和歌山では梅が咲き始めました!ザグレブは…?

 

一時帰国してから2ヶ月近くが経ち、そろそろクロアチアに戻る日が近づいてきました。

 

クロアチアで観光業に携わっている仕事柄(クロアチアは冬が観光オフシーズンのため)、日本に返ってくるのは毎年たいてい冬。

 

毎回「あぁ、もうすぐ春が来るのに。桜が咲くのに…」と後ろ髪を引かれる思いで日本を出発します。

 

ですが、そんな私でも毎回高い確率で日本で楽めるのが、2月頃から咲いてくれる梅。

 

和歌浦天満宮

 

そこで、このあいだの火曜日(11日)に「そろそろ見頃かな?」と、家の近くの和歌浦天満宮に足を延ばしてきました。

 

ご本殿に続く石の階段

 

和歌浦天満宮はご本殿に辿り着くまで、急でちょっぴり長い階段(↑)を登らなければなりません。

 

遠くの方に海が見えます

 

でも、上りきった先からは上(↑)のような和歌浦の素晴らしい景色を望むことができます。

 

 

この日は祝日(建国記念日)でしたが、境内は静かで、人の姿はまばら。

 

 

というのも、まだ梅は満開には程遠く、気が早すぎたみたいです(笑)

 

 

ほとんどの梅の木は、まだ蕾か少し咲きはじめた程度。

 

 

でも、何本かの木はたくさん花を咲かせていました。

 

 

ピンクに白に、枝垂れなど、いろんな種類の梅の木がある境内。

 

 

木の近くに立つと、ふわっと梅の良い香りに包まれ、なんとも幸せな気分に…♪

 

 

そして、ぽかぽかとした日差し。見上げれば広がる、真っ青で高い空。

 

 

清々しい空気に包まれた境内には、お琴の音も流れていて、なんだかあたたかい雰囲気でいっぱいでした。

 

 

 

なんでもないことなのかもしれませんが、梅の香に包まれながら「あぁ、幸せだな〜」と、心が満たされた気持ちになりました。

 

春の訪れを告げる花

 

ところでクロアチアでは、春が近づいてくると真っ先に花を咲かせるのは黄色いミモザ(↓)。

 

ザグレブの花市場で売られるミモザ

 

そして日本と同じく「梅」です。(ミモザはヨーロッパでは「春の訪れを告げる花」として親しまれています)

 

写真の右奥に見えるのが、花を咲かせた我が家のプラムの木です(2018年4月の過去ブログより)

 

クロアチアでよくみかけるのは、正確には「梅」というよりは、梅の仲間であるプラムの一種。

 

春が近づくと民家のお庭や町中で、真っ白な花をたくさんつけたプラムの木をたくさん見かけます。

 

なかには夏になると立派な実(プルーン)をつける種類のものも。

 

クロアチア人が大好きなフルーツ、プラム(プルーン)

 

クロアチア人はプルーンが大好き!夏の旬の時期になると毎日のようにプルーンを食べています。

 

ザグレブの我が家にもプラム(プルーン)の木があるので、「日本は梅が咲き始めたよをそっちはどう?」と、ザグレブの家族に尋ねてみると「まだ咲いてないよ〜。やっぱり、そっち(和歌山)はザグレブよりあったかいんだね」と羨ましそうに話していました。

 

クロアチアで食べるプルーンも好きですが、やっぱり私は梅が好き。

 

 

クロアチアでは手に入らない、和歌山のはちみつ漬けの梅干しを毎回必ず持って帰るのですが、今回も忘れないように…と、早くもしっかりスーツケースに入れてしまいました(笑)

 

クロアチア人パートナーは、梅干しは「すっっっぱいから、いらない」と言って食べようとしませんが(はちみつ漬けのものなら、そんなに酸っぱくないのに…)、梅酒が大好き。

 

スーツケースの重量に余裕があれば梅酒も持って帰ってあげよう…と思っていましたが残念。もう余裕がないので、今度日本に来るまで我慢してもらうことにします(笑)

 

ラキヤ

 

ちなみにクロアチアにもプラム(プルーン)から作った「ラキヤ」と呼ばれるお酒がありますが、味は梅酒とまったく違い、非常に強いお酒です。

 

強いものだとアルコール度数40%近くあり、まるでウォッカのよう。

 

クロアチアではお祝いの席やおもてなしに欠かせない伝統的なお酒なのです。

 

日本人の友達に連れて行ってもらった、大阪・難波の日本酒立ち呑みバー。新鮮な体験にクロアチア人のパートナーも大喜びしていました!

 

クロアチア人の彼はお酒は好きなのに、ラキヤは「強すぎる。口にあわない〜」と言っていつも飲みませんが、日本の梅酒や日本酒なら喜んで、今回の滞在中もしょっちゅう楽しんでいました。

 

余談ですが、クロアチア人でお酒が好きな人は、日本酒をはじめ、日本のお酒に興味がある人も珍しくありません。

 

お酒を嗜むクロアチアの方への日本土産として、日本のお酒もおすすめです!

 

クロアチアに帰るまでの間、また頃合いを見計らって梅を見に行こうと思います♬

 

(2020年2月15日 小坂井真美

和歌浦天満宮の情報

【和歌浦天満宮についての情報がまとめられているHPリンク】

 

⇒ 和歌祭公式サイト(和歌浦天満宮)

 

住所:和歌山市和歌浦西2-1-24

 

Tel : 073-444-4769

 

※すぐ近くに「紀州東照宮」が位置しています。和歌浦天満宮へお越しの際はそちらや和歌浦観光とあわせてぜひ!

【2020年2月18日追記】

 

今日(2月18日)に再び和歌浦天満宮を訪れたら、3割くらいの梅が花を咲かせていました!

 

 

ちょっぴり残念ですが、和歌山市で梅が満開になるのは、おそらく私がクロアチアへ戻った後になりそうです。

 

でも、今日は嬉しい出来事がありました!

 

写真では少しわかりにくいかもしれませんが、下の写真に緑色の小鳥がいるのが見えますか?(↓)

 

 

 

 

ここです!(↓)赤の丸で囲ってみました

 

 

 

(↑)おそらくメジロかと思われる小鳥がさえずりながら、梅の木の周りをちょこちょこ飛び回っていました♥

 

 

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