【コロナ渦のクロアチア】観光客は少ないけれど、スリにはご用心!

8月8日(日曜日)からっぽのザグレブ

 

みなさん、お久しぶりです!

8月もあっという間に半ばですね。

 

6月に出産を終えてから、毎日バタバタ。はじめての子育てに必死で、魂が抜けそうな日もありますが、おかげさまで元気に過ごしています(*´ω`*)(笑)

 

友達から届いた写真。真っ青に輝くアドリア海

 

そうこうしている間にクロアチアは夏真っ盛り。

 

バカンスシーズン真っ最中で、コロナ渦とは言えクロアチアのアドリア海沿いの街々は(ロヴィニ、スプリット、ドブロブニクなどに住む知人の話によると)ヨーロッパからのバカンス客を中心に賑わいを見せているみたいです。

 

人がほとんどいない、日曜日、夏のザグレブ

 

一方、私たちが住んでいる内陸の街、首都のザグレブはからっぽ(笑)

 

ザグレブっ子たちも夏のバカンスで海にくりだしているため、街中はいつもより人が少ないのです。

 

ザグレブのズリニェバッツ公園

 

このあいだの日曜日、そんなザグレブの街を出産後はじめて(約3か月ぶりくらい!!)に歩いてきました。

 

仕事を終えてサッと家に帰らなければいけなかったので、あまりカメラを片手にのんびりと写真を撮っている時間はありませんでしたが、それでも久しぶりの街歩き、とっても楽しく心からリフレッシュすることができました!

 

ザグレブ中央鉄道駅の裏のバスターミナル。いつもならたくさんの人で賑わっていますが、閑散としていました

 

時期に関わらず、日曜日は人が平日よりも少なくなるザグレブの中心地。

 

前述のとおり、この日は日曜日だったのですが、日曜日だということに加え、夏のバカンスシーズンも重なり、驚くくらい街中は閑散としていました。

 

いつもならトラムや人通りが多い通りもこのとおり

 

まずはザグレブ中央鉄道駅からイェラチッチ広場までぶらぶら歩いてみたのですが、いつもならひっきりなしにトラムやたくさんの車が行き交う通りたちも、たま~にトラムや車がチョロチョロッと通るくらい。

 

人通りもほとんどなく、こんなに静かなザグレブの街を歩いたのはじめて・・・!

 

コロナ以前は夏でも海外からの観光客で賑わっていたので、ザグレブっ子がいないこの時期でも街中がここまで空っぽになることはありませんでした。

 

街の中心地、イェラチッチ総督広場も閑散としていました

 

ザグレブに長く住んでいる人たちによく「昔はザグレブは夏休みシーズンになるとゴーストタウンみたいだったんだよ~。

 

みんなザグレブの人も海に出かけちゃうから街はからっぽ。夏休業に入るレストランやお店も多かったんだけれど、近年は夏でも海外からのお客さんがザグレブにも遊びに来てくれるようになったから、変わったけれどね(夏休業に入るお店はほとんどなくなって、昔ほど街中が空っぽになることはない)。」

 

なんて話を聞いていたのですが、静まり返ったザグレブの街中を歩きながら「昔の夏のザグレブはこんな感じだったのかな~」なんて思いました。

 

イェラチッチ総督広場

 

ところで、この日街にくりだしたのは約1年ぶりのガイドの仕事のため。

 

EU圏の国からお越しくださった日本人女性と街歩きを楽しんだのですが、その最中、スリに遭遇しました。

 

これまで当サイトでもしつこいくらい注意喚起してきましたが、コロナ以前はスリが暗躍していたザグレブ。(※ザグレブに限らず、残念ながらクロアチアの観光地はどこも・・・!)

 

「去年に引き続き、今年もザグレブはコロナで観光客が少ないからなぁ~。スリたちはどうしているんだろう?観光客が少ないし、おとなしくしているのかな?」なんて思っていましたが、どうやら観光客が少なくなっても懲りずに悪事を働いているみたいです・・・(怒)

 

売り子さんもまばらな夏休み期間のドラツ市場

 

この日もいつもと同じく、私はリュックサックを背負って歩いていたのですが、それを狙って近づいてきたのです。

 

おそらく「アジアから来た観光客だ!いいターゲットだ」と思ったのでしょう。

 

(実際、アジア人、特に日本人はスリのターゲットにされやすい傾向にあるとクロアチアでも言われています。地元の警察やガイド仲間の話では『アジア人=現金を持ち歩いている』というイメージを持っているスリも多く、『また盗難に遭ってもクロアチアでの滞在時間が短いため泣き寝入りしやすい』『特にアジア人女性は反撃してこなさそうなイメージがある』という理由からも狙われやすいみたいです。)

 

「こんなに街が閑散としているし、人混みに紛れてスリをはたらく・・・なんてできないから、(スリは)いないかな?」なんて思いつつも、いつものように気を抜くことなく、貴重品はリュックサックの背中側のポケット(背中側しか開けることができない位置のポケット)にしっかり入れていました

 

 

こんな感じで「いつスリに狙われても大丈夫(。-`ω-)b」な状態でイェラチッチ広場から大聖堂に向かっておしゃべりをしながら歩いていた時のこと、すっとうしろに気配を感じで、リュックを触られる感触があったため、パッと振り向いたら女二人組が私たちのうしろを歩いていたのです。

 

すぐに「あっ、スリだ!」と気づきチャックを確認しましたが、完全な未遂。手をかけられた瞬間に気づいたようで、リュックのチャックも開いていませんでした。

 

一緒に歩いていた方にも念のために、お持ちだった斜め掛けバッグを確認していただきましたが無事。

 

その方は私と一緒に振り向いた瞬間、彼女たちの手元が見えたみたいで、手に持っていた帽子で手元を隠してチャックを開けようとしているように見えましたよ!」と仰っていました。(※よくあるスリの常套手段。「手元を地図で隠す」という方法もよく見られます)

 

小さくて見えにくいですが、写真中央に映っているのがスリ女二人組です

 

女二人組の服装は「観光客風」な装い。私はこの女二人を見たのは初めてでしたが、おそらく以前から地元警察も目を着けている国外から入って来たプロ・スリ集団の一味でしょう。

 

「気づかれた!」と悟った瞬間、顔色一つ変えずに何事もなかったかのようにススス~っと澄ました顔をして平然と歩き去って行きました。

 

できることなら大騒ぎして警察に突き出してやりたいけれど、証拠もないし、反撃して逆切れされる可能性もあるので(※)非常に悔しかったですが、逃げ去る2人の後ろ姿を写真に収めることくらいしかできませんでした。

 

(※実際、過去に何度かそのような経験をしました。スリに気づいて「何してんねん!」と声を荒げると逆切れしてきたり、足を蹴られたことも・・・。幸い、いずれも私が怪我をすることはありませんでしたし、ひるまずに続けて反撃したら逃げて行きました。いずれも相手は男でしたが「反撃してこないだろう」と思ってなめていたのだと思います。

 

今回は女のスリでしたが、お客様を危険に巻き込むリスクを避けなければいけないので、(お恥かしいことに、カッと頭に血がのぼってしまう性格なのですが・・・(;´▽`A“)冷静に、穏便にことを済ませることを優先しました。

 

みなさんも危険な目に遭わないように、スリに遭遇した際は(とっさの事なので難しいとは思いますが)対応には慎重になさってくださいね

 

ザグレブ旧市街で見かけた団体観光客

 

スリのせいで一瞬、非常に気分が悪くなりましたが、久しぶりのガイド、街歩きでとても楽しい一日となりました。

 

ちなみに、ザグレブ旧市街の観光地ではEUからの団体観光客を1組だけ、その他個人旅行客を数組ちらほら見かけましたが、ほとんど人が歩いておらず、やはり閑散としていました。

 

それでもやはりスリはターゲットを狙って街をうろついている模様。

 

まだ夏のバカンスシーズン中で、EU諸国にお住いの方で「近々クロアチアへ夏休みに行くよ~!」という方もいらっしゃると思いますが、被害に遭わないように貴重品の管理にはくれぐれも気を付けてくださいね!

 

それでは・・・!

 

(2021年8月16日 小坂井真美

 

 

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