【現地レポート】11月末、紅葉が終わったプリトヴィッツェ

11月25日 観光客がほとんどないプリトヴィッツェ(下湖群)

 

あっという間に11月も終わり。

 

11月10日にプリトヴィッツェを訪れてから、2週間程足を運んでいませんでしたが、今週は25日、28日、30日と3回続けて行ってきました。

 

10日にプリトヴィッツェを訪れた際は、まだ色づく木々がちらほら残っていましたが、25日に行った際にはすっかり「はげ山」になっていて、紅葉は終わっていました。

 

上湖群がまだオープンしていました

11月30日のプリトヴィッツェ上湖群

 

毎年11月頃になると、雪や増水のため3月頃まで閉鎖されることが多い上湖群ですが、今年は暖かいためか、11月末だというのに、まだオープンしていました。

 

プリトヴィッツェのコマドリ (この写真は2018年2月に撮影したものです)

 

(去年の同じ時期のプリトヴィッツェの様子のブログはこちら⇒ 「【クロアチア便り】11月末、カワセミが舞う雪のプリトヴィッツェ」)

 

他の観光客とほとんどすれ違わなかった上湖群

 

ただでさえ観光客が少ないオフシーズンのプリトヴィッツェですが、団体客があまり足を運ばない上湖群では、ほとんど人を見かけませんでした。

 

上湖群、ヴェリキ・プルシュタヴァッツ滝付近の遊歩道

 

30日は一人旅の女性とふたりでプリトヴィッツェへ行っていたのですが、上湖群を散策しはじめてから約30分間、他の観光客にまったく出会わないような状態だったため、「空いているのは嬉しいけれど…ここまで人がいなかったら、ひとりで来ていたら不安で怖かったかも」と笑っていらっしゃいました(笑)

 

人懐っこい小鳥たち

遊覧船に乗って移動するシジュウカラ

 

紅葉も終わり、完全なオフシーズンに入ったプリトヴィッツェは人気(ひとけ)がなく静か。

 

雪が積もらないと、葉っぱが散り裸になってしまった木々の様子が少し寂しく目に映るかもしれませんが、この季節ならではの楽しみもあります。

 

11月30日のプリトヴィッツェ(下湖群の様子)

 

それは、美しい声でさえずる小鳥たちの可憐な姿。

 

観光客が多い春から秋の時期も小鳥たちの姿を目にすることはありますが、近くまで寄ってくることはまずありません。オフシーズンで人が少ないと警戒心が薄くなるのか、手を伸ばせば届きそうな距離まで近づいてきてくれます。

 

プリトヴィッツェには170種類近くもの野鳥が住んでいるのですが、特に人懐っこいのがコマドリとシジュウカラ。

 

プリトヴィッツェのコマドリ (この写真は2018年2月に撮影したものです)

 

去年の冬来た時はコマドリをたくさん見かけましたが、今年はシジュウカラがよく姿を見せてくれます。

 

コジャク湖を運航する遊覧船

 

特に25日に訪れた際は、何度もシジュウカラを見かけましたが、印象的だったのはコジャク湖で乗った遊覧船でのひととき。

 

遊覧船には私たち3人しかいない貸し切り状態だったのですが、二羽のシジュウカラが遊びに来てくれました♥

 

遊覧船は湖を約15分程かけて運航するのですが、その間ずっとシジュウカラも船内をちょこちょこ飛び回ってついてきました。

 

船の欄干にちょこんととまってこちらの様子を伺うシジュウカラ

 

船のヘリに留まってこちらの様子を伺っていると思ったら、こちらへパタパタ飛んで来て、すぐ近くの席の背もたれにちょこんと座って、こっちをじ〜っとこっちを見つめたり…

 

 

 

まるで「ごはん、ちょうだい」と訴えかけるような可愛い顔をしていました。

 

この時期になると、この子たちのように近寄ってくる小鳥が多いのですが(先に「オフシーズンで人が少ないと警戒心が薄くなるのか・・・」と書きましたが)恐らく山の食べ物(木の実など)が少なくなってくる時期で、人間にエサをもらおうと近づいてくるのだろうと思います。

 

船内のあちらこちらを飛び回るシジュウカラ

 

とっても可愛いので、ついついパンくずなどをあげたくなってしまいますが、プリトヴィッツェでは生態系保護のため生き物へのエサやりは禁止されているので、心を鬼にしてぐっと我慢。

 

みなさんも可愛いおねだりに負けてしまわないでくださいね!

 

雨予報だったけれど…

11月28日 晴れているのに小雨がぱらついたり・・・「きつねの嫁入り」のような空模様でした

 

どの日も天気予報にはすべて雨マークがついていましたが、結果的に雨に降られることはほとんどありませんでした。

 

11月25日、霧がかるプリトヴィッツェ

 

特に25日は霧がうっすらと漂う幻想的な景色を目にすることができました。

 

11月25日、少し雨がぱらつきましたが、傘をさすことはほとんどありませんでした

 

28日は途中小雨がぱらつくこともありましたが、ほんの数分後で止む程度。写真はありませんが、きれいな虹も目にすることができましたよ!

 

11月28日 少しだけ色づく葉っぱが残っていました!

 

30日は一部の天気予報で雨マークがついていましたが、結果的には雨はまったく降らず、青空が見える良いお天気でした!

 

この日プリトヴィッツェにはバスを利用してアクセスしたのですが、道中は雨が振り、到着早々は曇り空で雪がほんの少しぱらつくような空模様でしたが、私たちが散策スタートすると同時にどんどん空が青くなっていきました。

 

11月30日のプリトヴィッツェ(上湖群の様子)

 

気温は8℃前後と寒かったですが、たくさん着込んでいったので、歩いていると少し暑く感じるほどでした。

 

例年11月末にもなると、雪が積もることも珍しくないのですが、今年はいつもより長く秋が居座っているようです。

 

これからの時期のプリトヴィッツェ散策

雪のプリトヴィッツェ。写真は2018年2月撮影のもの

 

これからの時期(12月~3月)にプリトヴィッツェへお越しのご予定の方は、防寒対策をしっかりと行っていらしてくださいね。

 

暖かい服やコートはもちろん、帽子、手袋、マフラーも必須です。(特にみなさん、手袋を忘れがちなのでお忘れなく!)また足元は運動靴よりも、暖かいブーツがおすすめです。

 

今年はまだプリトヴィッツェでは積雪はありませんが、12月に入るとそのうち雪も降ることでしょう。

 

雪が積もったプリトヴィッツェ散策には運動靴は適しません。つるつる滑って危険ですし、足元から冷えてしまうため、スノーブーツが必須です。冬のプリトヴィッツェ散策の持ち物、散策ルートにてお伝えしていますので、よろしければあわせてご覧ください。

 

 

現時点では、しばらくプリトヴィッツェへ行く予定はありませんが、また足を運ぶ機会があれば当ブログでレポートしますね!

 

(2019年12月1日 小坂井真美

 

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