雨や霧のプリトヴィッツェで学んだ、幸せ&元気のヒミツ

 

【現地レポート】10月、日ごとに紅葉が進むプリトヴィッツェ(写真全35枚)」では、10月のプリトヴィッツェ、主に晴れた日の紅葉の様子をお伝えしましたが、今回は10月末(29日)雨のプリトヴィッツェの様子をお届けします。

 

 

 

日本からクロアチアに写真を撮りに来てくださった5名の写真愛好家のみなさんと10月28日から11月2日の約一週間をご一緒したのですが、10月29日はプリトヴィッツェへ行ってきました。

 

 

みなさんとご一緒した一週間は、非常に不安定な秋の空模様。

 

毎日天気予報に雨マークがついてしまうような一週間でしたが、結果的には散策中はほとんど強い雨に降られることのないラッキーな一週間でした。

 

小雨がぱらつくなか、元気いっぱいカメラを片手に散策される写真愛好家のみなさん

 

またその一週間の様子は別途ブログ記事にしてお届けできればと思いますが、みなさんと過ごした一週間は特に心に残る時間となりました。

 

5名は写真仲間で、その腕前はコンテストにも入選されるほど。みなさん70代だとのことでしたが、とてもとても70代には見えないお若い方ばかりで、毎日大きなカメラを片手に朝から夕方まで元気いっぱい、たくさん歩かれる素敵な方たちでした(*^^*)

 

 

お天気により大きく印象が異なるプリトヴィッツェ。

 

実を言うと、10月29日のプリトヴィッツェの天気予報をチェックして雨マークだったので、公園に到着するまでは「せっかくのプリトヴィッツェ、しかも写真撮影を楽しみにされているのに・・・晴れじゃなくて残念だな・・・。しかも、紅葉のピークも過ぎた頃だし・・・う~ん・・・」と、みなさんのことを想いながら心の中で勝手に残念に思っていたのですが、みなさんはそんな私の心配をよそに霧がかる小雨のプリトヴィッツェを大満喫してくださいました(*´ω`*)

 

 

悪く捉えれば「曇り時々雨、しかも霧が深く、どんよりとした景色の一日」でしたが、良く捉えれば「雨予報だったのに小雨程度で、霧がかかった幻想的な一日」。

 

 

みなさんはまさに後者のように捉えてくださるポジティブ思考な方たちで、ご一緒していてとても楽しかったです。

 

 

朝11時頃にプリトヴィッツェに到着してから、閉園ギリギリの16時過ぎまで約5時間、ほとんど休みなく撮影タイム。

 

(ちなみに15時を回ると、園内にほとんど人がいませんでした。プリトヴィッツェには数えきれないくらい足を運んできた私ですが、はじめて「自分だち以外誰もいない大滝(ヴェリキ・スラップ)」の前に立ってきました!↓)

 

ヴェリキ・スラップ

 

「写真が好きだから、撮りたい景色やものが目の前にあると、カメラを持っていると疲れを忘れて夢中になれるの」と仰られていましたが、本当にその言葉どおり。

 

みなさんの撮影のじゃまにならないように、あちらこちら隅で隠れていました(笑)

 

みなさんそれぞれ、素敵なアングルや被写体を見つけては、数メートルおきに立ち止まっていらっしゃったので、5時間ずっと歩いているわけではありませんでしたが、それでもとても70代には見えないバイタリティに感銘を受けました。

 

 

雫がきらきら光る枝

 

また、さすが写真がお上手なみなさん!

 

目の付けどころがユニークで、私なら素通りしてしいまいそうな、何気ないお花や風景を見つけては、キラキラと目を輝かせながらシャッターを夢中で切られていました。

 

 

「ほら、こんな写真が撮れましたよ」と見せてくださったり、「こんな風に撮るとおもしろいよ」と教えてくださったり、私も写真が好きなので、本当に楽しかったです。

 

 

もちろん晴れた日の方が湖の色は明るく輝き美しいですが、雨は雨の日の良さがあるプリトヴィッツェ。

 

 

時折ネットの口コミなどで「雨のプリトヴィッツェは楽しくない」という意見を見かけますが(確かに、さすがに酷いどしゃ降りの雨では厳しいかもしれませんが)、多少の雨なら「雨の日を楽しむ気持ちがあれば、雨のプリトヴィッツェも良い思い出になる」と私は思っています。

 

 

雨に濡れる枝や葉っぱを見て、何とも思わないのか、「水滴がキラキラと輝いてきれい!」と感じるのかは、その人次第。

 

 

霧がかる景色を見て「あぁ~。せっかくの景色がかすんで見えない。最悪」と思うか「白い霧に包まれて幻想的!美しい!」と感じるかも人それぞれです。

 

 

プリトヴィッツェの景色に限らず、私は常日頃「物事をどう感じるか、状況をどう捉えるかは自分次第。同じ物事、状況でも”悪い”と思えば悪くなるし、”良い”と思えば良くなる。せっかくなら、ポジティブに捉えて楽しく過ごしたい」と考えていますが、今回ご一緒したみなさんは、この考え方をまさに体現されたような方々でした。

 

遊覧船に乗っている時だけ少し寒かったです

 

雨に濡れる草木を見つけて「キラキラ、きれいね!」と顔をほころばせたり、カラフルな傘やレインコートを着て歩く人を見つけては「良い画になる!」と喜んでシャッターを切られたり、湖面に小さな波紋をたくさんつくる雨粒を見て「模様が面白いね」と目を輝かせたり・・・。

 

 

さいごには「晴れの日のプリトヴィッツェもさぞかし美しいと思いますが、雨は雨でよかった!おかげで面白い写真が撮れました。本当に!」と、笑顔で仰ってくださった時には、じんと胸が熱くなりました。

 

 

みなさんが実年齢よりもずっとお若く見え、バイタリティに溢れていらっしゃるのは、ご自身で仰っていたように「大好きな写真を続けているから」というのも大きいのでしょうが、「なんでも楽しもうとする心」なのではないかと、ファインダーを楽しそうに覗くみなさんの姿を見守りながらつくづくと感じました。

 

私もみなさんのように「その日、その時間を楽しむこどものような心」を忘れずに歳を重ねていきたいな、と改めて感じた一日でした。

 

 

ちなみに、8月末から9月にかけて可憐な姿を見せてくれたシクラメンですが、10月からだんだんと数が減り始め、10月中旬頃からはほとんど見かけませんでしたが、この日は一度だけ、寒い中まだ頑張って花を咲かせているシクラメンに出会うことができました。

 

(シクラメンの過去記事)

 

⇒ プリトヴィツェでシクラメンが咲き始めました!

 

⇒ 8月末&9月のプリトヴィッツェ シクラメンが見頃です 

 

 

このブログ記事を今読んでくださっている方のなかには「プリトヴィッツェ観光の予定日はあいにくの雨。残念・・・。」という方がいらっしゃるかもしれませんが、「雨のプリトヴィッツェ、雨でもめいっぱい楽しんでやるぞ!」という気持ちがあれば、きっと雨ならではの楽しさが見つかると思います(*^^*)

 

 

なお、雨の日のプリトヴィッツェ観光については、よろしければ次のブログ記事もご覧いただけると嬉しいです。

 

 行くべき?やめるべき?雨予報の日のプリトヴィッツェ

 

【その他、関連記事】

 

⇒ 雨の日のクロアチア観光で気をつけたい4つのこと

 

⇒ 【クロアチア治安最新情報】雨の日は冷えとスリにご用心!

 

(2019年11月11日 小坂井真美

 

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プリトヴィッツェの観光情報をチェックしよう

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