世界が恋する国クロアチアに学ぶ、幸せな人生を送るための11のヒント

思いを伝える

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喜怒哀楽が激しいクロアチアの人々。心の中に思いを押し込めておくのが苦手な彼らは、思ったこと、感じたことを何でもすぐ口にします。それが時にはストレート過ぎて、喧嘩の種となることもしばしば。

 

それでも「言いたいことは言わないと伝わらない」と、そんなことはお構いなしです。より良い人間関係を築くには、はっきりと思いを伝えることは大切なことだと思うのです(もちろん、相手の気持ちを汲んだり、言葉を選ぶことは大切ですが・・・)。

 

特に「ありがとう」「愛してる」「一緒にいられて幸せだよ」など、ポジティブな言葉は、伝えられる時にその思いを伝えて。

 

人生はいつ終わりを迎えるのかわからないのですから。

自然を感じて、感謝する

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大自然が息づく美しいクロアチア。日々の暮らしの中で自然を身近に感じられる場所がたくさん存在します。太陽の光をたっぷりと感じられるカフェのテラス席、海辺のベンチ、公園の木陰や芝生の上・・・。

 

全身で自然を感じましょう。そうするだけで、どんなに忙しい都会の中でも一瞬、日常から開放されたような気分に。

 

ただ生きていることに感謝したくなるような幸せな気持ちが心を満たしてくれることでしょう。

自分のルーツに誇りを持つ

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愛国心が人一倍強いクロアチアの人々。大国に翻弄され続け、つい20年ほど前には悲惨な経験をして、やっと自由と平和を手に入れたクロアチア。そんな国の人々は、人一倍、自国に対する誇りが高く、自分の国のことをよく知っています。

 

生まれた国、自分のルーツ、育った環境。こうした一生変えることができないものに誇りを持つということは、ありのままの自分を受け入れる、自分自身を肯定することへの第一歩ではないでしょうか。

ナ・ファカ

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クロアチアを旅すると、温かくて親切な人々にたくさん出遭うことでしょう。「見知らぬ外国人に、どうしてこんなに親切にしてくれるの?」。こう尋ねると、きっとこんな答えが返ってくるはず。

 

「ナ・ファカ」

 

日本語に訳すと「情けは人の為ならず」といったところでしょうか。「他人に親切にするのは、やがていつか自分に帰ってくるから。困った時はお互いさま」私たちみんなが「ナ・ファカ」と口にできる余裕を心に持つことができれば、この世界はもう少し住みやすい場所となると思うのです。

 

(「ナ・ファカ」はクロアチア人・・・というよりも、お隣のボスニア・ヘルツェゴヴィナの人たち、特にムスリム系の人々がよく口にする言葉です)

世界で一番かけがえのないもの、それは家族

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家族をとても大切にするクロアチアの人々。

 

離れて暮らしていても、毎週末の電話はもちろん、事ある毎の帰省を欠かしません。「この世で一番大切なものは家族」。みんな口を揃えてこう言います。

 

心から愛する人がいる、心からて愛してくれれる人がいる。あたりまえのようでかけがえのないこの事実に気がづくだけで、世界はきらめきはじめるのです。

毎日の小さな幸せをかみ締める

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ある時「将来が不安だ」「幸せになりたい」と度々嘆いていた筆者に、ある女性が不思議そうにこんな質問を投げかけてきました。

 

「あなたには住む家もある。仕事もある。食べるものにも困らない。元気であなたを愛してくれる家族や友達がいる。それなのにどうしてあなたは不安なの? どうして幸せじゃないの?」その女性は戦争で家を破壊され、大切な家族やたくさんの友人を亡くし、終戦後に一からすべてを立て直した人でした。

 

不思議そうに私を見つめる彼女に、筆者は言葉を見つけることができませんでした。

 

これは極論なのかもしれませんが、あたりまえの日常や小さな幸せをかみ締めて感謝しながら過ごすということこそ、幸せな人生を送るために一番の大切なことなのだと気づかされました。

 

そう、幸せはいつも私たちの心の中にあるのです。

 

いかがでしたでしょうか?

みなさんが、より心豊かに幸せな人生を送るためのヒントになれば幸いです。

 

小坂井 真美

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