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水曜日, 1月 19th, 2022
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クロアチアでPCR検査はどこで受けられる?(コロナ渦中のクロアチア出国⇒日本入国 )

  コロナ騒動がはじまって早約2年・・・。   「もうすぐ収束するかな・・・?」と思いつつも、なかなか先が見えない日々が続きますね。   完全に収束するまでは、なかなか(日本から)「クロアチア旅行に行こう!」と気軽にお越しになる方は少ないと思いますが、最近ちらほら、諸事情でクロアチアへお越しのご予定の方から以下のようなご質問をいただきました。   「今度クロアチアへ日本から渡航予定です。日本からクロアチアへ行く時は(日本からクロアチア側の入国はさほど難しくないため)心配していないのですが、クロアチアから日本に帰る時が心配で・・・。クロアチア出国前にPCR検査の陰性証明書がないと帰りのフライトに搭乗できませんが、クロアチアではどこでPCR検査が受けられますか?」     そこで、今回はクロアチア各都市でPCR検査が受けられる機関と検査を受ける際の注意点について、私が把握している情報をまとめてお伝えします。   私自身はコロナ騒動以降、まだクロアチア=日本間を移動したことがない(2年間帰国できていない)ですが、2021年の夏から年末年始にかけて、クロアチア=日本を行き来された日本人・クロアチア人のみなさんの実体験を何組かお聞きして「クロアチアでPCR検査を受ける際は、ここに要注意」というポイントが何点かあることに気づいたので、そちらもお伝えしますね。   まず、上記のご質問に対する最適な回答は在クロアチア日本大使館のこちらのPDFページにまとめられています。   以下、PDFページより引用させていただいた上で、みなさんからお寄せいただいた注意事項を青字にて記述します。   クロアチア⇒日本へ帰国・入国時に必要なPCR検査証明 現在、日本では水際対策が強化されており、日本へ帰国する際には、検疫所へ「出国前72時間以内の検査証明書」の提示が必要とされています。   検査証明書の様式は厚生労働省所定のフォーマットの使用が強く推奨されています。所定フォーマットは、厚労省ウェブサイトから入手できます。所定のフォーマットを使用することが困難な場合には、任意のフォーマットの提出も妨げられませんが、以下の「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされている必要があります。   ※厚生労働省所定のフォーマット(日本語・英語表記)は印刷して各機関に持参して「これに記入してほしい」と伝えても対応してもらえなかった・・・という声を耳にしました(ザグレブの機関)。理由は「英語だけではなく、日本語が併記されているため」だとか・・・。   (フォーマットに記述されている日本語は英語部分と完全に一致していると説明しても)「自分が理解できる英語だけで表記されているフォーマットならまだしも、(日本語で)何と書かれているかわからないものに記入、自分のサインをしたくない。」という理由から断られてしまったそうです。   また一方で「厚生労働省所定のフォーマットへの記入の対応をしてもらえました。だから、英語のみの任意フォーマット(検査機関オリジナルのフォーマット)の証明書と、厚生労働省所定のフォーマットの証明書の2通を用意してもらったんですが、不備だらけで・・・。英語のみの任意フォーマットの方はパスポート番号が抜けていて、厚生労働省所定のフォーマットの方は検体採取日時、結果判明日が間違っていて・・・。」なんて声も・・・。   他の方からも、「パスポート番号が抜けていた」「検体採取日時、結果判明日が間違っていた」という声をちらほら耳にします。ですので、万が一不備がある場合に検査機関に修正の対応をしてもらえるよう、時間に余裕を持って予約されることを強くおすすめします。   (※「パスポート番号、国籍等、検査機関の記載漏れがある項目は、旅客自身の直筆でも可」とのことですが、いずれにせよ、万が一のために時間に余裕を持って準備されることをおすすめします)     ●人定事項(氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別)(氏名のスペルミスはありませんか?パスポート番号は抜けていませんか?)   ●検査法、検査検体(所定のフォーマットに記載されている検査法、採取検体に限る)(予約時にこちらの所定のフォーマットに記載されているいずれかの検査法、採取検体が必要だと伝えておきましょう)   ●検査結果、検体採取日時、結果判明日、検査証明書交付年月日(肝心のこの部分が間違っていたという声をよく耳にするので注意深く確認してください)   ●医療機関等の情報(医療機関名、医療機関住所、医師名(署名)、医療機関印影)(医師の署名、医療機関の印影が抜けていませんか?クロアチア語で「印影」はPečat(ぺチャット)です)   ●上記の全項目が英語で記載されていること。(※クロアチア語ではダメなので、英語で・・・と予約時、検査当日に必ず伝えましょう!!いずれの機関も英語の翻訳料は別途発生するので、気になる方は予約・問い合わせ時に確認しておきましょう)   ※なお、日本入国必要渡航書類チェックリストおよびPCR検査陰性証明書確認のチェックリストはANAのこちらのPDF資料に非常にわかりやすくまとめられています。陰性証明書に不備がないかの確認の際に、このPDF資料と照らし合わせながら注意深くチェックすると安心だと思います。   当館が確認したところ、以下に掲載する機関から、厚生労働省所定フォーマットに対応可能であるとの回答がありました。これら機関から検査証明書を入手される場合は、予約時に、日本政府所定フォーマットへの検査結果の記載を希望する旨依頼してください。   なお、所定フォーマットは、検査機関には備え付けられていませんので、受検時に印刷したものを持参するなど、受検者自身が用意する必要があります。   ☆... »記事

土曜日, 11月 14th, 2020
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コロナ感染者数爆増のクロアチア!今年のクリスマスはどうなる??

11月13日のイェラチッチ総督広場   こんにちは!   あっと言う間に11月。今年もあと1ヶ月半となりましたね。   最近ザグレブはぐっと寒くなり、毎日どんより曇り空の日が続いています。     ヨーロッパでは再びコロナ感染者が爆発的に増えてきていますが、クロアチアも同様。   ここ数日は日々(24時間以内)の新規感染者数が3000人(!!)を超えています。   クロアチアの人口は約400万人。大阪府の約半分弱しか人がいない国なのに、この数はさすがにマズ過ぎますよね・・・(;´・ω・)   ザグレブのズリニェバッツ公園。落ち葉が美しいです   それでも現状、クロアチアでは再ロックダウンなどは行われておらず、店舗や公共交通機関でのマスク着用義務などはあるものの、お店やレストラン・カフェもコロナ以前とほぼ変わりなく営業を続けており、日常生活に大きな支障はありません。   でも、最近は知り合いや友人から「知り合いがコロナに感染したらしい」という話もちょこちょこ耳にしており「コロナが身近まで迫ってきている・・・本当に気を付けないと・・・!」と内心ヒヤヒヤしています。   どんより曇り空の中、ずっと家にこもっていると気持ちが沈んでしまいそうなので、本当は街(ザグレブ市内)に気軽に出かけたいのですが、高齢の家族のことなどを考えると、やはり不要な外出は控えよう・・・と家にこもりがちに・・・。   でも一昨日、市内に用事があったついでに、久しぶりに街をぶらっと散策してきました♪     イェラチッチ総督広場では楽しそうなイベントが開催されていました!   たくさんの露店が立ち並び、クロアチア各地の特産品(チーズやプロシュート、ハチミツ、オリーブオイルなど)や手芸品などが売られていました。   いつもならこのような場所には観光客もたくさん歩いているのですが、今のご時世、歩いているのは地元民ばかり。   それにしても、お隣のイタリアなどでは再びロックダウンも行われるというのに、ザグレブはこんな状態・・・いやはや・・・平和ですね・・・。そりゃ、新規感染者が毎日3000人以上も増えるわけだ・・・(苦笑)(;´▽`A“    冬の名物『ホットワイン』も売られていましたよ!   また、毎年12月になるとクリスマスマーケットに随分力を入れているザグレブ。   「今年はコロナでこんな状態だし、クリスマスイベントも中止かな?」なんて思っていたのですが、先月あたまのザグレブ市の発表では「マスクに手袋など対策を徹底。コロナに気を付けながら開催します!」とやる気満々の様子です。   クリスマスイベントが中止となればなったで寂しい気持ちになったと思いますが「今年もやりますよ~!」という発表を聞いて、思わず「やるんかいっ!」と心の中でツッコんでしまいました(苦笑)    去年のザグレブのクリスマスイベント(12月)の様子   ヨーロッパでコロナ第一波が吹き荒れ、クロアチアを含む欧米各国がロックダウンを実施していた3月~4月上旬にかけての頃は「クロアチアはコロナ感染者を上手くコントロールできている!俺たち、頑張ってるよなっ!!」と自画自賛する声も多かったのですが、半年以上経ってこの有様・・・。   今ではすっかりコロナ渦の生活に慣れてしまい、危機感が薄い人も増えているような気がします。   このゆるい感じがなんだかクロアチアらしいよなぁ・・・と苦笑いしつつ、医療機関で頑張ってくださっている方々の負担が増えないことを祈るばかりです。   毎年恒例、イェラチッチ総督広場の巨大なツリー(写真は2019年のものです)   また観光業で生計を立てている人も多いクロアチア。   「コロナの影響で今年は仕事がほぼゼロ・・・」「収入が激減したよ。やばい・・・」と嘆く人もたくさんいますが、それでも「まぁ、生きていればなんとかなるさ。家族や大切な人が元気で健康でいてくれるのが何より。戦争(91年~95年のクロアチア独立戦争)の時のことを思えば、なんともないさ」「仕事も今までの仕事はほぼゼロになっちゃったけど、他の仕事を探せばいいんだから。時給が低すぎて泣きそうだけど、収入が途絶えるよりマシだから・・・家族を養わないと」と笑って話す彼らのメンタルの強さに色々学ぶこともありました。   (2019年のザグレブ・クリスマスマーケットの様子)   最近は徐々にクリスマスムードが高まりつつあり、みんなの頭の中ではジングルベル♪が鳴り響いているようです(*´ω`*)   夏の終わりに「収入がぁぁ~ゼロだよぉぉぉ~・・・本当にどうしよう・・・」と散々嘆いていたガイド仲間の友達も、つい最近話した時は「クリスマス、楽しみだね~♪」と嬉しそうに顔をホクホクさせて話していたり・・・。   そんな様子を見ていると「彼らからクリスマスを取り上げてしまうなんて、できないよなぁ・・・」と思ってしまいます。   一部の街灯にクリスマス・イルミネーションが設置されていました   長くて暗いヨーロッパ、クロアチアの冬。どんより曇り空の毎日でも、クリスマスのデコレーションやイルミネーションを目にすると心がぽっと暖かくなります。   そんな人々の心に光を灯してくれるクリスマス・イルミネーションの設置がザグレブ市内各所で少しずつ始まっています。   設置が始まっているのはほんの一部ですが、11月末までの完成に向けてこれから急ピッチで準備が進んでいくことでしょう。   また当ブログ以外にも、この日の街歩きの様子の他、12月になったらクリスマスムード満点のザグレブの様子をYouTube動画『クロたびしょう』でもお届け予定ですので、よろしければ見逃さないようにチャンネル登録していただけると嬉しいです(*^^*)   それでは、みなさんも引き続き風邪やコロナにはくれぐれもお気をつけて・・・!   (2020年11月14日 小坂井真美)     ♥ クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。   またYou... »記事

金曜日, 8月 21st, 2020
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クロアチア、新型コロナ新規感染者数過去最悪に!EU圏からの旅行も赤信号

  こんにちは!   日本ではお盆休みが終わってしまいましたが、みなさんはどんな夏休みを過ごされましたか?   クロアチアでも、そろそろ夏のバカンスの終わりの時期が近づいてきました。   この夏は「新型コロナの影響で、泣く泣くクロアチア旅行をキャンセルした」という方も多いと思います。   クロアチアでは、日本を含むEU圏外からクロアチアへの渡航者は入国制限措置および隔離対象の措置が引き続き行われています(クロアチアへの観光目的の入国は現実的でない)が、一方でEU圏及びシェンゲン域内EU及びシェンゲン域にお住まいの方は、日本人を含む第三国の国民であっても長期滞在資格を持っていれば、観光目的であってもクロアチアへ通常通り入国できる状態でした。(自主隔離や48時間以内に実施されたPCR検査の陰性結果の提出を求められません)   (【関連記事】7月29日更新:クロアチア新型コロナ最新情報┃EU圏からの旅行はOK、マスクは必須!日本からの旅行は?)   ですが、昨日(2020年8月20日)事態が急変しました。   クロアチア、新型コロナ感染者数過去最悪記録を更新   20日、クロアチアで新型コロナの感染者が新たに255名確認され、過去最悪記録を更新しました。   この事態を受けて、スロベニアやイギリスが即座にクロアチアを「レッドリスト(自主隔離免除制限国(=旅行に行くべきでない国))」に掲載。   本日21日以降、クロアチアからスロベニアに入国する者は原則14日間の自主隔離を求められることとなりました。(ただし、現在すでにクロアチアに滞在中のスロベニア人およびスロベニアの滞在許可保持者は、8月24日までにスロベニアに入国した場合、自主隔離が免除されるそうです)   (※イギリスも同様だと耳にしていますが、イギリスの対応は詳しく確認しておりません。イギリスにお住まいでクロアチアへ近々ご旅行予定の方は各自でイギリス側の情報をご確認ください)   またドイツもクロアチアの一部(シベニク=クニン郡およびスプリット=ダルマチア郡)をレッドリストに追加したとのこと。   オーストリアもクロアチアをレッドリストに追加。2020年8月17日の午前0時クロアチアからオーストリアへ入国する者に14日間の自主隔離または48時間以内に実施されたPCR検査の陰性結果の提出を義務付けています。   ここに挙げた国以外にも、今後クロアチアをレッドリストに加えるEU圏およびシェンゲン域の国が増えるかもしれません。EU圏・シェンゲン域にお住まいで近々クロアチアへのご旅行をご予定されている方は、必ずご自身でお住まいの国の最新情報をご確認ください。   なお、国内の感染拡大を受けてクロアチア政府は再びナイトクラブの営業制限する措置の延長を発表。   特にスプリット周辺のエリアで感染が拡大しており(20日に発表されたうちの新規感染者のうち75名がスプリット郡より)で、現地メディアによると「コロナ感染者が急増した要因は夏のバカンスにある。(バカンス客がたくさん集まって来る)海辺の街はウイルスの温床になっており、特にナイトクラブは危険」などと報道されています。   EU圏にお住まいの方へ   ここ数日、EU圏にお住まいの方から「近々クロアチアへ旅行に行く予定なのですが、クロアチアの状況はどうですか?新型コロナによる旅への影響はありませんか?」というご質問をちらほら頂戴します。   現時点(2020年8月21日午前1時)ではクロアチア側としてはEU圏およびシェンゲン域からの旅行者の制限措置(隔離措置など)を行っていないため、クロアチア側の対応よりもお住まいの国の入国者に対する措置をしっかり確認されることをおすすめします。   実際、クロアチア現地の様子は(スーパーの営業など、様々な制限措置が緩和された)6月上旬あたりからずっとウイルスの感染拡大が再燃し続けているにも関わらず、かなり日常が戻って来ており「公共交通機関や商店でマスクを着用しないといけない」という点を除いては、一般市民生活レベルでは不自由を感じることはありませんでした。   また今回の「過去最悪記録を更新」のニュースが報じられるまで、夏のバカンスで特にアドリア海沿いの街は観光客で賑わい、ほぼ通常通り観光を楽しんでいただけるような状況でした。   ですが、前述のとおり、このような状況になってしまったので「クロアチアに旅行に入ったはいいが、クロアチアがレッドリストに加えられているため、居住国へ帰った後隔離されることになった・・・」なんてならないよう、ぜひ各自でお住まいの国の情報をご確認ください。   「せっかくクロアチアへ、ちょっぴり遅い夏のバカンスに出かけようと思っていたのに・・・」ときっと肩を落とされていることでしょうが、トラブルに巻き込まれないようにどうか慎重なご判断をなさってくださいね。   (実際、8月22日にザグレブへお越しで街案内をさせていただく予定だったドイツ在住の方は、今回の事態を受けて20日午後にクロアチア旅行のキャンセルをご決断されました。   現在、クロアチアの公共交通機関やお店ではマスク着用が必須です   なお、大変恐れ入りますが、ガイドのご依頼を頂いている方をのぞき、クロアチアにおける新型コロナ関連の情報に関する個別のご質問・相談の対応は原則行っておりません。何か情報を手に入れましたら今回のように当サイトでシェアさせていただきますね。申し訳ございませんが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。)   なお、ここでお伝えする情報はすべて『クロアチア市民保護本部』のHPなどが公表している情報等を調べ、正確な情報をお届けできるように努めていますが、みなさんご自身でも正確な情報を収集され、熟考した上でご自身でご判断なさってくださいね。   今後も引き続き、クロアチアの措置内容の変更、入国制限対象除外となる国・地域が拡大する可能性も大いにありますので、「たびレジ」でクロアチアを登録され、正確な最新情報の収集に努められることを強くおすすめします。   引き続き当サイトでも、クロアチア現地のコロナウイルスに対する地元民の反応を含め、なるべく正確な最新状況をシェアできるように努めますので、あくまでもひとつの情報源としてご覧いただけると嬉しいです。   また何かわかったら、当サイトでもこちらのまとめページ(「【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)」)に随時情報をUPしていけるように努めますね。   引き続き、みなさんもどうか健康だけにはどうかお気をつけて!     (2020年8月21日 小坂井真美)   ♥ クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです。   またYou... »記事

水曜日, 7月 29th, 2020
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クロアチア新型コロナ最新情報┃EU圏からの旅行はOK、マスクは必須!日本からの旅行は?

  こんにちは!あっという間に7月も終わりですね。   最近、日本でもまた新型コロナウイルス感染が再拡大しているみたいで心配です。クロアチアでも6月上旬あたりまでは感染者がぐっと減り「新規感染者が0名」という日も続いていましたが、その後いろいろなお店やカフェ・レストランがほぼ通常通りに営業を開始し「日常」が戻ってきた6月中旬あたりから、また感染者がちょこちょこ出始めました。   最近ではクロアチアでも24時間以内の新規感染者が数十名単位で報告される日がずっと続いています。   さて、この夏はこんな状況で、残念ながら日本でも海外旅行に行けるような雰囲気ではありませんよね。「7月、8月のクロアチア旅行は諦めた」という方がほとんどだと思いますが、9月以降に予定をしている方のなかには「まだちょっと悩んでいる」という人もいらっしゃるみたいです。   とはいえ「航空会社からフライトキャンセルの連絡があったので、旅行自体を諦めました」「やはりこんなご時世なので、クロアチア旅行は来年以降に再チャレンジします」という方がほとんどですが、「やっぱり決断する前に、再度、現地の最新情報を知りたい」という方のために情報をまとめました。   (2020年8月21日更新【EU圏にお住まいの方へ】:クロアチア、新型コロナ新規感染者数過去最悪に!EU圏からの旅行も赤信号 )   結論・・・日本からの旅行は諦めた方がベター   7月1日から一旦「観光、ビジネス目的であっても、EU・シェンゲン域外の(日本を含む)第三国からクロアチアへの入国OK!」となり、周りのクロアチア人も「これでちょっと安心だね!7月からは日本人もクロアチアに旅に来てもらえるよ♪」なんて喜んでいたのもつかの間。   その後、新型コロナ感染者が増え続け、7月10日には24時間以内の感染者が再度100名を突破しました。それと同時に「やっぱり、(日本を含む)第三国からクロアチアへの入国は条件付きにする」と変更。   その条件とは具体的には次の通り:   「観光、ビジネス、就学やその他緊急の私事事情により、EU・シェンゲン域外の(日本を含む)第三国からクロアチアへの入国する者は、14日間の自主隔離の義務を負う。ただし、クロアチアへの入国の目的が観光、ビジネス、就学の場合、48時間以内に実施されたPCR検査の陰性結果を提出すれば自主隔離は免除」   つまり、日本からの観光客であっても、48時間以内に実施されたPCR検査の陰性結果を示す書類を提出すればクロアチアに入国、その後旅も通常どおりできる、ということです。   でも、今の状況を見ていると、やっぱり少なくとも今年のクロアチア旅行はキャンセルして、来年以降に再チャレンジされた方がいいのでは・・・と私は思います。少しでも早い収束を願っていますが、あと数か月で状況が劇的に改善するとも思いませんし・・・。今年中どころか、来年以降もまだ目途が立っていないような状況ですものね💦   なお、「それでも、どうしても今クロアチアへ行く必要があるんだ!」という方は、PCR検査は出国前にされる方がクロアチア入国時に何かとスムーズかと思いますが、クロアチアに到着してからの検査を希望される方は、クロアチア各都市の病院で検査を受けることができます。検査の種類にもよりますが、費用は500~700クーナ。   ご参考までに次にザグレブ、スプリット、ドブロブニク各都市でPCR検査ができる施設の情報をお伝えします。 ザグレブ:Dr.... »記事

木曜日, 5月 28th, 2020
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クロアチア新型コロナ最新情報┃今夏6〜8月の旅行はキャンセルするべき?

  こんにちは!久しぶりの更新となりました。   もうかなり良くなりましたが、久しぶりに激しく体調を崩してしまいました💦 新型コロナの影響で「家に籠りがちな生活&外で人と会う仕事をしない日々」で気持ちがたるみ、免疫力がガタ落ちしていたのかもしれません(苦笑)   日本でも非常事態宣言が全面解除され、少しずつ日常が戻ってきているみたいですね。   最近また「この夏、クロアチア旅行を楽しみにしていたのですが、新型コロナのせいでキャンセルにするべきかまだ迷っています。クロアチアの現状を教えてください」というようなメッセージを何件かいただきました。   そこで今日は2020年5月末のクロアチアにおける(※主に観光関連視点での)新型コロナ最新情報を私が知る限りの範囲でお伝えします。   クロアチアにおける新型コロナの状況   まずクロアチアでは、ここ数週間、新たな感染者はほとんど報告されていません。(クロアチアにおける『日々の新型コロナ感染者数の増減』情報は、在クロアチア日本大使館よりメールにて毎日丁寧な情報が配信されています。気になる方は外務省の「たびレジ」よりクロアチアを指定・ご登録を。メールを受け取ることができるようになります。)   クロアチア国内では「クロアチアはパンデミックを起こすことなく、新型コロナウィルスをよくコントロールできた方だと思う」と自画自賛する声を現地メディアをはじめ、周りの現地人からもよく耳にします。(日本でも同じような意見を耳にしますよね^^)   クロアチアでは5月11日に緩和措置第3段が施行され、営業を再開するカフェやレストランなども増えてきました。   (過去関連記事:4月24日配信「クロアチア「コロナ・ロックダウン」が徐々に緩和されそうです」)   規制中は平日17時で閉店していたスーパーも、新型コロナ流行前のように夜21時頃まで営業するようになりました。   また昨日(27日)からは「1か所に40人以上の集いを禁止する措置」が廃止され、明日(29日)からは結婚式の披露宴を行うことも許可されるようになりました。   このように、制限措置がかなり緩和されましたが「まだまだ油断は禁物」といった雰囲気です。   写真は3月22日、ザグレブ市内にて。銀行への入店を待つ人々の列   現時点でも、「他人とは2m以上の間隔を保つこと」「こまめな手洗い」「公共交通機関利用時のマスクの着用」などが推奨されています。   スーパーなどでは今でも出入り口付近に消毒液が設置されています。   また昨日(27日)は書類の手続きのため、お役所関係の建物に足を運んだのですが、建物内に入ることができる人数がまだ制限されており、建物前にはたくさんの人の列ができていました。   なお、昨日久しぶりに外出したついでに地元民の様子を観察してみたところ、マスクを着けている人は2週間前に比べるとかなり少なくなったものの、ご高齢の方を中心にマスク姿の方々がちらほらいました。   閑古鳥が鳴く、クロアチア観光地の現状 経済的に大打撃を受けたクロアチアのドブロブニク   上でお伝えしたとおり、5月11日の規制緩和以降、クロアチアでは本格的な営業再開をはじめたカフェやレストランも増えてきましたが、クロアチア各地に住む現地の友達の話やニュースで見聞きする限りでは、特に観光地エリアのお店は大苦戦を強いられている模様。   ダルマチア地方(スプリットやドブロブニク)の観光地からは次のような声が届いています。   「首都のザグレブは(地元民が多いから)街中も賑わってるだろうけど、もっぱらの観光地であるうちは、そもそも街中は人がほとんどいないよ。旧市街の中はまるで冬の観光オフシーズンのような状態。ヘタをすればオフシーズンよりも人が少ないかもしれないね。   そもそもスプリットやドブロブニク旧市街エリアには地元民がほとんど住んでいないからね。(※もともと住んでいた地元人たちの多くが、観光客向けのアパートメントホテルに改装して貸し出し、本人たちは旧市街外のエリアに住んでいるためです)   人が多いザグレブだと、海外からの観光客が全くいない状態でも地元民がカフェやレストランに来るだろうけれど、スプリットやドブロブニク旧市街エリアの『お客さんの大多数が海外からの観光客だったお店』はお客さんがほぼゼロ。   規制緩和されて、法律的には営業再開できる状態だけれど、「そもそも開けたところで(街に観光客がいないから)お客さんが来ない・・・開けても更に赤字になるだけ」と今でも引き続き店を閉めているところも多いよ。   スプリットやドブロブニクなどの観光地でも、地元民が足を運ぶお店ももちろんあるけれど、そもそも、レストランにやってくる地元民たちもほとんどが観光業で生計を立てている人がほとんど。彼らも収入が激減して生活に余裕がなくなって、レストラン(特に高級レストラン)などから足が遠のいているのさ。   本当、観光業に依存しきっていた町では、町の多くの人が頭を抱えているよ・・・。早く観光客に戻ってきてもらいたい!!」   町から観光客が消えたドブロブニク旧市街   なお、こちらの現地ネットニュースの記事によると、クロアチア屈指の観光地であるドブロブニクは国内のどの町より経済的ダメージが深刻だとのこと。   また記事内でのインタビューでは次のようなことが語られていました。   「ドブロブニク旧市街で現時点で営業しているレストランの数は最大で15店舗。90%以上が閉店状態、6月15日までは(お客さんが望めないため)ほとんどのレストランは営業しようとしないでしょう。   ドブロブニク旧市街で最も人気のあるスイーツショップのオーナーさんと話をしましたが、現状1日の売り上げは250クーナ(約4200円)程度なのだとか。   今まで足を運んでいた地元民も(地元民たちも観光業で生計を立てているため)『このままでは生活のためのお金がなくなってしまうのではないか』という恐怖から、カフェやスイーツショップさえからも足が遠のいているようです。   この状況を打開できるのは観光の復活のみ。陸路でやってくる観光客ではなく、空路でやってくる観光客の増加がカギです。早く空路からの渡航者の解禁をしてほしい」     1日の売り上げが250クーナ(約4200円)なんて、もし賃貸のお店なら(ドブロブニク旧市街内の家賃は本当に高いですし)家賃代の足しにもなりません・・・💦   また「陸路でやってくる観光客ではなく、空路でやってくる観光客の増加がカギ」とインタビューで語られていましたが、これは観光業に携わる周りのクロアチア人もよく話しています。   クロアチアでは自家用車など陸路でやってくる、自国民(クロアチア人)や近隣諸国の観光客は、アジアやアメリカ方面など遠方から空路でやって来る観光客と比べると、観光地で消費する金額が少ないと言われています。   そのため、日本を含めたアジア方面およびアメリカおよびスカンジナビア半島など(空路)からの観光客の受け入れ再開が切望されています。   ですが、まだ新型コロナの脅威が完全に去っていない今、「国民の生活(経済)を守るためには経済的ダメージの回復は必須だけれども、同時に国民の健康も守らないといけない(新型コロナ感染を再燃させてはいけない)」というジレンマの狭間にあり、毎日のように「今後クロアチアの観光業はどうなるのか、どうするべきなのか」ということがニュースなどで議論されています。   ロヴィニの街並み   なお、ロヴィニやポレチュといった人気観光地が集まるイストラ半島でもほとんどのホテルが休業状態とのこと。一部のホテルは6月15日頃を目途に営業再開予定とのことですが、苦戦が強いられそうです。   また7月からは営業再開予定のホテル、店舗もより増える予定ですが、それでも(採算の問題から)完全に全店舗が営業を開始させるとは限らないという状況のようです。   現状、クロアチアは観光できる状態なの?夏のクロアチア旅行はどうするべき? ドブロブニク旧市街   以上のように、経済的に大きく観光業に依存しているクロアチアにとって、新型コロナによる経済的ダメージは甚大。現地メディアのニュースでも毎日のように「2020年の我が国の観光シーズンの行方」なる話題が議論されています。   上でもお伝えした理由から、実際、外国からの観光客の受け入れをクロアチア政府は積極的に検討しているので、今後状況がぐっと良くなる可能性もあります。でも、私自身は正直なところ「(クロアチアに限らず)今シーズン(この夏)の海外旅行はかなり厳しいのでは…」と思っています。   まず結論から申し上げると、現時点ではEU内のいくつかの国を除いては、クロアチアへの観光客の入国は認められていません(=日本からクロアチアへの観光目的の入国は現時点ではできません)   私自身も観光業で生計を立てているので、そのひとりとしては非常に辛い時期。できれば「この夏、ぜひともクロアチアに来てください!」と言いたいところですが、当サイトの情報を頼りに読んでくださるみなさんのために、損得勘定なしに現時点での正直な私の意見、私が知る限りの実際の状況を次にお伝えします。   (※ただし次にお伝えすることを含め、この記事でお伝えする情報はすべてあくまでも私の意見、見解、私が調べた限り、知る限りの情報です。みなさんの大事なクロアチア旅行ですので、旅行の延期・中止のご判断は、外務省の情報など、他のソースからの情報も集められた上で必ずご自身でご判断ください。)   6月にクロアチア旅行を計画されている方へ   → キャンセルをおすすめします(※ただし、下でお伝えする10か国にお住まいの方はクロアチアへの観光目的の入国が認められます)   私自身も6月にガイドやツアーのアレンジのご依頼を頂いていたみなさまには、残念ですがすべてキャンセルいただきました。(ほとんどが早々にご自身でキャンセルのご決断・ご連絡をくださいましたが、迷われていた方には「(最終的なご判断はお任せいたしますが)キャンセルをおすすめします」とこちらからご連絡を差し上げました。)   ただし、5月28日現時点ではクロアチアの市民保護本部より「新型コロナ感染拡大防止策による(一部の例外を除く)入国制限措置を『一部の国からの渡航者』に限り解除する」と発表されています。 解禁の対象となる国は次の10か国:   チェコ、ハンガリー、オーストリア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、スロベニア、ドイツ、スロバキア   上記10か国の市民は、新型コロナ発生以前と同じ条件にてクロアチアの入国が認められますが、疫学的管理が行われ、クロアチア滞在中はクロアチア当局の指示に従い行動する義務があります。   また、もし上記該当10か国から近々クロアチアへ入国する予定がある方は、事前にクロアチア政府観光局公式HPのこちらのオンラインフォーム(英語)から必要事項を記入・提出しておくことを強くおすすめします。(※今後、日本やアジア方面からの観光客の入国が解禁されることとなった後もしばらく同じ措置が取られる予定です。いずれにせよ、また日本からクロアチアへの観光客の入国が可能となったら当ページで詳細をお伝えしますね。)   上記10カ国の市民はクロアチアへの観光目的での入国が認められますが、疫学的な理由で万が一の際に連絡が取れるように「氏名、電話番号、メールアドレス、パスポート番号、滞在期間、新型コロナ感染歴の有無など」の情報の提出が求められます。   なお、「クロアチア政府観光局公式HPのこちらのオンラインフォーム(英語)から、事前にこれらの情報を記入・提出しておくと、国境検問所で長時間待たされたり、拘束されることはありません。事前に記入・提出されない方はクロアチア入国時、国境検問所で長時間お待ちいただく可能性があります」と発表されていますので、事前に申請しておくことに越したことはないでしょう。   なお、上でもお伝えしたとおり、現時点では日本を含む多くの国・地域からクロアチアへの観光目的の入国は解禁されていませんが、今後状況が改善するにつれ、クロアチアへの渡航が許可される国、地域が拡大される予定とのことです。   また状況が変われば、こちらのまとめページにて最新情報必ずお伝えしますね。   7月にクロアチア旅行を計画されている方へ   → キャンセルを視野に入れつつ、「どうしても諦めら切れない」という方は、あともう少しだけ様子を見られても良いかもしれません。   上でお伝えした10カ国(チェコ、ハンガリー、オーストリア、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、スロベニア、ドイツ、スロバキア)以外にも、特にEU圏にお住まいの方でしたら、6月中に今後の制限措置対象外国となる可能性が大きいと思います。   なお、クロアチアのカペリ観光大臣が「今後はイギリス、フランス、スカンジナビア諸国などヨーロッパ内でも飛行機で入国する観光客が多いエリア、および中国、アメリカ、韓国など完全に飛行機による交通手段に依存した市場からの旅行者の増加にも期待している」(残念ながら記事内では日本の名前は触れられていませんでしたが・・・💦)という旨の発言されているので、(あくまでも今後の状況次第ですが)今シーズン中に日本を含むアジア方面からの観光客の入国も解禁されることが予想されます。   ですので、もし「7月の旅行のキャンセルを決断する前に、もう少し粘って様子を見たい。あきらめきれない」という方は、もう少しだけ(目安としては、ご出発前の1カ月~ぎりぎりでも2週間前まで)様子を見られても良いかもしれません。   なお、「日本からクロアチアへ7月に旅行を計画している他の人たちはどうなんだろう?」と気になる方のために・・・あくまでもご判断の参考程度に受け止めていただければと思いますが、(旅行会社に勤める知人によると)日本の大手旅行会社のクロアチア行きのツアーは少なくとも7月いっぱいまではほとんどキャンセルの状態。   また当サイトを通して私にガイドやツアーアレンジのご依頼をくださった個人旅行者の方のほとんどが、7月末頃までは既にキャンセルのご決断をされている状態です。   8月にクロアチア旅行を計画されている方へ プリトヴィッツェ湖群国立公園   → 「こんな状況だし、来年以降仕切り直して思いっきり安心してクロアチアを楽しみたい!」という方は、現時点でキャンセルを決断されても良いと思いますが、「もう少し様子をみたいな・・・」という方は、可能であれば決断は7月になってからでも良いかもしれません。   8月のクロアチア旅行もすでにキャンセルされた方もいらっしゃいますし、正直なところ私自身は8月にもあまり期待していません。ですが、私自身の感覚では「8月はまでまだ時間があるし、もう少し様子を見よう」とお考えの方が多いように感じます。   実際、私の元にガイドやツアーのご依頼をくださった方の多くがまだ悩みながら様子見をされている状態です。   大手旅行会社のツアーは(航空会社の減便の都合なども原因で)キャンセルになるものが今後増えてくると予想されていますが、ある程度旅程に融通がきく個人旅行の方であれば、(今後状況が悪化しなければ)8月はひょっとしたらクロアチアへの旅行が可能となるかもしれません。   上でもお伝えした通り、みなさんが「旅行へ行きたい!キャンセルしたくない」というお気持ちと同様、クロアチアとしても「一刻も早く、多くの国・地域から旅行者が戻ってきてほしい」と切望している状態。ですので、今後新型コロナの状況がクロアチアおよび世界的に落ち着くほど、旅行者の受け入れは必ず拡大してきます。   ですが「こんな状態の時に旅行、ましてや海外旅行なんかに行くつもりなのか」という批判的な意見も多く飛び交う日本。また、海外旅行の際は、渡航先の状況だけではなく、お住まいの国(日本にお住まいなら日本)の状況なども考慮した上で、ご自身で慎重にご判断ください。   なお、ここではクロアチア現地の新型コロナ関連の情報をお伝えしましたが、(言うまでもないかもしれませんが)海外へ渡航される際は『お住まいの国(例えば日本政府)の新型コロナウイルスに関する水際対策措置』もご自身でご確認ください。   「海外へ旅行に行けたはいいけれど、渡航先の国が入国制限対象国で、帰国時にめんどうなことになった」とならないよう、外務省HPや厚生労働省HPなどでの情報チェックをお忘れなく!   たびレジに登録しよう   日に日に状況が変わる新型コロナ感染拡大防止措置。   今後も引き続き、措置内容の変更、入国制限対象除外となる国・地域が拡大する可能性も大いにありますので、「たびレジ」でクロアチアを登録され、正確な最新情報の収集に努められることを強くおすすめします。   引き続き当サイトでも、クロアチア現地のコロナウイルスに対する地元民の反応を含め、なるべく正確な最新状況をシェアできるように努めますので、あくまでもひとつの情報源としてご覧いただけると嬉しいです。   なお時間的・体力的な理由から「クロアチア旅行は延期にした方がいいですか?」「クロアチア現地の様子を教えてほしい」というような、個人的なご質問への回答・お返事は(ガイドのご依頼を既にいただいる方以外)基本的に行っておりません。   もしお返事をさせていただく場合も、基本的に当まとめページ(クロアチアの新型コロナ情報を随時更新しているページ)のリンクをお送りするだけとなりますので、ご理解の程よろしくお願いいたします。   私が知り得るクロアチアにおける新型コロナ情報で、旅行者のみなさまに役立ちそうなものはすべて当ブログにて日々更新するよう努め、またこちらのまとめページを随時更新しております。(わざわざ個人的にご丁寧なメールをお送りいただいても、大変恐縮ですが、まとめページにUPしている各記事の情報以上のことをお伝えすることはできません。私が知り得る情報はすべてまとめページにてお伝えしておりますので、みなさんの大切な時間を無駄にしないためにも、どうかご理解の程よろしくお願いいたします。)   なお、引き続き、複数の方から同じようなご質問をいただく件に関しては、今回のように当ブログに記事にしてまとめて回答させていただきます。   そのため、個別のメール対応はできませんが「個別に返事をくれなくてもいいので、できればこんな情報をブログ記事でまとめて教えてほしい」と仰っていただけるようでしたら(必ずブログ記事にてお答えするとはお約束できませんが、それでもよろしければぜひ)ご連絡いただけると有難いです。   しがない個人ブログにも関わらず、当サイトを頼りにメールをくださる方のために個別に対応できず非常に心苦しいですが、ご理解の程どうかよろしくお願い申し上げます。   少しでも早く事態が収束して、みんなが安心して旅を楽しめる日が戻ってくることを願っています。   また何かわかったら、当サイトでもこちらのまとめページ(「【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)」)に随時情報をUPしていけるように努めますね。   引き続き、みなさんもどうか健康だけにはどうかお気をつけて!   最後までお読みくださりありがとうございました。   【参考記事】   Koronavirus:... »記事

土曜日, 4月 25th, 2020
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クロアチア「コロナ・ロックダウン」が徐々に緩和されそうです

先日ちらっと覗いたザグレブのブンデク公園。お花がいっぱい咲いていて、とても綺麗でした♥ 散歩やヨガなどを楽しむ市民がいましたが、警官のみなさんが見守ってくれていました   こんにちは!   新型コロナウイルス感染拡大防止のため、クロアチアでロックダウンが開始されてから1カ月以上が経ちました。   4月24日現時点でクロアチア国内で確認されている感染者数は2000人ちょっと。医療崩壊なども起きていないみたいで、周りのクロアチア人からは「頑張っているよね、クロアチア。うまくコントロールできている方だと思う」と称賛する声も多く耳にします。   そんなクロアチアでは先日(23日)の議会で、今後3段階に分けてロックダウンを少しずつ緩和していくことが決められました。   第1段階は4月27日から   4月27日から営業再開されるもののリストは以下の通り:     (以下、在クロアチア日本大使館から4月24日に配信されたメールより一部抜粋させていただきました)   ・ショッピングセンターを除き,全ての商店の営業再開   ・大工,仕立屋,鍵屋,旅行代理店や写真屋等,顧客との密接な接触を伴わないサービス業の営業再開   ・図書館,博物館,ギャラリー,骨とう品店,書店の営業再開   ・優先度の高い受験者のための国家専門試験の実施   ・トップ・ランクの競技会に出場する,シニア・スポーツ選手団,各種目第1・第2カテゴリーに属するスポーツ選手のトレーニングの再開   ・市内及び郊外の公共交通機関の運行,フェリーの運航がない島への高速船の運航   基本的には「顧客との密接な接触を伴わないサービス業の営業再開」という条件付きですが、週明けから多くのお店の営業が再開されることになります。   個人的には「写真屋さん」が書かれていることが嬉しいです!   この間日本に帰国した際に祖母に「庭の桜が咲いたら写真と手紙を送るね」と約束していたのですが、ずっと写真屋さんも閉まっていたので叶わず・・・。営業再開してくれたら、現像に行けそうです(*^^*)   第2段階は5月4日から (以下、在クロアチア日本大使館から4月24日に配信されたメールより一部抜粋させていただきました)   ・美容院,床屋,ネイルサロン等,顧客との密接な接触を伴うサービス業の営業再開。ただし、厳格な衛生措置に従うことが条件   ・一部の例外を除く公共医療機関の再開   ・民間医療機関の再開。ただし,特別な衛生上の措置の遵守が条件   「ロックダウン中の悩み」として挙げる人が多かったのは「美容院に行けない・・・」ということ。   周りのクロアチア人の友達も「あぁ~!髪を切りたい!!」「セットがうまくできなくて、髪型がきまらないよ!もう、髪を縛るしかない(泣)」と嘆く人が多かったので、今からきっと5月4日が待ち遠しい人が多いことでしょう。     ちなみに、先日私は家で夫の髪をチョキチョキ切りました。   「コロナのせいでヘアサロンに行けないから・・・」というわけではなく、うちではもう7年近く、彼の髪はいつも私が切っています😀   クリクリのカール頭(天然)なので、適当に切ってもわからないので(笑) 髪を切ると気分もスッキリしますよね✨   第3段階は5月11日から ザグレブのブンデク公園   5月11日以降は、かなり元通りの生活が戻ってきそうです!   (以下、在クロアチア日本大使館から4月24日に配信されたメールより一部抜粋させていただきました)   ・ショッピングセンターの営業再開。ただし,特別な衛生上の措置の遵守が条件   ・飲食店の店舗でのサービス再開。ただし,屋外のテラス席でのサービスのみ再開   ・宿泊施設での飲食サービスは,宿泊客のみを対象に許可   ・1つの場所につき10人までの集会の開催。ただし,他人との距離を取ることに関する措置の遵守が条件   ・幼稚園,小学校(1年生から4年生まで)及び特別学級の再開   ・研究,芸術,臨床活動の実施及び高等教育機関における少人数での実務活動   ・県をまたぐ公共交通機関の運行及び国内航空便の運航   ・県をまたぐ移動に必要な証明書(e-propusnica)の発行条件の緩和   ・国立公園及び自然公園の再開   まず一部学校での授業が再開されるみたいですね。   クロアチアでも「家でずっと子供の世話をしていると・・・正直疲れるわ~(泣)」「在宅ワークしながら小さな子供の世話は大変!」というパパやママが多かったので、きっと大助かりでしょうね。   また都市間を移動する公共交通機関(長距離バスなど)も運行再開されるとのこと。   ザグレブとスプリットなど、離れた街で遠距離恋愛中の友達は「彼氏に会えなくて寂しい・・・」と嘆いていたので、5月11日以降、感動の再開を果たすことができることでしょう(*^^*)(笑)   ザグレブのブンデク公園   そしてそして、多くのクロアチア人にとって聞き捨てならないのが「飲食店の店舗でのサービス再開。ただし,屋外のテラス席でのサービスのみ再開」という項目。   これはカフェもテラス席での営業がOKとなる、ということですね。4月に入ってから、ほとんど毎日青空のとっても良いお天気が続いているクロアチア。   本来なら、毎日カフェのテラス席はいっぱいで、コーヒーを片手におしゃべりをするクロアチア人で大賑わいしている季節です。   なので、5月11日以降にカフェの営業が再開されるとなると、久しぶりの友達との再会を祝しながらカフェでおしゃべりにふける地元っ子で溢れるんじゃないか・・・と、早くもそんな光景が頭に浮かびます。   でも「ロックダウン解除は新型ウイルスを“再活性化”させる」なんて報道もあるので、ちょっと心配。特にカフェのテラス席なんて、今まで「大切なカフェ時間」を我慢し続けたたくさんの人が喜んで集まってきそうですからね・・・💦   プリトヴィッツェ公園   個人的に嬉しいのは国立公園及び自然公園の再開。   ロックダウン中、ガイド仲間の友達と「プリトヴィッツェ公園が恋しいね~。毎年飽きるほど足を運んでるけど、こんなに長く行っていないとやっぱり寂しい。あの絶景に癒されたい!」という話をしていたので(まだ行くか行かないかは決めていませんが)5月中旬以降しばらく様子を見て、もし機会があれば(いつもは仕事で行くので)のんびりとプライベートで訪れてみたいな・・・なんて思っています。   ただ、現状はほとんど利用客がいない飛行機や空港などがこれからどうなるのかが気がかりです。   いずれにせよ、私自身は「(コロナのせいで今年のクロアチアの観光シーズン、ガイドの仕事はもうダメだな~。期待せずに自由を楽しもう」と内心諦めていますが、「夏の本格的なバカンスシーズン(6月以降)に向けて、観光客を取り込んでいきたい」と諦めずに考える動きも一部あるみたいです。   ですので、先日「【新型コロナ】今年のGW、夏のクロアチア旅行はどうするべき?」でもお伝えしましたが、この夏クロアチアへの旅行をすでに計画されていて今様子を見られている方は、(もしキャンセル期限などの余裕があるなら)もう少し様子を見ても良いかもしれません。   最後に在クロアチア日本大使館から4月24日に配信されたメールから抜粋させていただいたものをシェアさせていただきますね。   (※メールは在留邦人やたびレジ登録者に配信されるものです。特に「クロアチアへこの先旅する予定」という方はぜひご登録を!クロアチアに関連する正確な安全情報をメールで受け取ることができます)   ●4月24日午後2時時点,クロアチアにおける新型コロナウイルスの累計感染者数は2,009名(+28),累計治癒者数は982名(+99),累計死者数は51名(+1)です。これまでに,30,213件(+1,360)の検査が行われています。※カッコ内の数字は前日比です。   ●23日,クロアチア政府は,閣議において,新型コロナウイルス感染症対策措置を3段階に分けて緩和していく計画を採択し,24日,クロアチア市民保護本部は,3段階の措置のうち,第1段階の措置の実施を承認しました。これにより,クロアチアに滞在中の皆様の日常生活における制約が徐々に変化しますが,政府は,引き続き,社会的距離の確保や感染予防措置の徹底を呼び掛けています。     〇4月23日,クロアチア政府は,閣議において,現在,国内で実施されている新型コロナウイルス感染症対策措置を,4月27日(月),5月4日(月)及び5月11日(月)からの3段階に分けて緩和していく計画を採択しました。計画の概要は,次のとおりです。     〇第1段階(4月27日から) ・ショッピングセンターを除き,全ての商店の営業再開 ・大工,仕立屋,鍵屋,旅行代理店や写真屋等,顧客との密接な接触を伴わないサービス業の営業再開 ・図書館,博物館,ギャラリー,骨とう品店,書店の営業再開 ・優先度の高い受験者のための国家専門試験の実施 ・トップ・ランクの競技会に出場する,シニア・スポーツ選手団,各種目第1・第2カテゴリーに属するスポーツ選手のトレーニングの再開 ・市内及び郊外の公共交通機関の運行,フェリーの運航がない島への高速船の運航     〇第2段階(5月4日から) ・美容院,床屋,ネイルサロン等,顧客との密接な接触を伴うサービス業の営業再開。ただし、厳格な衛生措置に従うことが条件 ・一部の例外を除く公共医療機関の再開 ・民間医療機関の再開。ただし,特別な衛生上の措置の遵守が条件     〇第3段階(5月11日から) ・ショッピングセンターの営業再開。ただし,特別な衛生上の措置の遵守が条件 ・飲食店の店舗でのサービス再開。ただし,屋外のテラス席でのサービスのみ再開 ・宿泊施設での飲食サービスは,宿泊客のみを対象に許可 ・1つの場所につき10人までの集会の開催。ただし,他人との距離を取ることに関する措置の遵守が条件 ・幼稚園,小学校(1年生から4年生まで)及び特別学級の再開 ・研究,芸術,臨床活動の実施及び高等教育機関における少人数での実務活動 ・県をまたぐ公共交通機関の運行及び国内航空便の運航 ・県をまたぐ移動に必要な証明書(e-propusnica)の発行条件の緩和 ・国立公園及び自然公園の再開     〇その他 ・雇用主は,引き続き,衛生措置のとられた労働環境を提供しなければならないほか,可能な場合には在宅勤務を確保し,会議を中止またはテレビ会議を実施する義務がある。... »記事

木曜日, 3月 19th, 2020
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3月19日正午より、ドブロブニク空港閉鎖(新型コロナの影響により)

Gerd AltmannによるPixabayからの画像   「【旅行は今すぐ中止を】クロアチアも食料品店と薬局除く全店舗閉店へ」でお伝えしたように、本日(2020年3月19日)から一部の食料品店および薬局などを除く全店舗が閉鎖されたクロアチア。   海外からの入国も厳しく制限されているため、さすがに「今からクロアチアへ旅行に行くよ!」という方はいらっしゃらないと思いますが、念のための情報共有です。   本日お昼の12時からドブロブニク空港が急遽閉鎖となりました。   ドブロブニク旧市街の街並み   理由は本日、ドブロブニク空港で働く職員の方の中から、新型コロナウイルスに感染している方が1名確認されたから。   クロアチア市民保護本部の指示を受け、同空港は急遽閉鎖を決定したとのことです。   まだ情報が少ないため、現時点(19日16時時点では)ドブロブニク空港公式HPなどを確認しても手短な「空港閉鎖のお知らせ」だけで詳しいことは記載されていません。(現段階では公式HPよりもドブロブニク空港公式Facebookページの方現段階ではちゃんと情報が出ています)   「一時的な閉鎖」とのことですが、期間は記載されていないので今のは未定。   今後の動向を見守るしかありませんね。 ○ドブロブニク空港公式HP: https://www.airport-dubrovnik.hr/index.php/en/   ○ドブロブニク空港公式Facebookページ https://www.facebook.com/ZracnalukaDubrovnik/   また何かわかったら、当サイトでもこちらのまとめページ(「【まとめ】新型コロナ、クロアチア旅行は中止するべき?現地の状況は?(随時更新)」)に随時情報をUPしていけるように努めますね。   (2020年3月19日 小坂井真美)   (クロたびスタッフ・ブログ、Twitter、Facebookでは日々クロアチア各地の最新気候情報をはじめ、さまざまな情報をお伝えしています。よろしければフォローしていただけると嬉しいです)   【これを読めば完璧!?】 クロアチア旅行・観光のよくある質問集 みんなのご質問にクロたびスタッフがお答えします!   【クロたびスタッフの著書もよろしくお願いします】   ⇒ ガイドブック「アドリア海の素敵な街めぐり クロアチアへ」著書発売のお知らせ   「見落とすべきでない観光スポットは?」「おすすめのホテル、レストランは?」「お土産はどこで買えばいい?」など、これまで数えきれないくらい聞かれたご質問に対する答えをギュッと一冊に詰め込みました。   また当サイト(クロたび)では紹介していないお気に入りのカフェやレストランやホテル、お店、各町でのおすすめの過ごし方などなど・・・当サイトには載せきれていない情報もたくさん盛り込んでいます。   よろしければお手に取っていただけると嬉しいです。     ⇒ 「旅するクロアチア語」... »記事

木曜日, 3月 19th, 2020
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【旅行は今すぐ中止を】クロアチアも食料品店と薬局除く全店舗閉店へ

  ついにクロアチアも食料品店と薬局を除く店舗が全店閉店の措置が取られることになりました。   深夜2時頃、ヘンな時間に目が覚めたので、ふとテレビをつけてみたらニュースは新型コロナ関連の話題一色。寝ている間に大変なことに😱   クロアチアでは本日(19日)0時より、食料品店(スーパーやパン屋など)、薬局、キオスク、ガソリンスタンド、ベビー用品および動物用飼料販売店など「生活に欠かせないもの」を販売する店を除き全店30日間営業中止されることが発表されました。   19日よりあらゆるイベントや集会はすべてキャンセル。また博物館、劇場、映画館などもすべて閉鎖されます。教会でのミサも中止です。カフェやレストランも、原則営業禁止。   せっかく春が来て暖かくなってきたクロアチアでは(私はここ2週間、買い物以外一度も外出していませんが・・・)昨日(18日)までカフェのテラス席はいっぱいでしたが、今日(19日)から1カ月の間、カフェでの憩いのひと時も楽しめそうにありません。   またEU域外からの入域が30日間禁止されたことを受け、クロアチアでも本日(19日)より一部の例外を除き(※詳しくはこのあとお伝えする在クロアチア大使館からのメールをご覧ください)30日間原則クロアチアへの出入国ができない状態となります。   したがって、2020年3月19日からの30日間、クロアチアへの旅行は100%非現実的。残念ですが、少なくとも今日から30日後(2020年4月17日)までの間にクロアチア旅行を予定されていた方は今すぐキャンセルなさってください。   【3月22日追記】   本日クロアチア政府は「新型コロナ感染のさらなる拡大を防ぐため、3月22日より30日間、公共交通機関の運行を一時的にすべて停止する」とさらなる追加措置を発表しました。詳しくは「【重要】3月22日から30日間、クロアチア国内の公共交通機関・運行停止へ」をご覧ください。   また今後の状況によっては各措置が延長される可能性もあるため、4月下旬以降のクロアチア旅行を予定されている方も、引き続き慎重に情報収集に努めてくださいね。   【2020年3月25日更新】   新型コロナウイルスの感染拡大を受け、本日、外務省は海外への不要不急の渡航を中止するように日本国民に呼びかけました。世界中を対象に「不要不急の渡航をやめるように」と危険情報を出すのは初めての事態。   今度どうなるか先がまったく読めませんが、この調子では(あくまでも私の一意見ですが)4月いっぱいはもちろん、少なくとも5月上旬まで海外旅行は厳しいのではないかと思っています。   外務省の「たびレジ」などに登録され、引き続きご自身で今後の情報取集に努めてください。   なお、クロアチア現地時間2020年3月19日午前2時現在、クロアチア国内で確認されている感染者は89名、死者0名、回復した患者が5名と発表されています。   なお、先程クロアチアの民放で流れていたニュースによるとイストラ地方で1名自主隔離中の男性が亡くなられたそうですが、新型コロナウイルスとの関連性は現在確認中とのことです。   在クロアチア日本大使館からのメール ザグレブにある、在クロアチア日本大使館   次に(クロアチア現地時間)2020年3月18日23時30分に在クロアチア日本大使館より、たびレジ登録者および在留邦人に配信された情報をシェアさせていただきます。(今後の情報収集のためにも、ぜひみなさんも「たびレジ」に登録してくださいね)   (以下のメール本文は一部フォントを太字加工して編集しています)   ●3月18日,クロアチア政府は,EUへの入域制限に関する欧州委員会の提案を受けたクロアチア政府の措置について,クロアチア国境における一時的な移動禁止措置を発表しました。   ●3月18日,クロアチア政府は,新型コロナウイルス感染症対策として,一部サービス業や飲食店の営業中止等,市民の社会生活に関わる措置等を発表しました。   ●クロアチア政府は,新型コロナウイルスに関する情報を提供するウェブサイトを開設しました。また,新型コロナウイルスに関する専用ダイヤルとして,113番を開設しました。   ○18日午後6時,ボジノビッチ副首相兼内務相は,クロアチア国境における一時的な移動禁止措置を発表しました。この措置は,19日0時より30日間,実施されます。   これにより,原則,クロアチアの国境の移動はできなくなりますが,同内務相は,EU加盟国市民は出身国に,クロアチア国民はクロアチアに戻ることができるとしています。また,医療従事者,外交官,職務執行中の警察官や乗換え旅客等は,この禁止措置の適用外となるとのことです。   ○また,同日,クロアチア政府は,新型コロナウイルス感染症対策として,次の措置を発表しました。この措置も,19日0時より30日間,実施されます。   1 社会生活に関する措置 ・全ての公の行事及び集会のキャンセル ・社会の日常的機能に真に必要とされないサービス業(サウナ,プール,ディスコ,美術館等)の営業中止 ・飲食店は,食物の準備・宅配,公共食堂(当館注:炊き出しのような社会福祉目的のもの)を除き,営業中止 ・商店は,食品・衛生用品を扱う店,薬局,ガソリンスタンド,パン屋,整形外科用具,ベビー用品及び動物用飼料の販売専門店舗を除き,営業中止 ・客と直接的な接触のあるサービス業(美容院,理髪店,ネイルサロン,マッサージ等)の営業中止 ・ジム,フィットネス,スポーツ・センター,レクリエーション・センターの営業中止 ・全てのスポーツ競技会とトレーニングの中止 ・展示会,ショー,見本市,ダンス教室,子供向けワークショップ,その他のワークショップ,宗教的な集会の中止   2 労使関係に関する措置 ・雇用主は,被雇用者間の距離をできるだけ確保する,定期的に施設を検査する,衛生を強化する,施設の日々の清掃手段を確保する,消毒剤を用いたチェックポイントを用意する,定期的に(被雇用者に)情報を提供する必要がある。   ・雇用者は,可能な場合には在宅勤務を確保し,会議を中止またはテレビ会議を実施する義務がある。... »記事

火曜日, 3月 17th, 2020
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新型コロナ「今年のクロアチア旅行はどうするべき?」「現地の実情を教えて」というご質問に関して

  ヨーロッパでは新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い各国の国境が閉鎖されたり、一部の国・地域からの渡航者の隔離が義務付けられたり、国家非常事態を宣言する国などがでてきたり、日に日に異例事態をニュースで見聞きするようになってきました。   当サイトでは、クロアチアにおける新型コロナウイルス関連情報、特に観光客の方に関連しそうな情報を2月末よりお伝えしてきました。   一週間程までは「3月のクロアチア旅行、キャンセルするべきだと思いますか?」「日本からの渡航者は自主隔離を義務付けられると聞きましたが、実際どうなんですか?本当に自主隔離しないといけないんでしょうか?」というようなご質問が相次いで寄せられましたが、昨日(16日)あたりから次のようなメールが多く寄せられるようになりました。   (※なお、上記のご質問に関する私の回答は、連日ブログでもお伝えしているとおり、「3月のクロアチア旅行は中止されるべきです」「自主隔離は義務です。(罰則、罰金が科せられているケースも報告されています)」です。)     「ヨーロッパ、大変なことになっていますね。実際、クロアチアの一般市民の様子はどんな感じなんですか?」   「クロアチアではイストラ半島はすでにお店や学校がクローズされているというブログを読みました。クロアチア全土でも昨日(16日)から休校が始まっているそうですが、いつまで続けられるんですか?クロアチアでは、カフェやレストランは営業しているんですか?」   それから以前に引き続き「日本からの渡航者は14日間の自主隔離を義務付けられると聞きましたが、実際どうなんですか?本当に自主隔離しないといけないんでしょうか?いつまで続くのでしょうか?」というご質問が非常に多く寄せられています。   また5月以降に旅行を予定されている方から「今年のクロアチア旅行は中止するべきだと思いますか?現地の方の意見が聞きたいです」というご質問も多数いただきました。   ガイドや当サイトで紹介しているサービスのご依頼をくださっている方には、3月はキャンセル、そして少なくとも4月中旬頃までのご旅行は中止をご検討されることをおすすめするメールを差し上げ、また5月以降にご予約をくださっている方からのご相談メールはその都度お返事を差し上げておりますが、それ以外の方(当サイトをたまたま見つけてお読みくださっている方々)からも多数メッセージが寄せられておりますので、今回ここでまとめてお伝えすることにしました。   クロアチアの今の状況は? 3月に入ってからザグレブは毎日青空の良いお天気です!   まず「ヨーロッパ、大変なことになっていますね。実際、クロアチアの一般市民の様子はどんな感じなんですか?」というご質問に関しまして。   日本ではイタリアやフランスの現状は報道されているみたいですが、クロアチアの現地情報は少ないため、気になっている方もいらっしゃるみたいですね。   数日前の過去ブログでも現地情報をお伝えしてきましたが、3月17日現在のクロアチアでは、スーパーの棚がさみしい・・・などの変化はありますが、大きなパニックなどは起きていません。   知人から今日(3月17日)送られてきたザグレブ市内のあるスーパーの様子。お肉コーナーは空っぽです。   私自身も食べ物の買い出しなどのために数日に一度出かける以外、ほとんど外出していないですが、昨日、今日用事のために外出した家族や友達からは次のような声を耳にしています。   「昨日(16日)銀行に用事があって行ったけれど、コロナウイルス感染防止のため、一度に銀行内に入れる客は”対応係1名につき客1名”のみ。それ以外の客は外で待たされた」   「薬局も銀行と同様。一度にたくさんの人を店内に入れないので、おかげで薬局の外は人の長蛇の列ができていた」   「今日(17日)スーパーに買い物に行ったけれど、お肉がほとんどなかった。卵やトイレットペーパーも在庫が少なかったよ」などなど。   でも、「クロアチア中でお肉が買えない!」という状態ではありません。この写真も同じく3月17日にザグレブのあるスーパーで取られたものです。上のスーパーと同じ店舗です。   またクロアチア全土で一斉休校が始まり、子供たちはインターネットなどを使った学習を家で行っています。   また今日の夕方、クロアチアのテレビ番組のニュースを見ていましたが、ベビーフードやマスクの他、じゃがいもなど一部の食品の値段が高騰しているとのこと(需要が高くなっているものの値段が高騰しています)。   また日本で散々問題になった「マスク転売問題」ですが、どうやらクロアチアでもマスクを転売しはじめている人がいるみたいです。どの国にもこういう人っているんですね・・・。   3月17日、上の2軒とは別のザグレブ市内のスーパーで撮られた写真。お肉コーナーが空っぽです   また観光地のレストランはもちろん、いつもはたくさんの地元民で賑わう首都ザグレブの人気レストランも厳しい状況が強いられている模様。「客足がぱったりとなくなり、このまま開店し続けるのは厳しい。なので従業員には申し訳ないが、しばらく休業に入ることにした」とインタビューに答えていました。   また通学する子供たちの送迎を任されているバス会社のインタビューでは、一斉休校により仕事がなくなり「社員のお給料を払うのが大変」だと・・・。   野菜・果物コーナーも一部品薄状態です。(ザグレブのスーパー)   なおクロアチアでは、毎年夏の観光シーズン中(主に5月~10月)になると、内陸部(特にクロアチア東部・内陸エリアのスラヴォニア地方)からドブロブニクを中心とした海岸沿岸の観光都市に、たくさんの「Seasonal... »記事

月曜日, 3月 16th, 2020
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マンジュキッチ選手からのメッセージ。新型コロナウイルスと戦うみなさんへ

  世界中で感染拡大が続く新型コロナウイルス。   3月15日、クロアチア出身の有名サッカー選手マリオ・マンジュキッチさんがInstagramにクロアチア語と英語で次のようなメッセージを投稿しました(↓)   ... »記事