【現地ガイド伝授】雨の日のプリトヴィッツェに備えたい持ち物8選

雨の日は水量が増えて、滝もいつもより迫力があります!

 

みなさん、こんにちは!クロアチア・ザグレブ在住ガイドのまみです。

 

私は日々、政府公認観光ガイドとして、ザグレブの他、日帰りツアーなどでプリトヴィッツェ湖群国立公園(以下「プリトヴィッツェ」)にもよくご案内を行っています。

 

クロアチア観光のハイライトとして人気のプリトヴィッツェ。ぜひみなさんがお越しの際は、お天気に恵まれることを願っていますが、やはり時には雨の日もあるもの・・・。

 

もちろん、真っ青な空の下散策を楽しんでいただけることに越したことはありませんが、曇りや雨空でも、その日ならではの発見があったり、美しい景色に出逢えるものです。

 

ただし、雨の日にプリトヴィッツェを散策する際は、しっかりと準備をする必要があります

 

そこで今回は、雨のプリトヴィッツェをより快適に楽しんでいただけるよう、みなさんにご用意いただきたい持ち物を8つお伝えします!

 

1.雨傘

雨の日に雨傘は言わずもがな、必須アイテムです!

 

いわずもなが雨の日に必須のアイテム、雨傘!

 

できれば身体がすっぽり覆われる大きなものが望ましいですが、人が多いシーズン(6月~8月)だと、あまり大きすぎる傘は周囲の妨げになることもあるので、ご利用になられる方は扱いにご用心ください。

 

なお、雨が降ったりやんだり・・・を繰り返しそうな日は、軽量の折り畳み傘が最適です。雨が止んだらサッとたたんで収納できる傘ケース(なければビニール袋)もあわせて用意しておかれると便利ですよ。

 

2.レインコート

 

できれば丈が長いレインコートがおすすめです。

 

クロアチアでプリトヴィッツェ散策を予定されている方は、傘の他、ぜひレインコート雨合羽)をご用意ください

 

特に「散策予定日に、結構な雨が降りそう・・・」という方はレインコートは必須アイテムです。

 

 

レインコートは100円ショップのものでじゅうぶん。(足が濡れやすいので、できれば丈が長いものがおすすめです)

 

ちょっと大きめのサイズのものだとリュックサックやカバンごとすっぽり覆えるので荷物が濡れる心配もありません。(スリ対策にもなり一石二鳥です!)

 

いずれにせよ、あまりかさばるものでもないので、プリトヴィッツェ散策を予定されている方はスーツケースに傘以外にレインコートもぜひ入れてお越しください。

 

3.あたたかい服や上着

写真は6月上旬の雨の日のプリトヴィッツェ園内を歩く人々を捉えた写真です。夏でも雨が降ると気温がぐっと下がるクロアチア。夏のご旅行時にも上着はお忘れなく!

 

特に注意していただきたいのが夏。

 

猛暑が続く真夏でも、プリトヴィッツェは雨が降ると急激に冷え込みます。薄手の上着を着ていても肌寒く感じるほど冷えることがあります。

 

実際、私も過去に小雨が降る7月初旬のある日、プリトヴィッツェを訪れたことがあるのですが、雨に濡れてしまった夏物の服の上に冬物のジャケットを着て「寒い寒い」と震えながら歩く気の毒な旅行者を見かけたことがあります。

 

夏でも雨が降ると寒いプリトヴィッツェ。写真は6月上旬、小雨のプリトヴィッツェ園内。

 

真夏の観光に冬物のコートまでもを用意する必要はないかもしれませんが、少なくとも、薄手の上着をカバンの中に入れておくことを強くおすすめします。特に体が冷えやすい方は、雨やくもりマークがついている日は薄手の上着だけではなく、温かい服をご用意されると良いでしょう。

 

また、山間に位置するため、お天気が変わりやすいプリトヴィッツェ。お天気が良い日でも、急に曇り空になったり肌寒く感じることもあるので、どんなお天気であれ、夏でも薄手の上着を持ち歩くと心強いです。

 

プリとヴィッツェに限らず夏のクロアチア(ヨーロッパ)は朝晩急に冷え込むことがあるので、いずれにせよ薄手の上着をスーツケースに入れてお越しください。

 

できれば防水・撥水機能がある上着だとより望ましいですね。

 

なお、秋・冬の雨の日に散策する方は、これに限らず、本格的な防寒対策が必須です。あたたかいコートはもちろん、帽子や手袋など、防寒対策は入念に行ってください。

4.ビニール袋

 

雨の中を数時間散策していると、「気がつけばカバンの中までぐっしょり濡れていた・・・。」なんてことも。

 

 

そのため、前述のとおり、レインコートですっぽりとカバンまで覆うのが一番おすすめですが、少し大きめのビニール袋も用意しておくと安心です。

 

カバンの中身を守るために、中身をビニール袋に入れておくと安心ですし、濡れてしまったものを入れて持ち運ぶ時などにも便利です。

 

5.タオル

 

雨の日にプリトヴィッツェ散策を予定されている方はタオルのご用意もお忘れなく!

 

大きなバスタオルはかさばるかもしれませんが、せめてフェイスタオル・サイズのものは必須です。

 

クロたびおすすめのプリトヴィッツェ・ツアーのように専用車でアクセスできるツアーなら、大きなタオルや以下にお伝えする着替えの靴や服など、散策中に必要ないものは車内に保管しておくことも可能です。

 

散策が終わって濡れた服や靴を変えることができれば、ほっと和らぎますよ!

 

6.防水機能がある靴

 

雨の日のプリトヴィッツェ散策には防水機能がある靴が最適です。

 

公園内はある程度整備されているとは言え、濡れると足場が悪くなりがちで、滑りやすくなるところも。しっかりと安定性のある、歩きやすい(できれば防水機能付きの)靴をご用意ください。

 

(↓)下の写真のように、雨が強い日は、水たまりができて普通の靴だとすぐに中まで濡れてしまうようなエリアも一部出てきます。

 

 

なお、プリトヴィッツェに限らず、雨の日の観光には防水機能付きの靴が理想的です。

 

7.替えの靴や靴下

 

「防水機能付きの靴なんて持っていないよ!」という方は、替えの靴下替えの靴をお持ちになることをおすすめします。

 

(クロたびおすすめのプリトヴィッツェ・ツアーにご参加くださる方は、散策時には車内に置いて行ってくださいね)

 

「旅行に靴を2足も持って行くなんて、かさ高い・・・」と仰る方は、せめてサンダルなどをお持ちいただくと良いかもしれません。散策が終わって車に戻ったらサンダルを履いて、ホテルに着いたら濡れた靴をドライヤーなどで乾かすことができます。

 

また一部の5つ星ホテルをのぞいて、アメニティにスリッパの用意がないところが多いクロアチアのホテル。旅行中のお天気に関わらず、サンダルがあれば、ホテルの部屋内などでも快適に過ごすことができますよ!

 

8.着替え用の服

 

レインコートの用意があれば必要ないかもしれませんが、雨の中を歩くと服が濡れる可能性があるので、予備の服も準備しておくことをおすすめします。

 

特にレインコートを着ていても濡れやすいのがズボン

 

ツアーに参加する方はツアーバスや車内に置いておけばよいので、念のためにぜひご用意されることをおすすめします。

 

雨の日でも湖が濁ることはない、美しいプリトヴィッツェ

 

以上、みなさんの楽しいプリトヴィッツェ散策のヒントになれば幸いです。

 

また雨の日のクロアチア観光で注意していただきたい点については、以下の記事にもまとめていますので、よろしければあわせてチェックしていただけると嬉しいです。

 

 

なお、「クロたび日本人スタッフにプリトヴィッツェをガイドしてほしい!」と思ってくださった方は、ぜひこちらをご覧ください。

 

みなさんのプリトヴィッツェ、クロアチアの旅が楽しい思い出いっぱいの時間となりますように・・・!

 

(2023年7月23日公開 小坂井真美

 

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