【スプリット】ローマ時代の下剋上を物語る、ジュピター神殿
ジュピター神殿(洗礼室) ローマ皇帝の宮殿が街の旧市街となったという、珍しい起源を持つクロアチアのスプリット旧市街。この宮殿は今から約1700年前に、ディオクレティアヌス皇帝が晩年を静かに過ごすための宮殿として建設され、皇帝はここで6年を過ごしました。 そんなスプリット旧市街内には、ローマ時代を物語る遺跡がたくさん残っていますが、今回はそのなかのひとつ「ジュピター神殿」についてのエピソードをお伝えします。 スプリット観光前に知っておくと、きっと散策がより楽しくなるはず!では、早速チェックしてみましょう。 ジュピター神殿?洗礼室? スプリット旧市街内、ぺリスティルから西に向かって続く通路の奥にひっそりと佇む小さな建物。 ガイドブックによって「ジュピター神殿」と表記されたり「洗礼室」と書かれたり、表記がまちまちなので、別々の観光スポットがあるのだと勘違いしてしまう人もいるようですが、どちらも同じもの。 もともとこの建物は皇帝がローマ神話の最... »記事