旅のご計画の参考程度にしてくださいね。 また4月や10月も青の洞窟ツアー自体は催行されていますが、やはり海の上で半日~1日過ごすには、気温も低く、空に雲がかかる日には少し辛いことも。やはり、青の洞窟ツアーのように、船の上で過ごすツアーは4月後半~9月がおすすめです。 せっかくこの時期にクロアチアへお越しになるからには、ぜひご検討してみてくださいね♪ クロたびがおすすめするスプリット発、青の洞窟行きのツアーはこちらです(↓↓↓) 【スプリット発】青の洞窟&緑の洞窟 日帰りツアー(日本語予約可) 『クロアチア旅行 よくあるご質問』一覧へ戻る 記事

夏のクロアチアは夕立にご用心! 気になる旅の最新服装情報
6月6日、晴れのザグレブの様子 こんにちは! 今日から日本は梅雨入りしたそうですね☂ 日本では6月といえば雨が多い月ですが、実はクロアチアでも6月は1年の中でも雨が多い季節なのです。ただし、日中雨が降ることは少なく、夕方から明け方にかけての時間帯に雷を伴う激しい雨が降ることが多くなります。 例えば昨日(6月6日)のこと。ザグレブはお昼過ぎまでは良いお天気、夏服で十分外を歩けるくらいの気温でしたが、夕方になるにつれ、だんだんと空に雲がかかるようになり、夕暮れ時には突然、バケツをひっくり返したような激しい雨が降り出しました。でも、その後は明け方まで時折雨がぱらついたものの、激しい雨は半時間もしないうちに止みました。 ... »記事

【体験レポート】ザグレブ=リュブリャナ列車の旅
お互い国境を接するクロアチアとスロベニア。その首都であるザグレブ(クロアチア)=リュブリャナ(スロベニア)間は列車で片道わずか2時間20分の距離。それぞれの街からの日帰り旅行先としてもぴったりです! 今回は「ザグレブ=リュブリャナ間の列車の旅ってどんな感じ?」「バスと列車、どちらの移動がおすすめ?」「時刻表の確認方法は?」という方のために、クロたびスタッフが実際に乗ってみた感想をレポートします。 列車の旅が好きな方には超おすすめ! 晴れた日の車窓からの景色はもっと素敵ですよ! リュブリャナ=ザグレブ間を走る列車は景色も魅力的。決して「車窓から”絶景”が見える!」というわけではありませんが、緑溢れる長閑な風景や、美しい山間や川沿いを列車が走り抜けて行く様子を車窓から楽しむことができます。 ザグレブ=リュブリャナ間を結ぶ長距離バスと移動時間はほぼ同じですが、列車の方が素晴らしい景色を見ながら、ゆったりとした気分で旅を楽しむことができるので、クロたびスタッフもお気に入りの移動方法。「ヨーロッパで列車の旅気分を味わってみたい」という方にもイチオシです! それから、バスと異なり、道路の渋滞に巻き込まれることもないため、基本的には予定通りに発着するためスケジュールに狂いがでないという点も列車をおすすめしたい理由のひとつです。 #gallery-1... »記事

【クロアチア現地便り】今年の夏は暑くなりそうです☀
もう5月もそろそろ終わりですね。 ほんの2週間程前までは「もう5月なのに、なんだか涼しいね~」なんて言っていたのに(過去記事)、ザグレブは昨日あたりから急に暑くなりだし、一気に夏らしくなってきました。 ザグレブでも日中は30度前後まで気温が上がり、もう夏のような暑さ・・・!! スプリットやドブロブニクなど海沿いの街では、海水浴を楽しむ人の姿もたくさん見かけるようになりました。 ドブロブニク ちなみに今日の日中のザグレブの最高気温は30度。クロアチアは湿気が少ないため、日陰にいればさほど暑さを感じることなく快適に過ごすことができる気持ちの良いお天気でしが、やはりお日様の下を歩くとかなり暑く感じました。 今日は半日、ザグレブへお越しくださった方と街歩きをご一緒させていただいたのですが、あまりにもの日差しの強さに「思っていたよりも暑いです!」と驚いていらっしゃいました。 午前中の散策でしたが、みんな涼し気な恰好に帽子を被って暑さ対策は万全! なるべく日陰を歩き、途中屋内のお店に立ち寄ったり、休憩を挟みながら、青空のザグレブ散策を楽しみました。 私は(似合わないので)帽子をかぶるのがあまり好きではないのですが、今日は朝お天気予報を見て「暑くなりそうだな~」と思ったので、帽子を準備して家を出たのですが、やはり持って行って大正解でした。帽子をかぶっていなかったら、顔は日焼けしてヒリヒリ、きっと体力の消耗も激しかったと思います。 今日のクロアチア現地のニュースによると、なんでも今年の夏は「とても暑くなりそう」だとのこと。 これから夏にかけてクロアチアへご旅行に来られる方は、涼しい服、帽子、日焼け止めクリームなど、暑さ対策も万全に行っていらしてください。それから、熱中症対策のために、散策中のお水もマストアイテムです!散策中はこまめに水分補給を行ってくださいね。 とはいえ、ザグレブなど内陸部の街では朝晩はかなり肌寒くなることも。特に空に雲がかかるようなお天気の日は、かなり気温が下がるため、夏の旅行でも上着や温かい服も念のために必ずお持ちください。 それから、当サイトでも何度もお伝えしていますが、観光中は熱中症だけではなく、スリにくれぐれもご注意ください!これから旅行者がますます増える夏のシーズン、旅行者の増加に伴いスリ被害も増加することが予想されています。 せっかくの楽しい旅が台無しにされないよう、身の回りの貴重品にはくれぐれもご注意くださいね! (2017年5月30日 小坂井真美) 【関連記事】 ●【保存版】クロアチアの季節・気候・服装アドバイス ●要チェック!スリのターゲットになりやすい人の6つの特徴 ●【2017年版】気になるクロアチアの治安!観光中に気を付けるべきポイント ●在住者がお伝えする、日本人旅行者がクロアチアで遭いやすいトラブル6選 ●クロアチア治安情報【注意喚起】日本人観光客の被害も多発しています! ●【観光前に要チェック!】ポストイナ鍾乳洞 観光時の服装と注意点 ● 【観光前にチェック】プリトヴィッツェ散策 服装と持ち物 【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします! 記事

一風変わったイタリア!トリエステを訪れるべき7つの理由
隣国スロベニアの国境沿いに位置するイタリアの港町、トリエステ。同じく北イタリアに位置する「ミラノ」や「フィレンツェ」など日本でも人気の街と比べると、あまり馴染みがないかもしれませんが、イタリアの他の町とは一風違った雰囲気を持つ素敵な町です。 筆者も実際に足を運んでみて、トリエステをすっかり気に入ってしまったひとり。そこで今回は、みなさまにトリエステをおすすめしたい7つの理由をお伝えします! 一風変わったイタリアに出逢える まだまだイタリア初心者の筆者ですが、イタリアに住んでいる方やイタリアのいろんな街に行ったことがある方曰く「トリエステは一見イタリアらしくない町」なのだとか。 様々な国家の統治下に置かれた歴史を持つトリエステですが、特にオーストリア(ハプスブルク帝国)による統治時代の影響が強く、その影響は街並みにも色濃く残っています。 壮麗で気品漂う建物が多く、「小ウィーン」とも例えられることがあるほど、オーストリア風の街並みが印象的なトリエステ。町中にはハプスブルクゆかりのスポットも数多く点在しています。 一風変わったイタリアの町を見てみたい方はぜひ! 穴場スポット! まだ日本では観光地としてあまり馴染みのないトリエステですが、美しいアドリア海の「穴場スポット」として、密かに人気を集めているのだとか。 「あまりみんなが知らないイタリア」というだけでも旅好きの方には魅力的な響きがありますが、トリエステが「穴場」だと言われる理由はそれだけではありません。 その理由とは、ローマやヴェネチア、ナポリなど、いわゆるイタリアを代表する「観光地」と比べると物価が安いという点。筆者も実際、ローマに行った時はレストランやホテルなど「ちょっと物価が高いな~」と感じたものですが、トリエステでは日本の感覚とさほど変わらず「高い!なんでこれがこんな値段する(高い)の?!」と感じることはほとんどありませんでした。 有名な老舗カフェやレストランでも決して高い値段設定ではなく、コーヒー1杯2ユーロ前後とかなり良心的。ホテルも1泊7、8000円も出せば、快適で心地良いお部屋にステイすることができますよ。 街歩きしやすい 見所が町の中心部にコンパクトにまとまっていて、非常に観光がしやすいトリエステ。「ミラマーレ城」は中心部からバスに乗ってアクセスする必要がありますが、それ以外の観光名所は基本的にすべて徒歩で周ることができます。 小ぢんまりとした町なので、半日~1日もあれば、十分に観光名所を周り切ることができるトリエステ。道に迷っても海が見える方向が目印になるので、方向感覚を掴むのが苦手な方も、街歩きがしやすい町なのです。 また(筆者の個人的な感想ですが)英語もそこそこ通じますし、言葉がうまく通じなくても身振り手振りで一生懸命に道順を教えてくれる親切な人が多い、素敵な町でした。 ごはんがおいしい! アドリア海を望む港町トリエステは、新鮮なシーフード料理が自慢!とはいえ、名物はシーフードだけではなく、お肉料理など、様々なおいしいお料理を堪能することができます。 歴史的、地理的に様々な国の影響を受け、食文化が非常に豊かなトリエステ。地中海料理だけではなく、豪快なお肉料理やザワークラウト、ハム、ソーセージなど、オーストリアをはじめとする中央ヨーロッパの影響を受けたおいしい料理もこの地域の名物なのです。 また町を歩けば、そこら中においしそうな香りを漂わせる屋台がずらり。おいしそうなイタリア産のプロシュートやチーズ、見た目にも可愛らしいお菓子を売るお店もたくさん目につきます。 そんなトリエステは食いしん坊さんには堪らない、とっておきの街歩きが楽しめる町なのです! 素敵なカフェ&おいしいコーヒーを楽しめる トリエステの有名老舗カフェ「カフェ・サン・マルコ」 「コーヒーの街」「カフェの街」とも呼ばれるトリエステには素敵なカフェがいっぱい。150年以上もの間、多くの文化人たちに愛されてきた老舗カフェが街中に点在しています。また、イタリアの代表的なコーヒーメーカー「illy」の本社があるのも、ここトリエステ。 トリエステが「コーヒーの街」と呼ばれるようになったルーツは、時を遡ること18世紀。当時トリエステはオーストリア(ハプスブルク)にとって重要な港町、特にアフリカからヨーロッパに運ばれるコーヒーの経由地点として発展したのだとか。そして、この地域を統治していたマリア・テレジアは、トリエステを重要な港町として美しい街並みに整備することに注力したそうです。 そして19世紀になると、町には数多くのウィーン風のカフェが造られ、ドイツの詩人リルケやアイルランドの作家ジェームズ・ジョイスなどをはじめ、各国の文豪が集う国際的な「カフェの街」として発展したのだそう。今でもその名残で、町にはたくさんの素敵なカフェが点在し、様々なおいしいコーヒーを楽しむことができます。 【関連記事】 ⇒ トリエステの文豪も愛した老舗店 カフェ・サン・マルコ 治安が良い イタリアの中でも、特に治安が良いと言われているトリエステ。筆者も実際に町を歩いてみて、安心して散策を楽しめる素敵な町だと感じました。 例えば昔訪れたローマと比べても、トリエステの方がずっとずっと治安が良いように感じました。ローマにはローマにしかない魅力がたくさんあり非常に楽しかったですが、あまりにも人が多く雑踏とした雰囲気に包まれ、しつこい客引きや物乞いをする人の姿もよく目にし、町の各所でライフルを持った兵士さんたちが警備に携わっている姿などを見て、普段平和な日本やクロアチアでの生活に慣れきってしまっている筆者は「なんて物騒な町なんだ・・・」と、ちょっぴりピリピリしながら街歩きをした記憶があります(笑) ですがトリエステは町も整然としており、道端にゴミなども落ちておらず、客引きや物乞いをする人の姿もほとんど見かけませんでした。「観光地」としての見所の多さや見ごたえという点では世界のローマには敵わないかもしれませんが、筆者は心から安心して街歩きを楽しむことができたトリエステがすっかり気に入ってしまいました♬ アドリア海に出逢える アドリア海に面した坂の街、トリエステ。小高い丘や坂の上に建つ建物からはアドリア海の素晴らしい景色を一望することができます。 晴れた日には心地よい海風が街中を吹き抜けます。カフェでのんびりくつろいだり、海辺の遊歩道を歩いたり、ショッピングや食べ歩きを楽しんだり、のんびりとした休日を過ごすのに最適な町です! スロベニア、クロアチアにも日帰りで行ける! スロベニアの首都、リュブリャナ 隣国スロベニアとの国境に位置するトリエステ。スロベニアの首都リュブリャナからはバスや車で約1時間、クロアチアのイストラ半島エリアの街からもバスや車で2時間程度と、近隣諸国に気軽にアクセスすることができる場所に位置しています。 またイタリアの人気観光地であるヴェネチアにもバスや車でわずか2時間の距離。トリエステを拠点にすれば、ヴェネチアの他、まだ日本ではあまり馴染みのない国であるスロベニアやクロアチアにも気軽に足を延ばすことができますよ! 以上いかがでしたでしょうか? 個人的にすっかり気に入ってしまったトリエステ。今後当サイトでも、スロベニアやクロアチアの旅に組み込んで訪れていただきたいおすすめの旅先として情報を充実させてゆきたいと思います! (小坂井真美) トリエステ観光情報一覧はこちら トリエステ旅行前に読みたい、おすすめの本 トリエステ旅行前に、須賀敦子さんのエッセイ「トリエステの坂道... »記事