在住者がお伝えする、日本人旅行者がクロアチアで遭いやすいトラブル6選

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筆者は日々仕事などを通じて、クロアチアを訪れるたくさんの日本人観光客の方にお会いする機会があるのですが、時には盗難や体調不良などトラブルに遭った方のお手伝いをさせていただくことがあります。

 

せっかくクロアチア旅行を楽しみにしてお越しになられたのに、トラブルに巻き込まれてがっくり肩を落とされているそんな方々のお姿を見ると心苦しくて仕方がありません。

 

そこで今回は日本人旅行者が実際にクロアチアでよく遭うトラブルについてお伝えします。クロアチアに限らず海外旅行全般に当てはまることだと思うので、ぜひヒントにしていただけると幸いです。

 

スリ

スリにはくれぐれもご用心を!

スリにはくれぐれもご用心を!

 

海外旅行で一番遭う確率の高い犯罪のひとつといえばスリ。クロアチアは治安も良く、安心して旅を楽しんでいただける平和な国ですが、そんなクロアチアで最も日本人が遭いやすい犯罪のひとつもスリです。

 

このサイトでも何度もお伝えしていますが、観光客を狙ったスリ被害が多発しています。パスポート、お財布などの貴重品には十分に気をつけてください。

急な気温の変化で体調を崩す

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特に気を付けていただきたいのが夏のクロアチア旅行。

 

クロアチア(ヨーロッパ)では、夏でも急に冷え込むことが珍しくありません。昼間30度を超える猛暑日の日でも、夕暮れ時に突然雨が降り冷え込むこともしばしば。ですが「夏の観光だから・・・」と用意してきたのは夏服ばかりで、温かい服や上着が1枚もなく体が冷え切ってしまい体調を崩してしまう方もいらっしゃいます。

 

そのため、夏にクロアチアへお越しの方は夏服や暑さ対策の準備はもちろんですが、ぜひ温かい服と上着を1枚ずつスーツケースに入れて来てくださいね。

無理をして体調を崩す

待ちに待った楽しい海外旅行!旅行中は気分も盛り上がり、多少の疲れなどを感じにくくなってしまいがち。ですが、長時間のフライトや慣れない環境など、知らず知らずのうちに疲れは蓄積されています。そのため「ついさっきまで元気だったはずのに、急に気分が悪くなって・・・」と、突然倒れてしてしまう方がいらっしゃいます。

 

このような傾向は、特に団体のツアー旅行で来られる方によく見受けられます。体調に少し変化が現れても「添乗員さんや周りの人に心配をかけたくない・・・。これくらいなら大丈夫だろう」と、ギリギリまで我慢をしてしまう方が多いのです。

 

体調がすぐれない時は無理をしてみんなと食事や観光に参加せず、ホテルやカフェ、バスの中などでゆっくりと体を休めるのが一番です。「今日はちょっとしんどいな・・・」「体調がなんだかすぐれない」という時は、我慢をせずに早めに添乗員さんに相談しましょう

 

また個人旅行でいらっしゃる方も、決して無理な予定を立てず、余裕を持って観光を楽しんでくださいね。

食べ過ぎ・飲み過ぎに注意

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「自分は節制できるタイプだから、食べ過ぎや飲み過ぎで体調を崩すなんてありえない」と思うかもしれませんが、油断は禁物です。食べ過ぎ・飲み過ぎで体調を崩してしまう方が意外と多いのです。

 

(食いしん坊の筆者はこのタイプの人間なのですが)普段からも食べること・飲むことが大好きで「せっかく遥々クロアチアに来たのだから楽しまなきゃ!」と、つい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまいそうな方には注意していただきたいのは言うまでもありまんが、特に気を付けていただきたいのが普段あまり食べない小食の方。

 

クロアチアの1人前は日本と比べてかなりボリューミー。それにも関わらず「料理を残してしまうのは申し訳ない」と無理をして完食してしまおうとする、真面目な方を時折目にします。

 

特に食事メニューがあらかじめ決められていることが多い団体ツアーでは、毎食普段より料理の量が多かったり、時には口に合わないものも出てくることがあるかもしれません。「残すのは申し訳ない」と毎食無理をして完食していると、胃の調子が悪くなってくることも。元気に旅を楽しむためにも、食事の量は無理をせずにご自身で調整されるのも旅の体調管理では大切です。

 

団体ツアーでは無理して完食しようとしないこと、個人旅行では張り切って料理を注文し過ぎないようにご注意ください!

熱中症

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夏のクロアチア旅行で気を付けていただきたいのが熱中症。夏のクロアチアは気温が連日30度越を超え、猛暑日が続くことも珍しくありません。

 

「自分は大丈夫!」と思っていても、急にかかってしまう熱中症。油断をすると命を落す危険性もあるので、どうか甘く考えず、暑さ対策をしっかりと行ってください

 

観光中はできるだけ日陰を歩くようにし、こまめに水分補給を行ってくださいね。 また、帽子はもちろん、サングラスや日焼け止め、タオルのご用意もお忘れなく。

 

ぼったくり

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最初にクロアチアで旅行者が巻き込まれやすい犯罪としてスリをお伝えしましたが、ぼったくりにもご用心ください!治安の良いクロアチアではぼったくりに遭うことは稀ではありますが、注意するに越したことはありません。特に注意したいのがタクシーとレストランです

 

残念なことに、現地タクシーの相場がわからない観光客を相手に運賃をふっかけてくる悪質な運転手がたまに います。タクシーを利用する予定がある時は事前に相場を確認しておき、乗車前に運転手に目的地までのおおよその運賃を聞いてからタクシーに乗るようにしま しょう。

 

また、スプリット、ザダル、ドブロブニクなど特にアドリア海沿いの町のレストランやナイトクラブで、旅行者を狙ったぼったくり被害が報告されています。

 

レストランでのお勘定時には、支払い内容をしっかりと確認しましょう。食べていないはずの料理や、飲んでいないはずのドリンクがお勘定に入っているませんか?気になる点があれば、支払う前にその場ですぐに店員さんに確認しましょう。もちろん悪意なくミスをしまった可能性もありますが、なかには故意に割り増し料金を請求をする悪質なウェイターもいるので気をつけてくださいね。

 

小坂井真美